10月2008
AMON AMARTH 97
Twilight of the Thunder God (2008)

スウェーデンが誇るヴァイキング・デス・メタル・ロード AMON AMARTH の7thアルバム。

雷神 Thor が大蛇 J?rmungandr と死闘を繰り広げるあまりにも最強すぎるジャケットに呼応するように、前々作あたりから徐々に高まってきていた悲愴なる叙情味がバンドの持ち味を生かした硬派な形で結実した、これまでの作品を覆っていた「地味さ」を完ッッ全に払拭する最高傑作となった。

初期スウェディッシュ・デス・テイストとヴァイキング/ペイガンな荒涼感が融合した武骨なスタイルの本質は変わらずも、各曲に仕込まれたフックの強さはまるで別バンドのよう。Roope Latvala (g/CHILDREN OF BODOM) の華麗なるソロをフィーチュアした全ヴァイキング・メタラー悶絶必至の最強タイトル・トラック #1 “Twilight of the Thunder God”、ソリッドなドライヴ感の中で APOCALYPTICA によるストリングスがドラマティックな憂いを運んでくる #9 “Live for the Kill” をはじめ、どの曲も“真・男泣きガッツ・メタル”な高揚感で満たされまくりなのが本当に堪らない。

本編のCDはもちろん、ヴァイキング船が鎮座するステージ上で Jomsvikings の皆さんがバトルを繰り広げる SUMMER BREEZE OPEN AIR 2007 でのショウの模様が収録された付属のDVDも見応え満点!

早くも来年の Wacken への出演も決定して居ても立ってもいられなくなるほど興奮していることもあり、これはもうヴァイキング・メタル(≠フォーク・メタル)史に刻まれるべき金字塔と呼んでもいいのでは? と激ハイプしたくなるほど盛り上がっちゃってる恭子の頃デスw

 (Oct, 07, 2008)

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DIE APOKALYPTISCHEN REITER 84
Licht (2008)

ドイツ産ミクスチャー・メタル/騎士ロック・バンド DIE APOKALYPTISCHEN REITER の7thアルバム。

メロディックなデス/エクストリーム・メタルをベースに、シンフォニック、フォーク、ポップ、パンクなど様々な要素を制約なしにブチ込んだ彼らならではのごった煮スタイルは健在だが、今回は曲自体の変態度は意外なほどに抑えめ。

その分、カリスマ・シンガー Daniel “Fuchs” Täumel が要所で雄大に歌い上げる勇壮なメロディ、そして根底に流れる叙情的な愁いがこれまで以上に強調されているのは、前作までの作品でも変態性の中に流れる旋律美にこそ魅力を感じていた俺的には大々歓迎。

彼らのライヴ、マヂでヤヴァイ程盛り上がって超楽しいんで、また観てみたいスな。 祈・Wacken 2009 出演!
 (Oct, 08, 2008)

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KALMAH 79
For the Revolution (2008)

フィンランドのメロディック・デス・メタル・バンド KALMAH の5thアルバム。

前作 “The Black Waltz” における悲愴なる深化はそれを神盤たらしめていたが、本作ではそのブルータルなテイストを一応キープしつつも、3rd以前のキラキラなスムースさをも程度に配賦。 ・・・が、そのバランスはイマイチ微妙で、全体的に NORTHER の近作を思わせるような中途半端にモダンなコクの薄さを感じさせてしまっているのがなんとももどかしい感じ。

いや、決して悪くないし、#7 “Outremer”#9 “Like a Slave” の終盤の流れのスリリングさには確かに「ヲヲヲヲヲ!」と身を乗り出させられるんだけど・・・まぁ前作が神過ぎたってことで。。。
 (Oct, 08, 2008)

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THERION 90
Live Gothic (DVD) (2008)

スウェディッシュ・シンフォニック・メタル・バンド THERION の、Gothic Kabbalah World Tour 2007 の一環として2008年2月14日にワルシャワで行われたショウの模様を収録したライヴDVD(+同内容の2CDのセット)

男女4人のシンガーが絢爛に彩るドラマティックなダーク・メタル・ミュージカルは昨年Wacken 2007やLOUDPARK07で既に体感済みだが、このショウは2時間超のフルセット、しかも Mats Leven (vo) 在籍時の“最強メンバー”によるパフォーマンスということで、その感動も2倍2倍。(古)

全編見所満載ながらも、やはり印象的なのは Mats Leven の少々ラフでガッツィーなメタル・スタイルの馴染みの良さ。 現在 Mats の後任の座に就いている Thomas Vikstr?m には申し訳ないけど・・・こうして観ると Mats のバンドに対する貢献は非常に大きく、Katarina Lilja 嬢, Lori Lewis 嬢, そして Snowy Shaw という他の3人のシンガーとの相性/バランスも申し分なし。 あ、Snowy のキャラがあまりに濃すぎて、時折“Snowy Shaw’s THERION”になっちゃってるのはご愛嬌。(苦笑)

長年 THERION をウォッチしてきた身としては、このラインナップとそれをもって作りあげられる作品/ショウがこれまで紆余曲折を経てきたバンドのある種の到達点たる完成系だと強く感じられるだけに、近頃バンマス Christofer Johnsson (g) が自分以外のメンバーを白紙に戻してしまったのがなんとも勿体無いというか・・・。 ま、次の新展開にも期待が募るけどね。

 (Oct, 08, 2008)

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UNSUN 86
The End of Life (2008)

ポーランド産ゴシック・メタル・バンド UNSUN のデビュー・アルバム。

爆乳美女シンガー Aya タソ (マヂで激萌え) の甘ったるくもパワフルな歌唱を大きくフィーチュアしたモダンな甘口ノリノリ・ゴス・ロック/メタルは、LACUNA COIL meets LULLACRY って感じの美味しい風情。

驚かされるのは、このバンドの中心人物が元 VADERMaurycy “Mauser” Stefanowicz (g) で、さらには他のメンツも INDUKTI, VESANIA といった非常に熱いトコロから集まってきているという辺りで、そのメンツ的な先入観もあって(汗)、Mauser の局所で光るギター・プレイをはじめとする演奏パートの妙な濃さが耳を刺激するのも気持ち良い感じ。

てか、とにかく曲の出来がかなりイイっすわ。 元気なノリのよさだけではなく、切ない哀感をしっかりと封じ込めたメロウ・サイドのアピールの強さも魅力的だ。 Century Media 的にもプライオリティ高そうなので、今後結構いいところまで行くのでは?

 (Oct, 07, 2008)

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