4月2009
BRAIA 88
…E O Mundo De La (2008)

ブラジルのフォーク・メタル・バンド TUATHA DE DANANN のフロントマン Bruno Maia のソロ・プロジェクト BRAIA の1stアルバム。

TUATHA DE DANANN 同様にヴォーカルと多数の各種民族楽器を自身でプレイする Bruno が16名にも及ぶ多国籍ゲスト・ミュージシャンと共に創り上げたのは、軽やかな民族色と土着的な哀愁に包まれたアコースティック手触りのフォーク・ミュージック。

本場アイルランドのミュージシャン達による“本物”のケルティック・フレーズに悶えると同時に、Fernanda Ohara 嬢そして Isabel Tavares 嬢という2名の女性シンガーをフィーチュアした広義のゴシック的味わいや、ポリシンセがモダンに鳴り渡る意外なプログレッシヴ/ポンプ・ロック風味など、ただ単にフォーキーなだけではない幅広さも魅力。

メタル色は皆無ながら、Mael Saout (g/SHADYON), Anderson Alarca (dr/SUPREMA, ZARG, LIAR SYMPHONY), そして TUATHA DE DANANN の盟友 Giovani Gomes (b), Edgard Britto (key) らのメタル系の方々が、各々のフォーク魂をここぞとばかりに炸裂させているのも面白い。

 (Apr, 02, 2009)

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ELVENKING 83
Two Tragedy Poets (…and a Caravan of Weird Figures) (2008)

イタリアのフォーク/パワー・メタル・バンド ELVENKING のアコースティック・アルバム。

収録されているのは、アコースティックにリ・アレンジされた #6 “The Winter Wake”, #11 “The Wanderer” (共にオリジナルは名作 “The Winter Wake” に収録) と Belinda Carlisle のカヴァー #7 “Heaven is a Place on Earth” の3曲を除き全てオリジナルの新曲ということから、企画版ではなく「5thスタジオ・アルバム」と捉えてよいのかな?

アコースティック・アルバムと銘打っているとはいえ、ドラムはラウドに疾走するわエレクトリック・ギターも鳴るわでその音像はけっこうハード。 それでも全体的な雰囲気は十分にフォーキー&メランコリックで、フォーク色大幅減&硬質メロパワ化で微妙極まりない内容だった前作とは比較にならないくらいに好印象だ。 やっぱこれ系の路線の方が、バンドの個性であるヴァイオリンの音色もシンガー Damnagoras 君のヘナチョコ歌唱 (褒めてます) も映えるねホント。

さて、果たして次作はどうなるか・・・。

 (Apr, 02, 2009)

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ENFORCER 88
Into the Night (2008)

スウェーデン産へヴィ・メタル・バンド ENFORCER の1stフルレンス・アルバム。

メタT&ピチピチのスパッツにスタッド/ガンベルトでレザー・ジャケット、さらにドラマーのシャツはユニオンジャックという前時代的ないでたちで超80年代的な疾走メタルを実践しているお馬鹿な若者バンド。(笑)

IRON MAIDEN, RAVEN, SATAN らの N.W.O.B.H.M. 勢をお手本にしたダサかっこよさに、AGENT STEEL に代表される’80s USスピードメタルのハチャメチャさとデビュー当時の HELLOWEEN, BLIND GUARDIAN に通じる愚直なジャーマン系疾走感を加えた超オールドスタイルな楽曲群は、先輩 WOLF をはるかに凌ぐ垢抜けないイモ臭さがなんとも魅力的。

きっと全てが計算ずくなんだろうけど、ベッタベタのお約束な展開といい、N.W.O.B.H.M. っぽさ満点のツイン・ギターといい、思わず心を鷲掴みにされてしまうですよ。

 (Apr, 10, 2009)

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FAIRYLAND 86
Score to a New Beginning (2009)

フランスのシンフォニック・メタル・バンド FAIRYLAND の約3年ぶりとなる3rdアルバム。

前作リリース後に中心人物 Philippe Giordana (key/MAGIC KINGDOM) を除く全メンバーが脱退し、本作は PhilippePATHOSRAY, HAMKA, HEAVENLY, SERENITY らのメンバーのサポートを受けながら制作したってことで、実質“Philippe Giordana のソロ・アルバム”とも言えるのかも?

が、その「唯我独尊体制」が逆に奏功したのか、上質なオーケストレーションやクワイアを響かせながら疾走するファンタジック・テイスト溢れる壮麗なエピック・メタルは、Philippe の類稀な才能が爆発したかのようにこれまで以上に充実。(驚) 収録された各楽曲は、ゲストの面々が所属するバンド群に通じるテクニカル&プログレッシヴなエッセンスも加味され、鬼気迫る完成度の高さを見せている。

全編でリード・ヴォーカルを務める現 PATHOSRAYMarco Sandron による、Russell Allen (SYMPHONY X) を想起させる熱唱っぷりも◎。

 (Apr, 24, 2009)

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H.E.A.T 87
H.e.a.t (2008)

スウェーデン産メロディアス・ハード・ロック・バンド H.E.A.T のデビュー・アルバム。

うん、コリャ思わず頬が緩んでまうわ~。 DA VINCI, TREAT といった往年の北欧ハード/メタルや STAN BUSH, SURVIVOR らの名を想起させるかのアメリカン産業ロックと同質のエッセンスを噴出する絵に描いたような80年代型メロディアス・ハードを、何の衒いもなくエネルギッシュに体現しちゃってるんだもの。

もし Jim Peterik (g,key/PRIDE OF LIONS, ex-SURVIVER) が関わってると言われてもなんの疑念も持たないようなこの老獪なヴァイヴに包まれた音像を、実は22~23歳の若者バンドが演ってるってトコロも凄い。 まぁよく聴けば、リード・シンガー Kenny Leckremo (vo) の堂々かつ溌剌とした歌唱や Eric Rivers & Dave Dalone のギターチームが弾き込むさりげなくテクニカルなギターなどしっかりと若々しさに満ちてたりするんだけど。(^-^;

いや~、昨年あたりからメロハー系の当たりが増えてきてホント嬉しい限りですな。

 (Apr, 02, 2009)

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SIRENIA 89
The 13th Floor (2009)

TRISTANIAMorten Veland (vo,g,key) 率いるノルウェー産ゴシック・メタル・バンド SIRENIA の4thアルバム。

Morten 以外のメンバーはアルバム毎に流動的というバンドだが、本作で新たな歌姫に起用されたスパニッシュ美女シンガー Ailyn 嬢 (ドS系) がイイッ! 決して圧倒的に上手いというタイプではないが、前作から一気にアップさせてきたスマートなメジャー感溢れる楽曲の中で響く、彼女の可憐でありながら力強さも秘めた魅惑の歌声の存在感の大きさには目を瞠る。 #2 “Lost in Life” の甘い歌声とかマジでタマランもんね。

それにしても、ホンットに焦点絞れてきたなぁ。 総じてキャッチーな方向に狙いを定めながら、それを決してブレさせることなく重厚なクワイアをはじめとする壮麗なドラマティカという初期から一貫したアイデンティティをブレンドしていく手腕は、シンフォニック・ゴシック・メタル・バンドとしての一つの到達点とさえ思えるほどにお見事。

ちなみに、本作には元 TRAIL OF TEARS, GREEN CARNATIONMichael Krumins (g) も参加。

 (Apr, 02, 2009)

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VARIOUS ARTISTS 85
Black Sails Over Europe (2009)

2009年4月~5月にかけて・・・つまり現在開催中の ALESTORM, TYR, HEIDEVOLK, ADORNED BROOD の4バンドによるヴァイキング・メタル・ツアー “Black Sails Over Europe 2009″ のツアー・エディションEP。 Napalm Records に他のCDをオーダーした時、6ユーロだったんでつい一緒に買ってしまった。(汗)

収録されているのは ADORNED BROOD を除く3バンドの楽曲で、ALESTORMTYR はまもなくリリースされるニュー・アルバムから3曲ずつ、HEIDEVOLK は概発アルバムから選りすぐった4曲が聴ける。 ALESTORM の新曲が1stの基本路線を踏襲しつつ細部でグレードアップしてる感じで、5/27リリースのアルバムがメッチャ楽しみになってきた!

 (Apr, 10, 2009)

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