12月2004
AD VITAM AETERNAM 78
Abstract Senses (2004)

フランスの男女ヴォーカルを要する6人組ゴシック・メタル・バンド AD VITAM AETERNAM のデビュー・アルバム。

掻き鳴らされる豪胆なリフとメランコリックなピアノの上でエンジェリック・ソプラノ・ヴォイスが邪悪に咆哮する男声を纏いながら天空を舞う、今時珍しいまでの初期 THEATRE OF TRAGEDY タイプの由緒正しき王道耽美派ゴシック・メタル。

女性シンガー Celine de Kerliviou 嬢の美しいソプラノには素直にうっとりとした溜息が漏れるし、ギターと鍵盤がフレーズを刹那に交錯させる泣き泣きアンサンブルのセンスの良さにも見るべき所は少なくないんだけど、厳かなメランコリーをヘヴィに綴ったミディアム~スロー中心の楽曲のメリハリ希薄な平坦な進行とB~C級なプロダクションのせいで、気付いたら最後の曲になっちゃってるタイプ。。。 この手の例に漏れず、聴いてる最中はメッチャ心地よかったりするんだけどね。

ちなみに歌詞は、一曲を除いてすべてが英語。その「一曲」である #8 “Les Meandres De L’ame” でのフランス語の響きがなかなか美味しかったりするんで、次作では是非全曲フランス語でお願いします。

 (Dec. 26, 2004)

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ALMORA 87
Shehrazad (2004)

トルコはイスタンブールを拠点に活動するフォークロアなメロディック・メタル・バンド ALMORA の 3rd アルバム。

オープニング・チューン #1 “Fantasy” にて、悶々と爪弾かれるアコースティック・ギターに続いてフルート/ヴァイオリンがリード楽器として超 XaMetalic な激クサ・テーマ・メロディを超絶疾走させた瞬間、誰もがガッツポーズっしょ、コレ。(笑)

アラビアン・ナイトを題材に据えたエスニック度満点のジプシー・メタルは、前述のような弦楽の乱舞に加えて Nihan Tahtaisleyen タン (vo,violin) の可憐に伸びる女声ヴォーカルをフィーチュアした、今後「民謡メタルといえば?」との問いには「トルコの ALMORA!」と即答したくなるようなインパクト満点の逸品。

一聴して ELVENKING の名を連想したけど、ツイン・ギターのフレージングやリズムの刻み方などバンドの骨格的な部分に IRON MAIDEN の影響を強く感じさせているのが、これまた辺境っぽくてイイ感じなんだよね。

もちろん、いかにも辺境メタルなB級ドタバタ感もしっかりと存在するではあるんだけど、冒頭で触れた劇メロ・スピード・チューン #1 “Fantasy” の他、続いて楽器群が一丸となって勇壮な民謡臭を撒き散らす #2 “Rainbow”、ヴィオラ/チェロを加えてさらに重厚かつアラビックに迫る #4 “1001 Nights”#5 “Shehrazad”、そして哀愁アコースティックな終曲 #9 “Dream On” あたりのフォーキーな感触はマジでタマランっす。

しかしコレ、是非ライヴで観てみたいなぁ。フォーク・パートでヴァイオリンを操る Nihan Tahtaisleyen タンとこちらも女性のフルート奏者 Bilge Kocaarslan タンMAGO DE OZ みたいに2人だけでステージ中央で絡んだりする様子を目の前にしたら・・・もももも萌え死んでしまうかもしれん!(馬鹿)

 (Dec. 26, 2004)

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ARWEN 78
Illusions (2004)

♂♀2人のシンガー+2人のギタリスト+2人のキーボード奏者を擁する8人組・・・という豪勢な編成自体が既に個性っぽいスペイン産メロディック・メタル・バンド ARWEN の 2nd アルバム。

DARK MOOR meets ANGRA(やや喩えが良過ぎ/汗) ってなチョイと繊細なプログレ・テイストが入ったシンフォニックなユーロ XaMetal は、路線としてデビュー作のそれを継承しつつも、前作での弱点だった大所帯ゆえのドタバタな未整理さと貧弱さを感じたプロダクション面の不安を見事に払拭した、非常に大きな成長が目に見えるナカナカの出来。

音像そのものに逞しさを司る芯の太さが宿った結果、この ARWEN の魅力である煌びやかなしなやかさに包まれた楽曲群はさらに洗練されたようだ。

そんな風に、本作はバンド ARWEN の確かな前進を感じさせる意欲作であるのは間違いないんだけど、やっぱ「まだまだ」な所も目についちゃうんだよね。シンフォ・パートに、意図的かと思う程 TV ゲームっぽい安っぽさを感じる箇所があったり、アレンジ/アンサンブルが8人組というゴージャスな編成を全く生かしきれていない凡庸なものだったり・・・つまるところは楽曲自体も「悪くない」ってレベルだったり。(汗)

♀シンガー M. Carmen Castano タン の歌唱も相変わらず出現頻度低めなんだけど、#6 “Keltia” の冒頭部での北欧フィメール・フォーク/ゴシック大爆発な悶絶感には激萌え!! 美しいスロー・チューン #11 “Lullaby” もハマっているだけに、次作では是非これら雰囲気をもうチョイ多めにフィーチュアしてくれたら嬉しいなぁ。

 (Dec. 21, 2004)

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AUDIOVISION 65
The Calling (2004)

このオレを予想外の悶涙攻めにした先の DIVINEFIRE でもシンガーとしてなかなかの仕事っぷりを見せた NARNIAChristian Rivel (vo) が、自分を中心に Lars Chriss (g/LION’S SHARE), Michael Hoglund (b/ex-THUNDER), Thomas Broman (dr/ex-Electric Boys), Andreas Lindahl (key/PLATITUDE) と共にスタートさせた北欧メタル・プロジェクト AUDIOVISION のデビュー・アルバム。

Bruce Kulick, Jeff Scott Soto, Tony Franklin, Mats Leven, Mic Michaeli, Thomas Vikstrom, Mattias ‘IA’ Eklundh, Janne Stark, Tommy Denander, Carl Johan Grimmark 他のそれなりに魅力を感じるゲストを集めてみたものの、中後期 TALISMAN のアレでナニな部分をさらに向こう側に一歩推し進めたようなモダンで骨太な北欧メタルは、「らしい」メロディックさを持っているのは確かながら、全体的にはリリース前に部分的にチラっと聴いて得た思わず「おぉ!」と呻いた程のメロメロ方向への期待を打ち砕くやや残念な出来・・・。

Thomas Broman (dr) の程よく豪快なグルーヴは相変わらず気持ちイイんだけどな。

 (Dec. 26, 2004)

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DGM 89
Misplaced (2004)

イタリアの技巧派メロディック・メタル・バンド DGM の 5th アルバム。

傑作 3rd アルバム “Dreamland” にてプログレッシヴ・メタル・バンドとしてのハイライトを築きながら、前作(4th)では成熟した充実感を溢れさせながらもやや散漫な迷いを垣間見せた姿がちょっとした不安を覗かせていたが、本作にはその不安を見事に払拭し新たな領域に歩を進める勝負作と呼べる内容を封じ込めることに成功したようだ。

メンバーそれぞれの懐の幅広さを滲ませる柔軟な超絶テクニックを用いたプログレッシヴかつ劇的なサウンドが DGM の魅力だが、今回はその魅力的な手法 ――― SYMPHONY X, DREAM THEATER に通じるスリリングなテクニカル・プログ・エッセンス ――― はそのままに楽曲の作風をグッとスピーディかつストレートな方向に寄せていった印象で、#2 “Is Hell without Love”, #5 “Pride”, #6 “Amazing Journey”, #8 “Perennial Quest” と4曲もの悶絶疾走チューンが怒涛の如く押し寄せる様は、これまでの彼らには希薄だった若々しい勢いの良さを感じさせている。

疾走曲で押すだけではなく、哀愁メロハー的とも言えるキャッチーな手触りの #3 “Through My Tears”, #7 “A New Day’s Coming”、そして希望的展開が感動を誘う大仰なバラード(後半のロック・ドライブもタマラン!!)#4 “Still Believe” といったメロウ・サイドの充実も嬉しく、全体的にこれまでになく楽曲の粒を揃えた結果、力強く響く「谷さん」こと Titta Tani (vo) の旨味ある熱唱とイタリア No.1 マエストロ Diego Reali の悶絶ネオ=クラシカル・プレイがこれまで以上に映える映える!

特に今回の Diego Reali のプレイは、ソロの入りッ端やファストプレイに縺れ込む瞬間の扇情フィーリングに神憑った何かを存在を想わせる、ここに来て吹っ切れた感のある強力な凄まじさで、その構築力たるや Johnny Ohlin 様 (DIONYSUS) に匹敵するかと錯覚を覚えるほど。いや~、イイッス。まさに悶絶。

前作でも目立っていた激テク・ベース・プレーヤ Andrea Arcangeli (CONCEPT のメンバーでもある!)の、楽曲のアンサンブル上非常に重要な要素としてランニングするベース・ラインも、よりもこなれてきた感じで自然に耳を捉えるね。何気にフレットレスもなかなか上手いし。

ボーナス・トラックとして収録された 日本のアニメ『北斗の拳』のオリジナルは CRYSTAL KING によるテーマ・ソング “愛をとりもどせ!!” の話題の日本語カヴァー #9 “You Wa Shock” は・・・ Titta Tani 以外が歌ってるパートが余りにもショボいが、当時の歌謡曲的いなたさ溢れるアレンジをほぼ忠実に再現した演奏とマッチしてはいるから、それもまぁ味っちゃあ味か。(苦笑)

 (Dec. 22, 2004)

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DIVINEFIRE 92
Glory Thy Name (2004)

過去には AM I BLOOD, SINS OF OMISSION にも籍を置いてきた現 RENASCENT のスウェーデン人マルチ・プレーヤー Jani Stefanovic (dr,g,key) が、NARNIA のシンガー Christian Rivel をパートナーに組み上げたシンフォニック・メタル・バンド DIVINEFIRE のデビュー・アルバム。

あのー、最初にもう降参しといてイイデスか?(苦笑) 悶々と煌く気高きネオ=クラシカル・メタルが、現代欧風メロディック・スピード・メタルの明快な疾走感、そして北欧シンフォニック・ブラックの禍々しい圧力までもを備えてしまったその壮麗なる御姿ってば、もう年の瀬だってのにヤヴァイくらい魅力的に輝きながら降臨しちゃってるぢゃナイデスカ!! いや~、参った!

爆発するオーケストレーションとデス・ヴォイスのアクセントが暗黒アグレッションを演出しながらダイナミックに超速疾走するスケールの大きな超ドラマティック・メタルは、どの曲も大仰なクラシカル・フィーリングが支配する荘厳な音像ながら、Christian Rivel (vo) がしっかりと歌メロに滲み込ませたキャッチーなフックが、つい一緒に歌いだしてしまいたくなる聴き易さをも持ち合わせているのが◎。

名曲クラスの存在感を放つ #3 “Never Surrender” をはじめとする上記スタイルのスリリングな楽曲群に加え、今時珍しい後追いコーラスが逆に新鮮なベタベタな叙情バラード #6 “Pay It Forward”TALK OF THE TOWN の遺した北欧メタルの隠れた名曲のカヴァー #8 “Free Like an Eagle”CRADLE OF FILTHCANDLEMASS とでも形容できよう10分に及ぶ暗黒大作 #9 “The Spirit” らのやや毛色の違った楽曲がもたらす程好いヴァラエティ感も、濃密な本作をバランスよく一気に聴かせるのに見事に一役買っている印象だ。

そして素晴らしいのが、全編で大胆にフィーチュアされた Carl Johan Grimmark (NARNIA), Pontus Norgren (TALISMAN, GREAT KING RAT) 両者による「ピロピロ」でない由緒正しき「本物のネオ=クラシカル・プレイ」! まるで「どちらが正式な Yngwie フォロワーか!」を競うが如くの鬼気迫る弾きまくり合戦の前には、我が身は無力にも失禁と脱糞で感動を表明するしかない。。。。

まぁ欲を言えばだけど、Christian Rivel の歌唱が「アレ?こんなに歌える人だったっけ?」と思えるほどにイケテルではあるんだけど、背後で鳴り響く楽曲&演奏があまりに超絶なレベルなだけに「普通に上手いだけ」ってことが贅沢にも物足りなく感じる・・・って部分は、今後何かしらの期待をしたいところではあるかな。

とにかく、本来ネオ=クラシカル・メタルこそが「シンフォニック」という要素に最も近い位置で生息していたはずなのに、その忌むべき保守体質(必要悪でもあるんだけど)のためにこれまで理想的な協調を見ることが出来なかったが、その「シンフォニック」がデス/ブラック・メタルや欧州シンフォ・メタルでの長期に亘るフィールド・テストを経て、今まさにネオ=クラシカル・メタル・フィールドに帰還したかの、ネオ=クラシカル・メタル全体の新たな進化を予感させる記念碑的な一枚ですわ。

 (Dec. 22, 2004)

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DUNGEON 82
One Step Beyond (2004)

オーストラリアの実直パワー・メタル・バンド DUNGEON の 4th アルバム。

2003年に開催された伝説のメタル・フェス「スカ全」(正式名称:MELODIC METAL FESTIVAL in JAPAN)でベールを脱いだその凄まじいまでのポテンシャルの高さと信念に満ちた漢気をそのまま銀盤に封じ込めたかのこの新作・・・めちゃくちゃクオリティ高いんですけど!?(驚)

重量感を損なわず疾走する強烈なリズム、剛健に弾ける強靭なリフ、泣き系ですらあるウェットなテクニカル・ギター・ソロ、そして堅実な歌唱力で歌われるワイドレンジの激情歌唱・・・というどこにも隙の見当たらない要素群で構成されたしっかりと哀愁を湛えたドラマティックなパワー・メタルは、まさに「これがヘヴィ・メタルだ!」と胸を張りたくなる理想系に近い出で立ちだ。

IRON MAIDEN ベースに欧風の最新ムーブメントをきっちり消化して進化を続けた米産バンド的な明快なキャッチーさも魅力なんだけど、その「明快であるが故」の翳りの少なさ・・・なーんとなく浅い感じ(上手く表現できないなぁ…)・・・が、本作を諸手を挙げて絶賛しつつもその実はイマイチのめり込めてない一つの理由なんだよな。

ANTHRAX, QUEEN, DURAN DURAN という意外な3曲のカヴァーが収録されてるけど、その中でも QUEEN のカヴァー #10 “The Hero” が意外とハマってるね~。

 (Dec. 19, 2004)

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EDENBRIDGE 76
Shine (2004)

オーストリアのシンフォニック・メタル・バンド EDENBRIDGE の 4th アルバム。

更にケヴァくなったお姿が一部に好評な Sabine Edelsbacher 嬢の癒しヴォイスから、これまでちょっと気になってた独特のクセが減少し、さらにはパワーに頼らない自然な流れが中近東~東洋な癒しを誘うエスニック・フレーヴァーの旨味を見事に引き立たせていて、非常に聴きやすくなった印象。

それもこれも、メタル方面への無理を避けて穏やかさを追求したかの、これまでになく焦点が絞れてきた感のある作風のおかげかな。プロダクション的な完成度の高さも味方して、本作でバンドとしてのプレゼンスをさらに向上させることに成功したと思えるわ。

ただ、このバンドの癌である Lanvall の情感皆無なピロピロ・シャラシャラ・ギターは相変わらず癇に障り続けているんで、今後いっそのことギターレスにしてさらにアンビエントかつアトモスフェリックな方面に進んでくれると非常に嬉しいんだけど・・・。

 (Dec. 19, 2004)

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IMAGINERY 86
Long Lost Pride (2004)

NIGHTFALL, SEPTIC FLESH で現在は FIREWIND で活躍するイケメン鍵盤奏者 Bob Katsionis 率いるメロディック・スピード・メタル・バンド IMAGINERY の 2nd アルバム。

ここ最近の Bob の多作っぷりに、本作もやっつけのプロジェクト的な胡散臭さを覚悟して買ってみたけど・・・これがなかなかどうして、ここで聴ける高い技量と奥深いセンスに支えられてしっかりと疾走するメロディック・メタルってば、驚くほどに上質なバンド然とした出来でマジ超ビックリ。

多彩なアレンジと共に疾走するどの曲もを歌/テーマともに非常にキャッチーなメロディで溢れてさせてるそのセンスのよさには脱帽モノ。TEARS OF ANGER にも籍を置くシンガー Bjorn Jannson の荒れた声質(ちょい荒れ過ぎな場面もあるけど/汗)でのブルーズ・ベースな節回しが明らかな Jorn Lande への憧憬を感じさせる歌唱のせいもあって MASTERPLAN が思いっきりメロスピ寄りになったかの喩え方も出来るかも。

ソロ作でも驚かされた Bob 自身による十分に「激テク」な範疇にあるギター・プレイは本作でもキーボード以上にフィーチュアされているが、その他にもゲストで盟友 Gus G. とオランダ No.1 ネオ=クラシカー Marcel Coenen (SUN CAGED) の激烈な客演も嬉しいわ。

時にブラストをもカマしながら(!)テクニカルな疾走感を生んでいる SYSTEM SHOCK のリズム隊 Mark Adrian (dr), Olof Sundfeldt (b) のナイスな仕事ッぷりも◎。

 (Dec. 19, 2004)

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IMPIOUS 86
Hellucinate (2004)

スウェディッシュ激烈デスラッシャー IMPIOUS の 4th アルバム。

おぉ、これは驚きの大成長だ。闇雲に突進する快感はこれまでどおりに、それだけでなく絶妙な間の取り方やヘヴィ&スローな抑揚の妙、さらには Kai Hansen 的ゴッド系ヴォイス(笑)をも絡めてしまう多芸さを身に着け、曲中で着目点を多彩に移り変わらせながら聴き手を一気にエクスタシーに導くその構成力はお見事の一言。

そしてこの IMPIOUS の最大の魅力でもあるネオ=クラシカル素地のメロディックギターの登場頻度が前作よりチョットだけだけど増加した印象なのも嬉しいな。惜しくも音色がやや線が細くふくよかさに欠けるも、メロメロになり過ぎない好バランスで(いや、なっても全然ウェルカムだけど)効果的に切れ込んでくる悶絶旋律はやっぱ美味しいわ。

ラストを飾る9分超の大曲 #10 “Suicide Park” のゴシカルなヘヴィ・グルーヴがじわじわとこの身を蝕む快感が今後への期待をさらに強固なものにして幕を閉じる本作を持って、この IMPIOUS が帝王 THE CROWN 亡き後の My メロディック・デスラッシュ欲を満足させる重要な位置に居座るのは間違いないね。

 (Dec. 20, 2004)

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OMNIUM GATHERUM 70
Years in Waste (2004)

フィンランド産メロディック・デス・メタル・バンド OMNIUM GATHERUM の 2nd アルバム。

SOILWORK 型のモダン・エクストリームを基本に、テクニカルな美麗ギター・プレイをフィーチュアした多くの人気メロディック・デス・メタル・バンドの美味しいとこを上手く採り入れたブルータルでありながらスマートなサウンドは、前作同様に鋭い切れ味のギター・プレイとそれを生かした楽曲のクオリティの高さが光っている。

本作では、よりスラッシュ・メタル的な荒々しさを強めると共に、知的さを感じさせる凝ったアレンジも目立たせる・・・といった、奥行き/懐の深さを見せ付けようとの目論見も読み取れるんだけど、それによってちょっと散漫になっちゃったかな?

とにかく、この OMNIUM GATHERUM に期待していた要素はほぼ全て期待していたレベルでちゃんと伝わっては来るんだけど、前作を聴くと頻発する「狂おしき悶絶の瞬間」がほとんどなくて、いまいちリピートしようという意欲が起きないんだよね・・・。

そうなってくると、デス・ヴォイスの空気が抜けるような弱々しさも気になってきちゃって更に聴く頻度が少なくなる・・・という悪循環。10年後くらいにまた引っ張り出して聴いてみますわ。

 (Dec. 18, 2004)

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ONMYOUZA (陰陽座) 72
Kumikyoku ‘Yoshitsune’ (組曲「義経」) (2004)

お茶の間方面へのアピールが進境著しい、我が国が誇る妖怪ヘヴィ・メタル・バンド 陰陽座 が、2004年9~11月にかけて3ヶ月連続でリリースしたマキシシングル3枚の表題曲で構成された3部構成の組曲を、ここでは3枚まとめて1作品扱い。ま、最後にリリースされた終曲 “来世邂逅” に、3枚まとめて入るボックスも付いてたことだし。

ロックなグルーヴがドライヴする中で天才・瞬火 (b,vo) の説得力ある歌声がキャッチーに響く序曲 “悪忌判官”、14分にも及び目まぐるしく表情を変えるシアトリカルなプログレッシヴ・ドゥーム超大作 “夢魔炎上”、そして黒猫タンがしっとりと歌い上げる J-POP・・・いや、かつての「ニュー・ミュージック」に通じる(演歌ちっくですらある?)歌謡チューン “来世邂逅”・・・と、歌詞に反映されたテーマこそ「義経の生き様」という統一されたものだが、楽曲としてはほぼ関連性のないもので、肝心のそれぞれの楽曲の出来も・・・まぁ悪くはないってとこで、これまでの 陰陽座 の楽曲のどこかで聴いたことのある「自身の焼き直し感」が強いソコソコな出来だなぁ。

カップリングの忍法帳シリーズ3曲も・・・うーん、それぞれタイプが違う非本流チューンなんだけど、上記と同様のありがちな感じ。つーか、瞬火君・・・SUS4 使い過ぎだって!(苦笑)

ま、次のアルバムが出るのを待ってよっと。

 (Dec. 19, 2004)

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PERSEFONE 89
Truth Inside the Shades (2004)

スペインとフランスの国境はピレネー山脈の山間に位置する「アンドラ公国」なる初聴の小国から飛び出たプログレッシヴ・メロディック・デス・メタル・バンド PERSEFONE のデビュー作。

ピアノが響くクラシカルなイントロ #1 “My Unwithered Shrine” でオォッ!?と乗り出したこの身は、続く #2 “The Whisper of Men” での予想を遥かに上回る凄まじさに完ッ全ッにひっくり返ったっちゅーの。

なぜなら、スピーカーから聴こえてきたブラックな絶叫/ロウなグロウル/豊かなクリーン・ヴォイスという表現を多彩にスイッチするシンフォニックなメロディック・デス・メタルには、アコギ/ピアノが幽玄に響く耽美ゴシック・テイスト、「テクニカル・ロック」と呼びたくなるプログレッシヴなスリル、そして・・・全編これでもかとネオ=クラシカルに弾きまくられる悶絶ギター・ワーク!というMy好みストライクな要素が満載だったのだから!

本作は2002~2003年に録られたデモの商品化ということで、プロダクションのクオリティはソコソコ(とはいえデモ・レベルとは思えぬ高い質感だが)だし、まだまだ未整理でとっ散らかった部分が存在するのも事実だけど、この強引に喩えるならば CHILDREN OF BODOM + OPETHEMBRACED (!) ってな素晴らし過ぎるスタイルを持った7~10分台中心の大作志向な暗黒ドラマの絶品なるアーティスティックな輝きは、十分にこの PERSEFONE の未来を明るく照らしていると思えるわ。

レコーディング・ラインナップとは異なる最新メンバーで録られた新曲 #7 “The Haunting Of Human’s Denial” の、一筋縄ではいかない独創的なオリジナリティも、この後に控えているであろう「真のデビュー作」への期待をイヤでも募らせるね。こーゆーのマジ好きッス!

 (Dec. 19, 2004)

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PETE SANDBERG 83
Reflections (2004)

ALIENMIDNIGHT SUN と様式畑を渡り歩いたスウェーデンの実力派シンガー Pete Sandberg のソロ・アルバム第三弾。

穏やかなアコースティック・サウンドで描かれる、北欧ののどかな田園を照らす雲間の日差しの如く陽陰が交錯する仄かな哀愁を湛えた郷愁に満ちた楽曲は、クリスマスに彼女とスイート・ルームで聴いてもバチーリ OK なコンテンポラリな仕上がりデス。哀感たっぷりかつロマンティックな #3 “After the Hurt is Gone”#4 “Heaven Belongs to You” の流れなんか、どう考えても非メタルなお嬢だろうが悶絶必至っしょ!(笑)

こうして改めてバラード・アルバムをじっくり聴くと、Pete の声って・・・Jon Bon Jovi に似てないかなぁ?

どうでもいいけど、ちょいと前に出た SILVER SERAPH のアルバムがなかなか気に入ってたんで、そろそろそっちの方もやって欲しいんですけど。。。

 (Dec. 19, 2004)

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SHY 83
Sunset and Vine (2004)

英国の伝統的メロディック・ハード・ロック・バンド SHY の 8th アルバム。

真の復活作となった前作の延長線上と呼べるややマイルドな作風の本作は、正直、強力だった前作の頭3曲級のインパクトは無いものの佳曲をバランス良く並べ、復活後に感じられた寄せ集め感が生んでいたある種の「いかがわしさ」はすっかり姿を消し去り、初期の彼らが寄り道をせず年輪を経て順当に進化したかの成熟の一枚となっている。

ここに来てさらに Steve Perry 化の進行が顕著な Tony Mills (vo) の伸びやかに澄んだハイトーン・ヴォイスが前作同様に JOURNEY に通じる手触りを演出するも、しっかりとギター・リフが刻まれる上で Steve Harris (g) の伸びやかに飛翔するエモーショナルな熟達メタル奏法がリードする楽曲の色合いは、紛れも無く愛する SHY 本来の色彩そのものだ。

往年の彼らの作品を覆っていた「哀愁」が、確実に復活しているのも嬉しいわ。

 (Dec. 21, 2004)

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SILENT FORCE 85
Worlds Apart (2004)

ドイツをベースとするメロデイック・パワー・メタル・バンド SILENT FORCE の約3年ぶりの 3rd アルバム。

オープニングの #1 “Ride the Storm” のイントロでいきなり飛び出す日本の童謡 “たのしいひなまつり” の旋律を「あざとい」と穿るか「まぁ Alex のことだで仕方ないわなぁ」と悟るかでその後の印象は変わるだろうが、シンフォニック/キャッチー/ネオ=クラシカルという各テイストをそれぞれ程よくブレンドしたピュア・ジャーマン・メタルは、これまで同様に非常にクオリティの高い優等生的なものだ。

今回特に感じたのは DC Cooper (vo) の歌唱と楽曲のマッチングの良さで、3年の歳月を掛けた甲斐のある充実した出来の楽曲群で聴ける多くのメロディが、DC の一番美味しいピッチでの旨味をたっぷりと含み、それが良質のフックに繋がっている様子がなんとも頼もしいわ。

惜しくらくは、前作での “We Must Use the Power” 級のキラー・チューンが見当たらないことと・・・Alexander Beyrodt (g) のギター・プレイなんだよな。ネオ=クラシカル全開でありながら Yngwie ファンっぷりをちょいと控えた今回のフレージングのセンスは確実に過去最高の内容であることは間違いないんだけど、ここで聴けるピッキングのバタバタっぷりは、彼のプレイに生で接してそのマジ超絶な上手さを知っているだけに「なななな何で Alex この程度のテイクでOKしちゃってんの???」ってな疑問符が浮かびまくり。。。

ま、2005年3月に予定されてる初来日(祝!)を楽しみにしよっと♪

 (Dec. 19, 2004)

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SLUMBER 88
Fallout (2004)

スウェーデンから登場した絶望ゴシック・メタルの新星 SLUMBER のデビュー・アルバム。

弾力に満ちた豊潤なギター・プレイと哀切に打鍵されるピアノの響きが織り成すドゥーミィなダーク・グルーヴが OPETH, ANATHEMA のそれに通じる出口の無い絶望の闇を描くも、その周りを縁取るしっかりとツイン・バスを活用するフィンランド的哀愁ノリノリ・ドライヴ、そして TRISTANIASIRENIA の名をも想起させる女声/クワイアの荘厳極まりない反復までもを用いて壮麗に表現する、これまでありそうでなかった「躍動する絶望感」が実に新鮮。

ワビサビを備えた大人のプレイから「本物」の香りがプンプンと漂うのも魅力で、地に足の着いたディープなグロウルが吐き出す悲壮感も素晴らしいの一言。5分台中心にバランスよくまとまった楽曲は、同じ絶望メタルである VIRGIN BLACK, SHAPES OF DESPAIR などを聴いて感じてた「聴き続けるうち正直チョイとしんどくなる部分」を瑞々しい耽美旋律をキーにして見事に克服したごとくの達成感に包まれているかのようだ。

そんな「体育座り系絶望ゴシック・メタル」の新たなスタンダードの誕生を想わせる本作にもっともっと耽溺したいのに、ランニング・タイムがたった全7曲37分51秒とは・・・あまりに酷過ぎるッス!

 (Dec. 26, 2004)

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THALION 73
Another Sun (2004)

ブラジルが生んだ新たなメロディック・メタル・バンド THALION のデビュー作。

プログレッシヴな小賢しさを孕みながらテクニカルに疾走するドラマティックなスタイルには、楽曲のスタイルそのものから若さに似合わぬ達者なギター・プレイの思慮深いフレーズ運び、果ては柔らかなコーラス・ワークにまで祖国の先輩 ANGRA の匂いを滲ませている。

そこにこの THALION ならではの味わいを与えているのが、見目麗しき若干18歳の萌え萌え女性シンガー Alexandra Liambos 嬢。まだまだ一本調子な薄味歌唱は残念ながらバンドの格を ORATORYVISION OF ATLANTIS に毛の生えた程度のクラスに留めてしまっている・・・。

・・・が、そんな Alexandra タンにしっかりと備わったその純朴な透明感が導く NIGHTWISH・・・というか EDENBRIDGE 的な癒しフィーリングには、今後もし良い方向に転べばもしかしたらもしかするかも?と十分に思わせるだけの魅力が存在するのも確か。本編ラストのバラード #10 “The Encounter” での Michael Kiske とのデュエットもいい感じだしね。 #8 “The Poetry” での EVANESCENCE 風味は・・・ご愛嬌?

平均年齢20歳の若々しい勢いは眩しいほどに弾けているし、「年齢の割には」ではない普遍的な完成度の高さもあるしで決して悪くない一枚ではあるんだけど、所々で微妙な惜しさが目立ってるのが残念な感じ。まぁ次作も間違いなく買うだろうから、その時の成長っぷりを楽しみにしてよっと。

 (Dec. 26, 2004)

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THE HAUNTED 79
rEVOLVEr (2004)

スウェディッシュ・デスラッシャー THE HAUNTED の、1st で歌っていた Peter Dolving (vo) を出戻らせての 4th アルバム。

相変わらずのヤヴァげな犯罪臭を漂わすクールな都会感に包まれながら今回展開されるのは、その Peter のアグレッシヴに言葉を放射しながらクリーンな旋律感もしっかり塗布可能な意外に多彩な歌唱を軸にした、ビートそのものこそ激烈ながら明らかにこれまでよりスピードを控えた印象のミドル・テンポが目立つ落ち着きを感じさせる作風だ。

先人のみが持つ孤高の風格をさらに押し上げるかの「余裕」を見せ付けるこのグルーヴィでリズミカルなスタイルは、その広がった空間に鬼神 Per Moller Jensen (dr) の凄技が更に冴え渡るも、ヴォーカル・パートの温度の高さと演奏パートの冷淡なクールさに妙な居心地の悪さを覚えるのも確かだなぁ。。。 うーん、なんとももどかしい感じ。

・・・ってーか、ただ単に、勝手にこの THE HAUNTED に期待してしまっているテクニカル叙情ギター・ワークが、ここ一番の効果は従来どおり強力ながらその出現頻度がさらに減少してしまったのせいでこの耳を捉えなくなっただけかもね。(苦笑)

あ、IMPIOUS “Hellucinate” と同時に買ったのも失敗だったわ。 だって、明らかに分が悪いもん。(汗)

 (Dec. 19, 2004)

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WITHIN TEMPTATION 93
The Silent Force (2004)

オランダが誇るトップ・オブ・シンフォニック・ゴシック・メタル・バンド WITHIN TEMPTATION の待ちに待った 3rd アルバム。

荘厳なクワイアに導かれてエンジェリック・ソプラノが天空から舞い降りる優雅な様に、思わず前作リリースから現在までの約4年の間の出来事が走馬灯のように脳裏を巡る幽玄たるイントロダクションに続き、オープニング・チューン #2 “See who I am” のダイナミックに爆発したシンフォニック・リフの爆風が吹き去った後塵とともに Sharon Den Adel タンの口から可憐な萌え歌唱が漏れ出した瞬間、この後の全てが素晴らしい内容だと早くも確信。そして終曲 #13 “The Swan Song” のラストでストリングスの余韻が消え去り、レーザー・ピックアップがしばしの休息に入ったと同時に、その確信は事実として確認された。

いやー、マジでいいッ! リリース前にリーダー・トラック #4 “Stand My Ground” の P.V. を目にし、その映像の演出手法から EVANESCENCE への擦り寄りを懸念していたが、それは一切杞憂だったわ。その #4 “Stand My Ground” をはじめとする、コンパクトだけど大仰でモダンだけどクラシカルで、その芯にはしっかりとフォークロアなケルティック風味が息衝くキャッチーな名曲の数々は、長いこと待たされた甲斐のある「WITHIN TEMPTATION 色」の逸品揃い。

力強くキックが踏み込まれ、シンフォニックな衣を纏ってはいるものの野太いギター・リフが振り下ろされるしっかりとヘヴィ・メタルな肉体を維持しながら、本作では NHK の紀行番組の BGM に使われても何の違和感もないだろう、例えば ENYA あたりにも通じるコンテンポラリなワールド・ミュージックの聴き易さまでもを備えたのがなんとも恐ろしい。

それも、国家プロジェクト・レベルの予算の存在を深読みさせる、密度濃く隙のない見事なアレンジのおかげか。オーケストレーションの空前絶後の見事さは言うまでもなく、まるで全ての楽器の全てのアタックのカーヴを一つ一つ丁寧になだらかに削り、リヴァーブの残響音の粒子一粒一粒まで計算したかのような完璧なプロダクションのクオリティの高さはマジで驚愕ものだ。

ま、それらの事項が引き立て役となって厳かに響き渡る Sharon タンの麗しき美声がすべてなんだけどね♪

 (Dec. 20, 2004)

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WONDERLAND 84
Follow me (2004)

LABYRINTH, VISION DIVINE, SHADOW OF STEEL といったイタリアの中堅どころのメンバーで構成されたイタリアン XaMetal バンド WONDERLAND の本邦デビュー盤となる 2nd アルバム。

ベースとなっているのは確かに Underground Symphony ド真ん中にナイーヴに疾走するいかにもな欧州美旋律 XaMetal なんだけど、全編で空間を彩るキーボードの「ディスコティック」とさえも呼びたくなるキッチュな音色によるレトロモダンなアレンジと、シンガー Alexx Hall の女々しさ満点の超マイルド歌唱が発散する、ヘヴィ・メタルを超越した独特のポップ・センスがツボを刺激しまくるねコリャ。

中でも、#3 “Call My Name”, #6 “Winter Silence”, #8 “Follow Me” らのメロウ・サイドの楽曲での哀愁が夕空に広がるユーロ・ポップな慕情の滴りは、久しく体験していなかった絶品に近い味わいだ。

うーん、こういうポップ方面への期待をしていなかった分、スッゲー得した気分♪

 (Dec. 19, 2004)

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