KIKO LOUREIRO 87
Full Blast (2009)

ブラジルを代表するスーパー・ギタリスト Kiko Loureiro (ANGRA) の3rdソロ・アルバム。

前作は彼の中に流れるジャズ趣味を具現化したリラックスした作風で、それはそれで魅力的だったが、本作では1st時のメンバー Felipe Andreoli (b/ANGRA), Mike Terrana (dr/MASTERPLAN, ex-RAGE, etc.) と共に再び本来のテクニカルなメタリック・スタイルに回帰。(嬉)

往年のShrapnel系作品を想わせるスリリングなハード・チューンズが並ぶも、軽やかなフュージョン風味とラテンの開放的グルーヴも全編でしっかりと存在感をアピール。 その肩肘を張らないライトさ/メロウさのバランスの良さも絶妙で、滑らかな叙情美の中でハイ・テクニックの爆発が散らす火の玉の温度感がなんとも涼しげであるのも Kiko ならではか。

いやーそれにしても溜息出るほど巧いわ。 同質の流麗さでありながら ANGRA の作品よりも一音一音が圧倒的にエモーショナルなのも、ソロ作ならでは気合の表れか。 そして Mike Terrana の野獣ドラミング(笑)も最高。

 (Jul, 18, 2009)

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