JOURNEY 85
Revelation (2008)

Steve Augeri (vo/ex-TALL STORIES, TYKETTO) に代わり、YouTubeでスカウトしたというフィリピン人シンガー Arnel Pineda を迎えた新生 JOURNEY の14thアルバム。

とにもかくにも、その Arnel による声質から歌いまわしまでの細部に亘って「完ッ全に Steve Perry」な歌声に驚かされる。 そして彼のその特異な才能を生かすように、楽曲的にも「黄金期 (=Steve Perry 在籍期) の再現」へのチャレンジをここ数作で最も強く滲ませているのも非常に好印象。 中でも、JOURNEY 史上屈指の名バラード #6 “After All These Years” に代表されるメロウ系チューンズの殺傷力の高さは垂涎モノだ。

その一方で、肝心のハード系の楽曲にはちょいと物足りなさを感じる場面も少なくない。 やや丸めのマイルドなプロダクションのせいもあるけど、やはり Neal Schon (g), Deen Castronovo (dr) 両名のプレイの大人しさが残念な感じ。 特に Dean・・・今の彼にかつて WILD DOGS, DR.MASTERMIND, CACOPHONY などで爆発させていたモンスター型プレイを求めるのは酷なのは判っちゃあいるけど・・・でも、やっぱ・・・どうしても・・・ねぇ。

それでも、メンバー全員が分担してリード・ヴォーカルを務めた前作のような散漫さはなく、新章へと突入したバンドの意欲がダイレクトに伝わる好盤として充分に楽しめてマス。 現布陣による過去の名曲のセルフ・カヴァー11曲を収録したボーナス・ディスクも嬉しい!

 (Aug, 20, 2008)

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