DREAM THEATER 98
Train of Thought (2003)

変態テクニカル暗黒プログレッシヴ・ドゥーム・メタル・バンド(笑)DREAM THEATER の 7th アルバム。

いやぁ~~~、キたね! 不穏な鬱気の充満を暗示させるモノクロームの不条理系アートワークから得られる常軌を逸した期待感に胸を膨らませながらプレイボタンをポチッと押すと・・・流れ出たのは #1 “As I am” の SABBATHY なドゥーム・グルーヴ・・・アレ?「ろ、ROSERICH?」(笑) なーんて手前味噌のヨタ話はさて置き(苦笑)、もうね…マジ一瞬で犯られたデスわ。

続くダーク&テクニカルに跳ねまくる #2 “This Dying Soul”、美しきドラマティックさに満ちた #3 “Endless Sacrifice”、この陰鬱な作品中では比較的キャッチーなメロを配した(必ずしもソレが必要なワケじゃないけど)変拍子チューン #4 “Honor Thy Father”、ピアノと弦楽に乗って穏やかな哀しみが歌われる美しき小曲 #5 “Vacant”、まさに「暗黒 Al DiMeola」な息をもつかせぬインスト超大作 #6 “Stream of Consciousness”、そしてさらに旋律の渦が怒涛のように畳み掛けるあまりに劇的なラスト・チューン #7 “In the Name of God”・・・と、そのダーク&ヘヴィな圧迫感に包まれた本作の出口無き迷宮サウンドの質感が、孤高たる奇跡の最高傑作 “Awake” の牙城に追随せんとする「内省系の陰気な香り」をとことん発散しているのがあまりに嬉し過ぎ!

ヲイヲイそりゃやり過ぎだろ!?お前ら実は馬鹿だろ!?って独り言を言いながら、あまりのアホさ加減に笑いが止まらない程の、目も眩まんばかりの悶絶ファスト・プレイの畳み掛けがどの曲にもたっぷりと配置され、その技巧が生む圧倒的なスリルと全編を覆うヘヴィなグルーヴのコントラストの妙は、凄まじいまでに魅力的だ。

全105分に及ぶ2枚組超大作だった前作 “Six Degrees of Inner Turbulence” が、良さを見出す前に集中力が途切れてしうほどの長閑さだったせいか、はたまた本作の異常な濃密さのせいか、7曲中5曲が10分オーバーという大作なのにスッゲーコンパクトな印象なのが面白い。アッという間に終わっちゃうもんね。(苦笑)

しっかし、本作での John Petrucci の有り得ない程の弾きまくりには、ホント背筋が凍るわ。全体に対するスネアの音量比で遂に故・Cozy Powell を抜き去った感のある Mike Portnoy のハード・ヒットな神業も相変わらずハジけてるし、Jordan Rudess は・・・何故か Tino Troy に変身してるし。(笑)

この手の暗黒プログレ・・・OPETHPAIN OF SALVATION もホント凄いし大好きだけど、やっぱ DREAM THEATER にはそれらを超越した凄さをまざまざと見せ付けられました・・・いやー、参りました!
 (Nov. 12, 2003)

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