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ARCTURUS | 85 |
| Sideshow Symphonies (2005) |
以下のメンツによるノルウェーのブラック・メタル・オールスター・プロジェクト ARCTURUS の 4th アルバム。
ship captain: Steinar Sverd (key/THE KOVENANT,ex-MORTEM)
warcraft engineer: Hugh Mingay (b/VED BUENS ENDE,ex-ULVER)
turret gunner: Von Blomberg aka Hellhammer (dr/MAYHEM,WINDS etc.)
medical supplies: Tore Moren (g/CARNIVORA,ex-JORN)
space navigator: Knut Valle (g/ex-ULVER)
alien translator: Simen Hestnaes aka ICS Vortex (vo/DIMMU BORGIR,ex-BORKNAGAR)
もはやブラック・メタル色はほぼ皆無ながらしっかりと暗黒なエクストリーム感を備えたスペーシーなシンフォニック・メタル・オペラは、前作同様へヴィ・メタルに寄り添う全ての要素を呑み込んだ奇跡的にセンスフルなもので、その“音楽”としての崇高なる完成度の高さは圧巻の一言だ。
OCTAVIA SPERATI の Silje Wergeland 嬢 (♀vo) をゲストに迎えた大作 #2 “Shipwrecked Frontier Pioneer”、ギター・チームのネオ=クラシカル・センスが嬉しく炸裂する #6 “Moonshine Delirium” など、Hellhammer 先生の神懸った凄腕ドラミングをはじめとする“超絶技巧”と表現しても差し支えないだろう演奏力で緩急たっぷりに描かれるプログレッシヴな大宇宙の抽象画は、クセのあるごった煮な風合いが呼ぶいかにも ARCTURUS らしいアヴァンギャルドなアート感覚を浮遊させながら、それと全編に亘って配されたへヴィ・メタリックなダイミズムが融合する様がなんとも心地良い。
一方、Trickster G. Rex aka Garm (vo/ULVER) に代わってシンガーの座に就いた Vortex が漆黒の宇宙空間に響き渡らせる朗々たるクリーン・ヴォイスは・・・ちょっと平坦な感じだよなぁ。。 もともと表情豊かな声色ではないので、アクセントとしては効果的ながら全編通して歌いっぱなしだとやや一本調子に聴こえてしまうのは、うーん・・・まぁ仕方ないのかね。。
(Nov. 01, 2005)
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DARK ILLUSION | 84 |
| Beyond the Shadows (2005) |
1982年結成という長い歴史を持つスウェーデンの正統派へヴィ・メタル・バンド DARK ILLUSION が長い活動休止期間を経て放つ遅咲きのデビュー・アルバム。
リリース前に試聴した短いサンプルで聴けたシンプルかつオーソドックスな欧州メタルの風味に「あぁ、HAMMERFALL の劣化コピーね…」と高を括ってしまったが、蓋を開けてみたら全然ちゃうくて(^o^;、その古臭くも実直なヴィンテージ・メタル・サウンドは、晩期 N.W.O.B.H.M. の流れを汲む 80’s アメリカン・メタル・・・喩えるならば当時の RIOT に近いと言えるスタイルに往年の北欧メトゥ色を加えたもの。
シンガーとして名手 Thomas Vikstrom (STORMWIND, etc.)、リズム隊に Pontus Egberg (b/ex-LION’S SHARE), Jonas Ostman (dr/ex-GLORY, YNGWIE MALMSTEEN) という現役陣をサポートに迎えながらも見事なまでに 80’s クサレメタルの色彩に満ちたダサカッコイイ楽曲は、後半に進むにつれてデビューまでの期間の長さが仇となったかの散漫さを見せてしまっているのは確かながら、不屈の闘志で世紀を超えてのデビューを実現させた中心人物 Tomas Hultqvist (g) の叙情的なギター・プレイの素晴らしさが多くの部分をカヴァーしている感じ。
Michael Schenker, Uli Roth, Randy Rhodes, Vinnie Moore らからの影響を公言するそのウェットなメロディック・プレイは、ペンタトニック・スケールをベースとしながら多彩な泣き技を絡める Mark Reale (RIOT) や Doug Marks (HAWK) の名を想い起こさせるもので、ホントこの耳ってば曲中でその魅惑のフレーズばかりを追ってしまうデスよ。
もちろん、このヒロイックなアートワークの美しさも、本作の印象を良くするのに一役買ってマス。
(Nov. 16, 2005)
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DRAGONLORD | 86 |
| Black Wings of Destiny (2005) |
米産シンフォニック・ブラック・メタル・バンド DRAGONLORD の 2nd アルバム。
かの TESTAMENT で成功を手中に収めた Eric Peterson (vo,g) 自身が「北欧シンフォ・ブラックこそ神の音楽!」と叫ばんばかりに Steve Smyth (g/NEVERMORE, ex-VICIOUS RUMORS), Jon Allen (dr/SADUS, ex-TESTAMENT), Lyle Livingston (key/ex-PSYPHERIA), そして離脱した Steve DiGiorgio (SADUS, TESTAMENT, etc.) の後任 Derek Ramirez (ex-TESTAMENT)・・・というやっぱり TESTAMENT 人脈なメンツと共に描くまんま北欧ブラックな壮麗邪悪メタルの完成度は、今回もギザ高ス!!
なんつっても、本作の最大のポイントは・・・気合の入った白黒コープス・メイクっしょ!(嬉笑…だがマジ) 豪胆なブラスト・ビートとメロディックな正統メタル展開の落差から生まれるカタルシスを禍々しくも冷たい煌びやかなオーケストレーションで包んだ、DIMMU BORGIR 風味に米産らしいマッチョなアタック感を加えたドラマティックなサウンドに、その素晴らし過ぎるヴィジュアルが“本気度”を芯まで染み込ませている気がするんだよね。
Eric Peterson がヒステリックなイーヴォー・ヴォイスの合間にノーマル・ヴォイスでメロディを綴る場面が増えた堂々たる楽曲は、Steve Smyth の魅惑のクラシカル・センスが炸裂する #3 “Revelations”, #6 “Mark of Damnation” にウルトラ悶絶したりするんだけど、裏を返せば Steve の活躍が明らかに伝わる場面がその2曲止まりだっちゅーのが少々物足りなかったり。。。
神バンド MERCYFUL FATE の #9 “Black Funeral”(ナイス選曲!)、THIN LIZZY の #10 “The Emerald” という2曲のカヴァー・ソングを含めてもたったの44分半のランニング・タイム・・・という食い足りなさもチョイト勿体無い感じだよなぁ。
(Nov. 13, 2005)
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HELLOWEEN | 83 |
| Keeper of the Seven Keys – Legacy (2005) |
HELLOWEEN の通算11枚目となる本作は、なんと初期の名作 “Keeper of the Seven Keys” の名を継ぐという暴挙(笑)に出た2枚組仕様の大作。
タイトル的に守護神伝シリーズに名を連ねてはいるものの、ストーリー的には決して続編ではない「世界観を引き継いだ新章/外伝」というポジションで、内容的にも Disc1-#1 “The King for a 1000 Years”, Disc2-#1 “Occasion Avenue” という2曲の10分超の大曲を擁するという構成上の特徴以外には特に明確な共通点は見当たらない、近作の路線を踏襲したものだ。
相も変わらず、Andi Deris の超ダルダル歌唱や完全にネタ切れ&勉強不足なソング・ライティング/アレンジの「浅さ」にゲンナリさせられたりはするんだけれども、疾走パートは満載、Michael Weikath & Sascha Gerstner のツイン・ギターは充実、Markus Grosskopf のベース・ラインは初期ライクに大きくフィーチュア・・・と、今回の冠に因んで「ファンの求める HELLOWEEN らしさ」を封入しようとした意欲の現われが顕著な楽曲群の出来は、決して悪くはない感じぢゃん?
聴き込むほどに長さを感じさせない良質の聴き応えが伝わってくる前出の大曲2曲も好きだけど、なぜか LILLIAN AXE に通じる雰囲気を持ったハード・ロック・チューン #3 “Do You Know What You’re Fighting” が今んトコ一番のお気に入り。 新加入の Dani Loeble (ds/ex-RAWHEAD REXX) のパワフル&ダイナミックなプレイにも耳が惹かれるデス。
(Nov. 01, 2005)
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HEOL TELWEN | 87 |
| An Deiz Ruz (2005) |
フランス産ケルティック・フォーク・メタル・バンド HEOL TELWEN の 1st フルレンクス・アルバム。
鎖帷子着用&武器携行っちゅー正しいヴィジュアル戦略を実践する5人の馬鹿ども(褒)が森の奥深くで奏でるのは、喚き系ブラック・ヴォイスとバトル・メタリックなヴァイキング・クワイアを哀愁リフに乗せて疾走させるロシア勢のそれに非常に近い感触のペイガン・ブラック・メタルだが、全体を包み込む魅力的なフォークロアな空気感の佇まいはこの HEOL TELWEN 独特のものだ。
その主役は・・・とにかく笛!笛!笛ったら笛ッ! 各メンバーと数人のゲストそれぞれが所構わず吹きまくる各種ホイッスル/パイプの乱れ咲きは、半笑いを取り越して爆笑を誘われる程に痛快ッス。
そんな変り種ともいえる特徴的なチャーム・ポイントを差し引いても、オーソドックスなメタル・フィール、ブラック・メタルのエクストリーム感、フォーキーな安穏・・・という各要素のバランスの良さも好印象で、こりゃまた面白いバンドが登場したなぁ~って悦びが染み渡る好盤だと思えるですわ。
惜しむらくは、全体的にまだまだ荒削りな部分が多いように感じることかな。 整合感こそこの手のバンドにはさほど求めないにしろ、楽曲としての完成度もイマイチの域を出てはいないってのが正直なところ。。
ま、そのあたりは今後に期待するとして、今はただただこのナイスな土着的荒涼感に悶絶してよっと。
(Nov. 26, 2005)
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MOTHER OF SIN | 77 |
| Apathy (2005) |
元 ELEGY ~ PRIME TIME のシンガー Eduard Hovinga (vo,g,key) 率いるオランダのテクニカル・メタル・バンド MOTHER OF SIN のデビュー作。
オレ、大好きなんだよね、Eduard Hovinga の歌声・・・ってことで迷わず手を出してみたら、その歌声以上に彼自身がプレイする超テクニカルなギター・ワークが大々的にフィーチュアされててビックリ。 ELEGY の “Lost” 収録の “Under Gods Naked Eye” で披露していたソロ・プレイである程度巧い人だとは思ってたけど、まさかここまで弾けるとは!?(唖然)
プログレッシヴにのたうつソリッドなへヴィ・リフに乗る ELEGY 時代の盟友 Henk van Der Lars に Marty Friedman 風味をブレンドした激テク・プレイを過剰なまでに前面に押し出した楽曲群は、バンド自身が公言するように確かに CACOPHONY の名を真っ先に想い起こさせるね。 ギター・オリエンテッドなテクニカルな演奏に超絶ハイトーン・ヴォイスが乗る・・・って意味で VIGILANTE っぽい雰囲気もチラホラと感じたり。
そんな風に、強力なギター・パートは確かに魅力的だし Eduard のよくコントロールされた歌唱の以前より力強さを増したかの健在っぷりも嬉しくはあるんだけど、楽曲がやや無機質で掴み所に欠けるせいか、潤いや味わいに乏しく感じてしまうのがちょっと勿体無いな・・・。
どーでもいいけど、プロデューサとしてクレジットされてる Dick Kemper って、あの VANDENBERG の・・・だよね? うひゃ~、懐かしい。。(遠い目)
(Nov. 26, 2005)
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OLD MAN'S CHILD | 82 |
| Vermin (2005) |
現在は DIMMU BORGIR でも大活躍しておられるノルウェーが誇るブラック・メタル・カリスマ Galder 先生のプロジェクト OLD MAN’S CHILD の 6th アルバム。
Reno H. Kiilerich (dr) が叩く激烈ドラム・パート以外の全てのパートを Galder 先生自身がプレイした本作もこれまで同様のハイクオリティな仕上がりで、そのドラマティックなシンフォニック・ブラック・メタルに封じ込められた哀愁旋律が発散する独特の悲愴感は今回も魅力的だ。
が、へヴィ・メタルとしての解り易さをさらに増した貫禄さえ漂う楽曲は、重厚な禍々しさに満ちた強力なオープニング・チューン #1 “Enslaved and Condemned”、十八番のネオクラ大疾走を見せる #8 “Twilight Damnation” あたりにはグッとキちゃうものの、全体的を眺めてみるとこれまでよりカナーリ小粒な印象?
4分台中心の全9曲でトータル37分半・・・ってコンパクトに纏めるのはいいんだけど・・・うーん、ちょっと物足りないよなぁ。。
(Nov. 01, 2005)
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RIVERSIDE | 88 |
| Second Life Syndrome (2005) |
ポーランドのモダン・ディプレッション・ネオ・ロマネスク・シンフォ・プログレッシヴ/ポンプ・ロック・バンド(…って自分で書いててワケワカメ/汗) RIVERSIDE の 2nd アルバム。
KING CRIMSON, PINK FLOYD, ANEKDOTEN, PAIN OF SALVATION, OPETH, ANATHEMA らの幽玄な暗鬱フィーリングを上手く消化して構成されたほの暗くもモダンなサウンドは、時にアングリーな濁声を発しちゃうことも厭わぬメタリックなダイナミズムと、ロングトーンでハーモニクスに変化しながら浮遊する Piotr Grudzinski (g) の泣きのギターの色彩感が生むポーランド産バンド特有の独特な東欧色を、共に強めた印象。
驚くほどにへヴィに混沌を描く #2 “Volte-Face”、優美な郷愁が漂うメロウな小曲 #3 “Conceiving You”、プログレ・メトゥ的な変拍子のスリルに心地よく酔えるインスト #7 “Reality Dream III” とそれに牽引されるドラマティックな大曲 #8 “Dance with the Shadow”、そして東欧浪漫大爆発の終曲 #9 “Before”・・・と、偏執的なへヴィさを強めながらも、そこにシンガー Mariusz Duda (vo,b) の淡くメロウなジェントル・ヴォイスと Piotr の朴訥タッチの叙情ギターが耽美な味わいをスッと差し込ませる様は流石の一言だ。
最初聴いたときは、デビュー作 “Out of Myself” の圧倒的な存在感に嫌でも募らされた多大な期待のせいか、やや淡白な内容に感じたりもしたけど・・・ナニガナニガ! 今回もやっぱメッチャ楽しめてマス。(嬉)
(Nov. 11, 2005)
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SOLEFALD | 78 |
| Red for Fire – An Icelandic Odyssey Part 1 (2005) |
BORKNAGAR, ?SMEGIN, CARPATHIAN FOREST, VINTERSORG に 籍を置いたりしてる Lazare (vo.syn,dr) と Cornelius (vo,g,b) の二人によるノルウェーのプログレッシヴなデス・メタル・ユニット SOLEFALD の 5th アルバム。
アートワークに描かれたソレ系な紋章とルーン文字チックなバンド・ロゴ、そしてメンバー・クレジットでの“Wolf Vioces”,“Viking Axes”ってな表現からして、もしや今回は超ヴァイキングな作風か?!・・・とあらぬ期待したんだけど・・・やっぱ、これまでの作品同様のしっっっかりとアヴァンギャルドなエクストリーム・アート・メタルでした。。(^o^;
それでも、整然とした混沌の中にサックスが響いたりするそのミクスチャーなサウンドのアダルトな手触りの中で安らぐメロウな叙情美は相変わらず相変わらず魅力的だし、朴訥なメロディやヴァイオリン等のオーケストレーションのフォークロアな装いから確かに感じられる仄かなヴァイキングっぽさに思わず身を乗り出すこともしばしばで、即効性は薄いもののそれなりにじっくり楽しめそうではあるね。
Part 1・・・ってことは、続編もあったりするんかいな?
(Nov. 01, 2005)
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STREAM OF PASSION | 89 |
| Embrace the Storm (2005) |
AYREON を主宰するオランダ人マルチ・ミュージシャン Arjen Anthony Lucassen (g,music) が新たに仕掛けるゴシック・メタル・バンド STREAM OF PASSION のデビュー作。
Anneke van Giersbergen タン (vo/THE GATHERING) に似た質感の魅力的なエモーショナル・ヴォイスの持ち主であるエキゾチック・ビューティーなメキシコ人女性シンガー Marcela Bovio 嬢 (vo, violin, lyrics / ELFONIA) をフィーチュアしたシンフォニックなゴシック・メタルは、初期 THE GATHERING の王道フィメール・ゴシックに EVANESCENCE のモダンさを掛け合わせ、AYREON の明解なドラマティックさで纏め上げたかのスタイル。
大仰なイントロから柔らかな叙情が溶け出すリーダー・トラック #2 “Passion”、へヴィなインパクト2連発でアルバムを折り返す #5 “Haunted”, #6 “Wherever You are”、あまりにも感動的な名バラード #7 “Open Your Eyes”、KANSAS 真っ青のヴァイオリンのメロディに震えるタイトルトラック #8 “Embrace the Storm”、スペイン語歌唱が哀愁を発散するバラード #11 “Nostalgia” らをはじめとする高品質な楽曲群は、へヴィなギター・ワーク/印象的な旋律の巧みな埋め込み方/適度にプログレッシヴなアプローチなどの手法に AYREON・・・というか Arjen Anthony Lucassen の存在を見え隠れさせつつ、ヴァイオリンやピアノが清閑に響くアトモスフェリックな浮遊感に本格的なゴシック・センスを漂わせているのがホント素晴らしい。
美女リード・ギタリスト Lori Linstruth タン (g/WARBRIDE) の超 Helge Engelke (g/DREAMTIDE,FAIR WARNING) タイプ (!) な性別を超越した悶絶ギター・ワークもメッチャ美味しいッス。
(Nov. 01, 2005)
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TWELFTH OF NEVER | 79 |
| Things That Were (2003) |
米国の5人組フィメール・ゴシッカー TWELFTH OF NEVER の 1st フルレンクス・アルバム。
女性シンガー Robin Tinker 嬢の無垢なヘヴンリー・ヴォイスが清らかに響くアトモスフェリック・ゴシックは、崇高に輝くクリスタルがたおやかに揺れるダーク・ウェーヴの照射に弾ける、いかにも Dark Symphonies 所属アーティストらしい非常にゆったりした作り。
たまに顔を出すエッジの削れた柔らかなへヴィネスがメリハリを形成しようとしつつも特に緩急が生まれているわけでもない淡々とした展開が続く平面的な作風ではあるけど、この瑞々しくも清らかな美世界は、繰り返し聴く度に心地よく浸れてしまうのデス。
ちなみに本作は2003年度の作品で、このバンドがいまだに存在しているかどうかは不明。。。
(Nov. 26, 2005)
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XIV DARK CENTURIES | 83 |
| Jul (2005) |
ドイツ産のシンフォニック・メロディック・ペイガン・メタル・バンド XIV DARK CENTURIES が、来るべき 3rd アルバムの前哨として放つ5曲入り MCD。
きっちりと中世ヴァイキング装束 (include 毛皮&武器!) に身を包んで雪原に佇む6人のメンバーの凛々しい姿を目にしただけで体内にアドレナリンが噴出してくるのを感じるが(異常)、肝心の音の方もその好センスのヴィジュアルに負けない充実っぷり。(嬉)
哀切なる勇ましさの爆走と愁いに満ちた素敵なメロウ・パートを程よく配分したペイガン/ヴァイキングな楽曲は、いかにもドイツ産らしい実直な明快さと整合感に溢れているのが特色。 しっかりとへヴィ・メタリックな音圧の高さが、地に足の着いた安定感を運んできているのが高ポイントやね。
ただ、ここで聴ける5曲はどれも3~4分台・・・と、ややコンパクトに纏め過ぎな感じもアリ。 短いながら良質の起伏に富んだ #1 “Auf Zur Schlacht” をはじめ、エクスタシーが頂点を迎える直前で次の曲に進んでしまうんだよなぁ・・・。 まぁフル・アルバムでは楽曲の流れ次第で解消される問題かもしれんけど。
んなわけで、早くフルレンクスで聴きたいっ!
(Nov. 26, 2005)



















