BLACK BONZO 85
Guillotine Drama (2009)

スウェーデンのヴィンテージ型プログレッシヴ/ハード・ロック・バンド BLACK BONZO の3rdアルバム。

1stの魅惑のレトロ・ジャケや2ndの素敵過ぎる邦題(”終末と再臨の預言”)のことを考えると、架空のギロチンをテーマに据えた(らしい?)本作は装丁的にはちょいツカミ弱めだけど、音の方は全2作同様に極初期の URIAH HEEPDEEP PURPLE 系のレトロ・テクスチャが渋みを発する’70s英国アート・ロック魂全開な例のスタイルで、相変わらずの心地良さを運んでくる。

ただ、本作ではスリルやダイナミズムよりはユートピアンな安穏さにフォーカスを当て気味と感じる部分も多く、その面では惜しくも全2作を超えるには至っていないかも・・・。

・・・と言いつつも、オルガン/メロトロンやコーラス・ワークの立体的なアンサンブルが懐古グルーヴを描く中でしっかりとクリアな近代北欧ネオ=プログレ風味を漂わせる鋭利なバランス感覚は流石の一言で、ノスタルジーを超えて漏れ出る旨みを肴に美味しいお酒が飲める一枚であることは確かデス。

 (Oct, 29, 2009)

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