LUMSK 89
Det Vilde Kor (2007)

ノルウェイジャン・トラッド/フォーク・メタル/ロック・バンド LUMSK の3rdアルバム。

これまでの作品を覆っていた暗鬱なる呪祖はその魔族度をやや潜め、ピアノ、ヴァイオリン、そして泣きのギターが織り成す繊細なるアンサンブルの上で歌姫 Stine Mari Langstrand 嬢のイノセントな可憐ヴォイスを響かせるそのたおやかなアコースティカは、プログレッシヴ/シンフォニック・ロック色を一気に強めてきた。

前作までの魅力の中心だったダークな邪性は確かに減ったが、北欧の薄日がメロウに射し込むオープニング・チューン #1 “Diset Kvaeld”、変則リズムの迷宮でまどろむ哀感に痺れる #3 “Hostnat”、4トラックに亘る組曲形式のアートな大作 #7~#10 “Svend Herlufsens Ord” をはじめ、本作でフィーチュアされている美しくもミステリアスな叙情味はそれを充分にカヴァーする美味しさだ。

欲を言えば、うーん、各曲ともにチョイとコンパクト過ぎるかなぁ。 サァこれから!ってところで次の曲に行っちゃう所は、正直やや物足りなさを感じる。。

 (May, 31, 2007)

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