Archives [Full Details] - 77 % / 130 Albums
Jacket ALEX MASI 77
In the Name of Mozart (2004)

イタリア人ネオ=クラシカル・ギタリスト Alex Masi によるクラシック作品第2弾。

前回の Bach に続いて今回は Mozart。優しいアコギの音色に和みまくり。  (Mar. 24, 2004)


Jacket AMARTIA 77
Delicately (2009)

フランスのプログレッシヴ/ゴシック・メタル・バンド AMARTIA の3rdアルバム。

ややエキセントリックな女声をフィーチュアした穏やかな曲調こそゴシカルな手触りではあるものの、ハモンドが鳴るアダルトなヴィンテージ色で彩られたインスト・パートの軽快さが、ゴシックというよりはプログレッシヴ/ポンプ・ロックな味わいを醸し出している。

印象的な叙情メロディも聴かれるが、控えめな抑揚の中で淡々と通り過ぎていく感じ。 逆に、その「薄さ」が心地良く感じられるプログレ視点での魅力はアリ。  (May, 11, 2009)

 

Jacket ANCIENT RITES 77
Rvbicon (2006)

ベルギーのエピック・ブラック・メタル・バンド ANCIENT RITES の5thアルバム。

エスニック&ドラマティックな楽曲は、これまで以上にたっぷりと溢れ出す正統メタル・フィーリングに聴き易さ倍増。 聴き込むごとにドンドン良くなってきてマス。  (Sep, 10, 2006)


Jacket ANEKDOTEN 77
A Time of Day (2007)

スウェーデン産の北欧ネオ=プログレッシヴ・ロック・バンド ANEKDOTEN の5thアルバム。

フルート&メロトロンのヴィンテージな響きが生み出す淡く儚い幽玄ヴェールが ANEKDOTEN らしさを主張してはいるが、初期で聴かれた KING CRIMSON 風味の暗鬱でサイコな攻撃性がすっかり影を潜めて現代的なヲサーレ風味が勝ってしまっているのは・・・うーむ、ちょっとねぇ。

いや、ヘヴィなグルーヴが荒涼とした原野を這うダークなテイストはそれなりにしっかりと残っているし、そのスタイリッシュな洗練味だって北欧薄暮系な郷愁がシャープに漂いまくる「超 IKEA タイプ」(笑)としてちゃんと心地良いムードを漂わせてはいるんだけど・・・要は、スタイル云々ではなくて単純に楽曲自体の出来がこれまでの作品のレベルに達してないんだな、きっと。

ま、1st "Vemod" と 2nd "Nucleus" があればいっかー。  (Oct, 05, 2007)


Jacket ANOREXIA NERVOSA 77
New Obscurantis Order (2001)
フランスの CRADLE OF FILTH タイプ。2nd。壮麗なオーケストレーションを纏った超絶に暴虐なエクストリーム・ミュージック。質は極上だがちょっと飽きるかも。

Jacket ANOREXIA NERVOSA 77
Redemption Process (2004)

お仏蘭西のヴィジュアル・オーケストラル・エクストリーマー ANOREXIA NERVOSA の、OSMOSE から LISTENABLE に居を移しての 4th アルバム。

轟音寸前なまでの壮麗さを誇るシンフォ総攻撃を武器に、テンション全開で驀進する暴虐ブラック・メタルのインパクトの強さは相変わらず強力だが、これまで同様に怒涛に押しまくりつつもそれ一辺倒ではない「緩急」への着目が呼び込んだドラマティックなメリハリが、今回ある種の聴きやすさを発生させてきた感じ。

それでもやっぱり、カリスマ・フロントマン RMS Hreidmarr (vo) のブチ切れスクリームの連続には、そのテンションに追随する体力が減衰してくるのに比例して「飽き」の感情が浮上してきてしまうのがとっても惜しい・・・。

日本盤ではボーナス・トラックとしてなんと我が国のビジュアル歌謡メタラー X JAPAN"I'll Kill You" をカヴァーしてるんだけど、普通にオリジナルと違和感無く並んでる感じ・・・って、きっと原曲知らないからだな。(苦笑)  (Nov. 13, 2004)


Jacket ARACHNES 77
Primary Fear (2003)
イタリアのメロディック・スピード・メタル寄りの様式プログレ派 ARACHNES の 4th アルバム。
本作ではますます SYMPHONY X 系プログレ・メタルに大接近した作風となったが、それでもその中に息衝くシンフォニーやクワイアを絡めた欧州メタル風味がたっぷりと味わえるのが、この ARACHNES の魅力なんだよね。
そこかしこでたっぷりと弾きまくられている、ギタリスト Franco Caruso が計算高く構築するネオ=クラシカル・ギター・ワークのウェットな響きにも、やっぱり悶絶させられるし。
でも、正直、楽曲は前作の方が全然出来が良かったなぁ。「下手ではないけどショボい」って微妙な線のヴォーカルと、全体的なプロダクションの平坦さも非常に残念だし・・・。ま、次作にまた期待デス。  (Oct. xx, 2003)

Jacket ARISE FROM THORNS 77
Before an Audience of Stars (2001)
現在では既にその名を BRAVE と改めている、米国ヴァージニア産の女声アコースティック・プログレッシヴ・ゴシック・フォーク・バンド ARISE FROM THORNS は、エピック・ドゥーム・バンド WHILE HEAVEN WEPT のメンバーで、かの(苦笑)TWISTED TOWER DIRESOLSTICE にも在籍した経歴を持つ Tom Phillips のプロジェクト。本作は、1999年リリースのアルバム "Arise from Thorns" にライヴ&ボーナス・トラックを追加してリ・リリースした作品だ。
女性シンガー Michelle Loose のその容姿同様にふくよかさと同時に繊細さを持ち合わせた歌唱が舞うトラッド/フォーク的風合いの強い楽曲は、ほどよく複雑に交錯する各楽器の演奏と時折見せるユーロ・ゴシック調のメランコリック・シンフォが発散する陰鬱さが手伝ってか、アコースティカルで純朴な空気の中にそれと相反する暗く冷たいものが光る、意外にも FATES WARNING を思わせる雰囲気。
他所ではなかなかお目にかかれない不思議なムードは、ナカナカ聴き応えアリ。

Jacket ARK 77
Ark (1999)
「拡散する」プログレッシヴ・メタル。
ちょっと悪い意味での「ゴッタ煮感」が強いかも。

Jacket ARKONA (АРКОНА) 77
Vozrozhdenie (Возрождение) (2004)

ロシア産スラヴォニック・ペイガン・メタル・バンド ARKONA (АРКОНА) のデビュー・アルバム。

仰々しい鋲付きアーム・バンドで凛々しく武装した女性シンガー Masha Scream 嬢を中心に BUTTERFLY TEMPLE, ROSSOMAHAAR のメンバーが脇を固めた布陣で繰り出すのは、シンフォニックな壮麗キーボードがキラキラ光る XaMetalic なメロディック・パワー・メタル。

意外にもクリアで音圧もある良好なプロダクションの中で(多分意図的に)チープに響く笛チックな単音朴訥クサフレーズが少なくない殺傷力を発揮するフォークロア風味に満ちたサウンドではあるんだけど、出身国、アートワークそして僅かな事前情報から期待した“ペイガン”な宗教/祭事色は希薄・・・。

前述のシケシケ笛的メロディと、Masha タンのお世辞にも上手いと言えない朴訥系天然歌唱に絡む♂シンガー Lesyar のドスの効いたデス・ヴォイス、そして鳥の囀りなど細やかに配された情景描写アイテムらが確かに低気温なペイガン・ブラックな雰囲気を醸し出しそうになってはいるものの、どうにも風景が浮かんで来にくいのがこの手としてはちょっと物足りない感じ。

メタル辺境地帯にも関わらず、それを感じさせないクオリティでまとめられてはいるので、「真っ当なシンフォニック XaMetal」(「真っ当」と「XaMetal」の矛盾についての突っ込みはナシの方向で/苦笑)としては、結構イイ線行ってると思えるんだけどね。  (Apr. 22, 2005)


Jacket ARSIS 77
Celebration of Guilt (2005)

米ヴァージニアのハイパー・テクニカル・デス・メタル・デュオ ARSIS のデビュー・アルバム from Willowtip。

ハイ・テンションに猛進するプログレッシヴな轟音ドラマティック・デス・メタルの全編を覆う、James Malone (vo,g,b) の悶絶テクニカル・プレイが刺激的。

すべてにハイ・レベルではあるんだけど、最後までずーっとテンションが高いままなので抑揚には欠けるかな・・・。  (Apr. 05, 2006)


Jacket ARTHEMIS 77
Back from the Heat (2005)

4th。

やや地味だった前作から一転、明快なメロディを勢いよく飛翔させながら疾走するポジティヴな作風となった。 前作で見せたヴァラエティ感を増進させた結果の、アメリカン・ハード・ロック的なライヴ感が印象的。

Andrea Martongelli (g) の華やかな弾きまくりは相変わらず好みではあるんだけれど、全体的には展開/プレイ双方のドタバタっぷりがちょいと気になるな。  (Jun. 23, 2005)


Jacket ARWEN 77
Memories of a Dream (2002)
Arise Records からの新たな刺客は、男女ツイン・ヴォーカル&ツイン・キーボードの8人組スパニッシュ XaMetaler ARWEN
メロディの組み立て方がレーベルの先輩 DARK MOOR を彷彿させる楽曲は、壮麗なキーボード・ワークとテクニカル・ギターが乱舞するという近年類型的になりつつあるユーロ・シンフォニック・メタルまっしぐらなスタイルなんだけど、そんな中で一聴してこの耳を捉えたのが男声シンガー Nacho Ruiz の歌唱力。伸びのあるパワフルなハイ・トーンと柔和なソフト・ヴォイスを絶妙に織り交ぜた抑揚に満ちたその歌唱は、この手の XaMetal バンド的には非常に強力な武器だ。
が、所々で悶絶しそうになるパートを断続させつつもやはり決め手に欠けてしまう楽曲群、そして奥行きの浅さ&響きの少なさを感じさせるややチープげなプロダクション(特にギター・パート)は、本作にググッと移入させるのを阻んでしまっている気がするなぁ。
メインで歌う Nacho に控えめに絡む女声シンガー Mamen Carmen Castano 嬢の歌声がイマイチ特長に欠けるのも、ルックス的にはカナーリ激萌えなだけに至極残念・・・。
それでも、この ARWEN の特色とも言えるしっとりとした味わいのある「引き」の部分に大いなる魅力を見出してはいるので、もしプログレッシヴな側面、そして #5 "Alone", #9 "Eternally" で聴けるしっとりとしたメロウなフィールドに軸足をおいたコンセプト・アルバムなんかをしっかりしたプロダクションで作っちゃったりしたら、凄そうなんだけどな。うむ、次作に大いに期待。

Jacket AXAMENTA 77
Codex Barathri (2001)
ベルギーのメロディック・ブラック・メタル・バンドの 1st フルレングス・アルバム。 整合感のあるメタル・リフの上をシンフォニックなキーボードが転がり、ピアノやアコギでの叙情の塗布も忘れない実に叙情的でドラマティックなスタイルは、DIMMU BORGIR からブラストを抜き去りさらに正統メタル寄りにしたかのよう。
まぁそう書いちゃうとメッチャ凄そうに思えるけど、実際には今一歩何かが足りない感じ。それでも、しっかりとした「芯」の存在を感じるやり過ぎない実直な創りは、このバンド AXAMENTA の将来が明るいことを CD を聴くこの身にはっきりと伝えてくるんだけどね。正直、悶絶を誘う魅力的なパートの割合は多い方だと思うし。
プロダクションも良いとは言い難いものの、ミステリアスかつファンタジックな本作の魅力的な部分を楽しむには十分に悪くはないレベルではあるんだけど、力なく喚く情けないデス・ヴォイスが聴いててちょっと辛い感じ。
特に出来の良い #2 "Beyond the Haunting", #8 "Through the Scarlet Forever" などの楽曲は、もう一つ何かを突破すればメジャーどころを含めたデス・メタル・シーンにおいて広く「名曲レベル」と認識されてもおかしくない程の構成力を見せている。ってゆーかそれだけに「あと一歩」が足りないのがスッゲー惜しいな。
次作にチョー期待ッス!

Jacket BALANCE OF POWER 77
Heathen Machine (2003)
英国産正統派ヘヴィ・メタル・バンド BALANCE OF POWER の 5th アルバム。
「正統派ヘヴィ・メタル・バンド」と言われつつメロディック・ハードへの色気が妙な中途半端さを感じさせていたこれまでの作品と比較して、本作はそのあたりの迷いが解消された感のある、これまでになくメタリックな方面に焦点が絞れてる印象。
スマートな旋律感で包み込まれた硬質なエッジがタフにドライヴする緻密に構築された楽曲群は、前任の Lance King よりシンガーの座を譲り受けた新シンガー John K の歌唱が Geoff Tate (meets Bruce Dickinson) な風味に満ちていることもあって、音像的には「プログレッシヴ・メタル・バンド」のソレに近付いたと言えるかも。
破綻を感じる部分が皆無の相変わらずクオリティ激高なそのサウンドは、Pete Southern (g) のネオ=クラシカルなテクニカル・ギター・ワークも過去最高な勢いで乱舞しまくってたりする、要素的にはマジで My ツボど真ん中な逸品であるハズなんだけど、これまで同様にどこか優等生過ぎる部分が退屈さを運んできているのもまた事実なんだよな・・・。
ホント、内容的には確実に平均点以上の悪くない出来だけに、その「普通さ」が足を引っ張るってのにちょいとやり切れなさを感じてみたり・・・。
ってか、いっつも思うんだけど、このバンドってイメージの湧きづらいバンド名が最大の弱点なんちゃうの?(汗)  (Dec. 24, 2003)

Jacket BEFORE THE DAWN 77
Deadlight (2007)

フィンランドのメロディック・ダーク・メタル・バンド BEFORE THE DAWN の4thアルバム。

ゴシック・メタル色が強かった初期から作毎に徐々にメロディック・デス風味を増加させていった結果、本作では暗黒面に染まった SOILWORK がメランコリックな悲哀系ゴシック・メタルに手を出したかのような(謎)面白いスタイルになっている。

なんとなくの先入観からくる地味めのイメージとは裏腹に、その楽曲は洗練されたカラフルなヴァラエティを纏った重厚な装丁で、3〜4分台とコンパクトな尺にまとまりながらも、各曲に決して短さを感じさせないドラマティックな抑揚を封じ込めるその構築力の高さはなかなかのもの。

自国のナショナル・チャートでリーダー・トラック #2 "Faithless" が2位に食い込むなど、もしかしてブレイクの兆しあり?  (Dec, 11, 2007)


Jacket BEHIND THE SCENERY 77
Nocturnal Beauty of a Dying Land (1998)
ドイツの新鋭デスメタルバンド BEHIND THE SCENERY のデビュー盤 "Nocturnal Beauty of a Dying Land" は、疾走するリズムに乗ってツインギターのドラマティックなフレージングが哀愁を振り撒く、DARK TRANQUILITY 型メロディック・デスの優等生的な音といえるだろう。
収録された楽曲はどれも従来の伝統的なHMの方法論に則って、緩急巧みに造られていて、デス耳でない人にも比較的すんなりと受け入れられそうな聴きやすさを備えている。
特にツインギターのプレイに関しては、完全に普通のメタルバンドの感覚だ。
本作でまず一番に耳を捕らえるのは、間違いなく後の展開を嫌でも期待させるイントロのアコギ。そのイントロ、そしてアウトロなどで聴けるアコースティックギターパートでの絶妙な「タメた」ピッキングが醸し出す哀感センスは、故 Randy Rhoads (ex.OZZY OSBOURNE)に迫らんとしているのには驚くばかりだが、そのセンスの曲中へのフィードバックがちょっと稀薄な点がイマイチ歯痒いんだよなぁ。

Jacket BON JOVI 77
Have a Nice Day (2005)

既に押しも押されぬ大御所の粋に達した感のあるアメリカン・ロック・バンド BON JOVI の 9th アルバム。

オープニングを飾るタイトル・チューン #1 "Have a Nice Day" が強く印象付ける哀感を包み込むダイナミクスの質感に「ハード・ロック回帰」的な匂いを感じはしたが、その後の流れ的には随所にハード・エッジな織り込んだ「BON JOVI に期待する線に近いスタイル」の曲が続くものの、やっぱり今一歩のめり込めない普遍的なアメリカン・ロック・・・って感じ。

つか、そんなハードかどうかってことは全然問題ではなくて、単純に楽曲が上述の #1 "Have a Nice Day" を除いてどれもイマサン好みじゃないんだよね・・・。 前作 "Bounce" の方が、退屈な曲も多かったが印象的で気に入る曲も多かったな、オレは。

ま、この次来日するタイミングで、ショウの予習としてまた聴いてみよう。 その時に今より曲が引っ掛ってきてくれたらラッキーってことで。  (Oct. 02, 2005)


Jacket BOZZIO LEVIN STEVENS 77
Situation Dangerous (2000)
わははは。いきなりの "Immigrant Song" ライクなリフで掴みはオッケー。(苦笑)
超テクの嵐かつコンテンポラリに迫る聴きドコロ満載のテクニカル・ハード・フージョンのスリリングなエキサイトメントが◎。
Steve Stevens のこのところのフラメンコ趣味を反映した繊細なアコースティック・パートの叙情も「泣き派」には嬉しいし、なんつっても Tony Levin の図太くうねるベースが、いつ聴いても心地良い限り。

Jacket BRUCE DICKINSON 77
Tattooed Millionaire (1990)
別物として聞けば問題はない。クォリティーは高い。

Jacket BRUCE DICKINSON 77
Skunk Works (1996)
ロックである事を主張し、本来の持ち味が少し隠れ気味。

Jacket C.I.A. 77
In the Red (1990)
N・アソルトのDのソロ。そのまんまのものからバラードまで幅広い。

Jacket CARCASS 77
Heartwork (1994)
なんとデスメタルに流麗なGハーモニーを導入。「メロディックデス」の先駆け。

Jacket CATHARSIS 77
Imago (2002)
XaMetal Shock Waves Spreading All Over the World !!
ってことで、ロシアにもやっぱり存在する XaMetaler がこの CATHARSIS。本作は彼らの 4th アルバム・・・らしい。
自ら「Neoclassic Metal Band」と冠しているように、クラシカルでエレガントな味わいを強調したドラマティックなメタル・サウンドではあるのだが、ロシア〜ンな民謡風アレンジを伴うシンフォニックな疾走、沢山の具を消化しきれないアレンジのドタバタ加減、そしてそこに乗る微妙にヘナチョコな歌唱(汗)から受ける印象は、立派に XaMetal のそれだ。(褒)
・・・と茶化してはいるものの、そのクオリティは決して低くはない。STRATOVARIUS ライクな欧風メロディック・メタルを軸に前述の民謡風アレンジを施した楽曲はなかなか堂に入ったものだし、ギタリスト Anthony Arikh がしっかりしたリズムに乗ってプレイする16分の流麗なクラシカル・フレーズの端整な安定感も見事。中域の気だるさがニューウェーヴ的でもあるヘナチョコシンガー Oleg Zhilyakov だって、随所の語尾で「♪・・・ラエぇ〜〜」と言っちゃう「Timo Kotipelto 症候群」の発症がイライラを誘いながらも、「味がある」と理解することのできる範疇だしね。
笛や弦の舞い踊りが我々 XaMetal メイニアのガッツポーズ(with 呆笑)を誘う #3 "Heart of the World", #9 "Dancing in the Fire" という2つの秀曲の存在はかなーり強力!
ただ、なんとなく跳ね気味のリズムに時に違和感を感じたり、何故か耽美なゴシックの香りが漂う部分もあったりと(こっちは嬉しいんだけどね)、辺境メタル独特のミクスチャー感覚がマイナスに感じる瞬間もあるかもなぁ。
ちなみに今回 GET したのは英語版。まもなく現地語版も出るらしいと聞いて「もうちょっと待ってそっち買えばよかった!(TwT)」と一瞬悔しがってみたものの、実際には本作でも英語を歌ってるのに英語に聴こえないからまぁいいか。(汗)
あ、ヤヴァい、大事なこと書き忘れてた。・・・キーボード弾いてるの、Julia 'Red' Egorova たん ってお姉さんだった。(^^)

Jacket CELESTY 77
Legacy of Hate (2004)

フィンランドのシンフォニック・スピード・メタル・バンド CELESTY の2ndアルバム。

なぜか HEAVENLY & DARKMOOR っぽさを増しながらキラキラと疾走する XaMetal ど真ん中なサウンドは、シンガーの交代の効果こそ特に感じられないものの、エピックさとダークなアグレッションを共に増加させた結果の“強靭さ”が実に眩しい。

ってゆーか、普通にメロディが歌われてる部分より、随所で聴ける今回大胆に導入したデス・ヴォイスが響くパートの方がかなりカコイイので、このまま「クリーン・ヴォイスのパートもあるメロディック・デス・メタル・バンド」になっちゃッた方が人気出るんじゃない?(汗)

ゲスト参加ながら、一音鳴った瞬間にすべてを自分色に染め上げちゃう Richard Andersson (key) の魔人っぷりもサスガ。(笑)  (Jun. 12, 2004)


Jacket COSMICS 77
The Cosmic Year (2008)

Daniele Liverani (key/GENIUS, EMPTY TREMOR, TWINSPIRITS, KHYMERA) を中心とするインストゥルメンタル・プロジェクト COSMICS の1stアルバム。

テクニカルなハード・フュージョン系が中心なんだけど、伸びやかなメロディをドラマティックに聴かせる場面も多く、またそのメロディがこの手では珍しいほどに叙情的だったりするので予想以上に楽しめる。

Virgil Donati (dr/PLANET X, RING OF FIRE, etc.) の「全編ドラム・ソロ」(笑) 的な手数王っぷり、そして若き天才 Tommy Ermolli (g/TWINSPIRITS, KHYMERA) のエモーショナルなプレイにも惹かれる。 欲を言えば Tommy にはもっと弾きまくって欲しいではあるけど。  (Dec, 24, 2008)


Jacket DARK AGE 77
The Silent Republic (2003)
ジャーマン・エクストリーム・メタル・バンド DARK AGE の 3rd アルバム。
前作は、クオリティこそ高かったものの凡百の IN FLAMES フォロワーのうちの一つとして埋没してしまった感があるが、よりタフでストロングになった印象の本作で展開される骨太なメランコリック・メタルは、なかなかの説得力に満たされている。
キーボードによる壮麗な装飾もありつつ、決して甘口になり過ぎないサウンドの核を担う、テクニカルなだけではなく「ロック魂」を確かに感じさせる Jorn Schubert のギター・ワークが見事。
全体的には、DARK TRANQUILLITY の近作を思わせる雰囲気だな。  (May 19, 2003)

Jacket DEEP PURPLE 77
Come Taste the Band (1975)
やっぱりあまり思い入れは無い。

Jacket DEEP PURPLE 77
The Battle Rages On (1993)
良いところももちろんある。しかしこんな出来ではDPの名に恥じるのでは?

Jacket DELIGHT 77
Anew (2004)

ポーランドのフィメール・ゴシック・メタル・バンド DELIGHT の 4th アルバム。

誠に残念ながら、シンガー Paulina Maslanka タンと2枚看板を張っていたロリ系♀キーボーディスト Barbara Lasek 嬢は脱退し、後任に Jakub "Cube" Kubica なるヘドバン野郎が加入。

で、この男が持ち込んだ風味なのかどうかはイマイチわからんけれども、作を重ねる毎に微妙に作風を変えながらも着実に侵攻を重ねる彼らが今回選択したのは、前作の王道耽美ゴシック路線から一転しての、大胆なデジタル・エッセンスとロー・チューンでうねるヘヴィ・リフを絡み合わせながら中腰で前方に垂らした頭を上下にバングする、エレクトロ・モダン・メタルの様相だ。

でも、全編に降り掛けられたそのテクノ寸前のミニマルなアンビエント・ノイズは、思いのほか心地好かったりするんだよね。 それが強調されたクールでクリアな音像のおかげで、Paulina タンの驚くほどに表現力を激増した激萌えS系視線が目に浮かぶような力強くも繊細な歌唱がさらに自信たっぷりに浮き上がってきたってな嬉しい副作用もあったし、バンドのスキルに合致した方向性には素直に喜べるですよ。

と、本作はバンドがやっとこさ居場所を見つけた感のある充実感に満ちてはいるんだけど、肝心の楽曲が決して悪くはないんだけどイマイチ響いてこない・・・というもどかしさを感じるのがやや残念だなぁ。 #10 "Sleep" なんか、15分の尺を持ちしかもそのタイトルがアレだもんだから超期待してたら・・・完全にミニマル・テクノなビートのみのインストだし。(泣)

でもいいんだ。エンハンスドで収録されたリーダー・トラック #3 "Emotune" の P.V. で、Paulina タン の口元から覗く歯列矯正の金具に萌えれただけで。(変態)  (Feb. 13, 2005)


Jacket DIARY 77
To the End and Beyond (1999)
ドイツ産メロディックハードという共通項のせいか、輸入盤店では FAIR WARNING を引き合いに出されていたこの DIARY、(その他には STRYPER, FIREHOUSE らの名も)確かにその気持ちはよく分かる。聴き様によってはシンガーは大昔の Tomy Heart って雰囲気がチョットだけあるし、曲はツインギター、コーラスのそれぞれのハーモニーを生かした、中々に良く出来た哀愁 HR の王道を邁進する FAIR WARNING 的なフレンドリーなスタイルだ。
それにしても楽曲が良く出来ている。収録曲は各曲ともそれぞれ独自の方向性を持っていてしかも魅力的なフックによって装飾されている。が、イマイチ洗練さに欠けるのが正直なところ。それとやや上ずる癖のあるシンガーの音痴加減&ジャーマン臭さをどう取るかで、印象は随分変ってくるな。イモ臭いドラムも気になる。あー、書き出したらいろいろ気になってきたなぁ。(苦笑)
でも重ね重ね言うけど、曲はイイデスよ。そう曲だけは。(汗)(99/03/31)

Jacket DISTANCE (THE) 77
Live & Learn (1999)
Chris Ousey (HEARTLAND) と Kenny Kaos (POKERFACE) によるプロジェクトの2作目。前作同様、いい意味で産業的な方向にこなれた、洗練されたハードロック/ポップだ。
収録曲はどれも適度な哀愁と適度な爽快感を併せ持った、ソフトで耳当たりが良いもので、それなりに心地良く浸る事はできる。
が、やはり Chris Ousey の「クセで唄う」歌メロが相変わらずウルトラ短調。声質と節回しのフィーリングは良いモノを持っているが、「メロディ・メーカー」としてはやっぱ「三流以下」の烙印を押さざるを得ないなぁ。
いくら Kenny Kaos が、曲の雰囲気に合わせた垢抜けたハイパープレイをさり気なく決めても、肝心の歌メロが「また出たよ、このフレーズ・・・」ってゆーんじゃあ駄目でしょ。(苦笑)

Jacket DOKKEN 77
Lightning Strikes Again (2008)

10th。 新ギタリスト Jon Levin (ex-WARLOCK) の「超 George Lynch タイプ」な焦熱ギター・プレイを大きくフィーチュアして、意図的に初期のスタイルへの回帰を狙った一枚。

確かにその雰囲気は1st〜4thのアノ感覚に通じるもので、そこそこ楽しめることは楽しめるんだけど、Don Dokken (vo) の衰えバリバリ(&あからさまにやる気なさげ)な声の調子には大きな違和感が・・・。  (Jun, 12, 2008)


Jacket ECHOES OF ETERNITY 77
The Forgotten Goddess (2007)

米カリフォルニアはロスから登場したメロディック・プログレッシヴ・メタル・バンド ECHOES OF ETERNITY のデビュー・アルバム。

バンド名、幻想的な美麗ジャケ、魅惑の爆乳美女シンガー Francine Boucher 嬢の存在・・・といったテクスチャ群がゴシカルな雰囲気を強烈に漂わせつつも、その実それらの要素は希薄に、テクニカルな手数がヒットするメカニカルなメタリズムが支配的。

そのスタイルの類似点から、昨年デビューの大型新人 TO-MERA に対する米国から回答・・・と勝手に立ち位置を決めるも(笑)、現時点ではやや色彩感に乏しいこちらはチョイと分が悪いかも。。

初期 FATES WARNING にも通じる欧風なダークさを持ち合わせたソリッドめのサウンドの中で響く Francine 嬢のエンジェリックなイノセント・ヴォイスの、今のところの「ミス・マッチな魅力」としての機能も決して悪くはないけど、もし今後、彼女の歌声をもっと生かす形で本作でも少なからず配されているメロウなゴシック調パートにフォーカスしていくとしたら、さらに面白いことになるだろうなぁ・・・と、勝手にそっち方面に期待デス。  (Mar, 12, 2007)


Jacket EILEEN IVERS 77
Crossing the Bridge (1999)
「リバーダンス」オーケストラや「タイタニック」のサントラにも参加した米国女性フィドラー Eileen Ivers の3rd。
伝統的なケルティック・トラッドあり、現代的なロックに彼女のフィドルが絡む斬新な曲アリで、色々と楽しめる。
また、ネオ=クラシカル・プログレッシヴ・テクニカル・フュージョン的な曲もあり、ガリガリに歪ませたエレクトリック・ヴァイオリンで超絶に弾き捲くる様は圧巻。
でもこれ買ったホントの理由は、ギターで Al Di Meola が参加してるからだったりして。(苦笑)

Jacket ELDRITCH 77
Neighbourhell (2006)

イタリアのプログレッシヴ・メタル・バンド ELDRITCH の 6th アルバム。

粗めのヴォーカルがメロディックに歌うパワー・メタル系サウンドは、ネオクラ魂を程よく刺激するリード・ギタリスト Eugene Simone の焦熱のテクニカル叙情プレイ(こっちもやっぱチョイ粗め/汗)がイイ感じ。

そんなギター・オリエンテッドな音像に、かつての名鍵盤奏者 Oleg Smirnoff は今いずこに・・・と思いを馳せてたら、なんと今は VISION DIVINE にいるのね!?(驚)  (Apr. 21, 2006)


Jacket ELF 77
Trying to Burn the Sun (1975)
ロニーは、この頃からやっぱりロニー。シンプルなロックンロール。

Jacket EMINENCE 77
The God of All Mistakes (2008)

ブラジルのスラッシュ/デス・メタル・バンド EMINENCE の約5年振りの3rdアルバム。

ソリッドでモダンな切れ味とオールドスクールなパワーが拮抗するエクストリームなヘヴィ・サウンドは、元 OVERDOSEAndré Márcio による怒涛のドラミングが圧巻。  (May, 27, 2008)


Jacket ENSOPH 77
Bleeding Womb of Ananke (2001)
女性フルート奏者を含む6人組イタリアン発狂暗黒ゴシック ENSOPH のデビュー盤は、重大犯罪を犯した者の部屋から本作が発見されれば精神鑑定で無罪はほぼ確定っつー趣の変態音楽。
土台のしっかりしたメタル・パートに支えられた、多種多様な音色やエフェクトの飛び交うアシッドな暗黒シンフォ・ニュー=ウェーヴィ・ゴシックは、押し潰した甲高い絶叫から摂り憑かれたようなウィスパーまでを駆使する呪術的男声ヴォーカルと、ゲストの女声ヴォーカルが交歓する、演劇的要素の濃い混沌世界。
不協和音が調和を掻き乱す傍らで、ピアノやフルートそしてツイン・ギターによる美旋律がしっかりと息衝く圧倒的に濃密な空間は、息苦しくも心地よいんだな。
EBONY LAKE 真っ青ッス・・・・凄いッス。(汗)

Jacket FALCONER 77
Northwind (2006)

スウェーディッシュ・パワー・メタル・バンド FALCONER の5thアルバム。

本作ではなんと初代シンガー Mathias Blad が復帰。(祝) その渋ぅ〜い朴訥ヴォイスによって、フォーク/ヴァイキング風味のメロディック・メタルに初期作に通じる独特の哀感が戻ってきたのが嬉しい。 

前作から参加のリード・ギタリスト Jimmy Hedlund (g) の潤いと弾力に満ちたネオ=クラシカル・プレイにも驚いた。(前作は聴いてなかったので。。)  (Oct, 05, 2006)


Jacket FALCONER 77
Falconer (2001)
惜しくも解散してしまったヴァイキング・デスの最高峰 MITHOTYN の中心人物であったギタリスト Stefan Weinerhall が、盟友のドラマー Karsten Larsson とともに新たにスタートさせたヴァイキング・メタル・バンド FALCONER の、METAL BLADE が総力をあげてプッシュするデビュー作。
MITHOTYN の哀しみのヴァイキング精神を継承しつつも明らかに異なるのは、シンガー Mathias Blad の熱き普通声。Messiah Marcolin (ex.CANDLEMASS)を彷彿させる低~中音域でのこもりつつも憂いある熱唱が TYTAN や第二期 ANGEL WITCH のアノ雰囲気を醸し出すことから、そのサウンドは思いのほか N.W.O.B.H.M.的な懐かしい味わいに溢れている。
だけど、予想外のフォーキーな叙情の充実に「うむっ!」ってな嬉しさを覚えながら、イマイチハジけの足りない類型的なヴァイキング具合に歯痒さを感じてしまうのもまた事実なんだよなー。

Jacket FINSTERFORST 77
Weltenkraft (2007)

ドイツの7人組ヴァイキング/フォーク・メタル・バンド FINSTERFORST の1stフルレンス・アルバム。

勇壮なアグレッションに包まれた楽曲の中でアコーディオン&笛がリード楽器の如く舞いまくる様は、さながら ENSIFERUM meets KORPIKLAANI。 ドタバタ&冗長な気配が強めな音像は、76分間の長丁場に亘って聴き手を集中させるチャームには欠けてはいるが、独特の民族臭の魅力がジワジワと迫ってくるのは確か。 次作に大きく期待〜。  (Nov, 02, 2007)


Jacket FJOERGYN 77
Ernte im Herbst (2005)

話題の疾走ヴァイキンガー EQUILIBLIUM を輩出した Black Attack レーベルが放つ新たな刺客 FJOERGYN(なんて読むの?/苦笑)は、ドイツの二人組シンフォニック・ヴァイキング・メタル・ユニット。

シンフォ・ブラックな基盤にフォークロアな民族テイストやメロディック・スピード・メタル的な明快なクサメロ疾走をたっぷりと詰め込み、それを壮麗なオーケストレーションで包み込んだ大仰なキラキラ・サウンドは、ドイツ語歌詞と捉えドコロのない展開がリッター(騎士)・ロック的ですらある独特な風味。

楽曲は細部までよく出来てるし、スクリーム/グロウルに絡みつくように朗々と歌われるヴァイキング賛歌的パートの美味しさをはじめ、メロディ/アンサンブル/展開に数多くの悶絶箇所を持っているのに、ドラム、オーケストレーションから(真偽はともかく)ギターのリフにまで打ち込みクサさ感じさせる無機質な「作り物感」が、燃え上がろうとする気持ちをイマイチ削いでしまっている感じ。

19分の #10 "Requiem" に期待してたら、実際はほとんどが無音部分だった・・・ってのも印象良くないわー。

現在、人間のメンバー(笑)を募集してるみたいなんで、それでイイ人見つけてちゃんとバンドとしての布陣を整えた状態で次作を出してくれることを激しく希望。  (Jun. 01, 2005)


Jacket FOLKEARTH 77
By the Sword of My Father (2006)

FOREFATHER, ELUVEITIE のメンバーを含む総勢31名からなるスウェーデンのヴァイキング/フォーク・メタル・プロジェクト FOLKEARTH の2ndアルバム。

笛/ヴァイオリンが鳴り渡る土着的なフォーキーさと、明快に疾走するジャーマン・パワー・メタルが融合したような、何でもアリなドラマティックなフォーク・メタル・・・って感じ。

やや長尺で、途中マターリしちゃうではあるんだけど、時折顔を出す笑えるほどのクッサいメロディは殺傷力高し。  (Dec, 26, 2006)


Jacket FURIA 77
Kheros (2006)

フランスの6人組メロディック・デス/ブラック・メタル・バンド FURIA の 3rd アルバム

IRON MAIDEN ルーツの美味しいハーモニー・リフを配した正統メタリック・デスに、BEYON-D-LUSION でもその才能を発揮していた Mehdi Khadouj (key) によるフューチャリスティックなモダン・シンセ・ワークを大胆に塗布。 安定したソリッドな切れ味とナニゲに幅広いヴァラエティ感が高品質にまとまったエクストリーム・サウンドはなかなかに聴き応えのあるもので、「FURIA ならでは」という独特の個性にしっかりと包まれているのが◎。

まぁ個々の楽曲を見ると、一番萌えたのは美しいアコギを配したメロウなインスト #5 "Isolement"・・・というちょいと惜しい感じだったりするんだけど。。 あ、端々で何故か WRATHCHILD AMERICA っぽさを感じたりしたのも書いとこう。  (Apr. 29, 2006)


Jacket FURTHEST SHORE 77
Chronicles of Hethenesse Book 1 : The Shadow Descends (2000)
NIGHTWISH のキーパーソンである Tuomas がキーボードを弾く(!)フィニッシュ・ロールプレイング(笑)・シンフォニック・ヴァイキング・メタル。
架空の地 HETHENESSE を舞台に、剣と魔法、そしてドラゴン&妖精が乱舞する一大叙情詩を封じ込めたストーリー・アルバムで、何故だか本作は Quorthon そして BATHORY へのトリビュートとの記載が。(謎)
田舎臭いシケシケメロディ(誉めてます)を全編に配した民族型ヴァイキング・メタル・チューンは、Tuomas ならではのキラキラした大仰なシンフォ・アレンジと様式テクニカルギターの好メロディで華麗に彩られ、普通声オンリーのヴォーカルが「味わい以前の下手さ加減」なのは差し置いて、(ま、ポジティブに「語り部」的に捉えておけば、さほど気にはならんが/汗)なかなかの扇情力。
ただなぁ、如何にもマイナー臭ぁいチープな音質が、この壮大なストーリーに没頭させるのをちょっと邪魔するんだよな~。うーむ。。。素材はカナリ美味しいデス。

Jacket GATE OF SORROW 77
Enter Through the Gate (2009)

チェコの6人組シンフォニック・ゴシック・メタル・バンド GATE OF SORROW のデビュー・アルバム。

エンジェリック・ソプラノな女声とブラックに喚く男声(男声はギター兼任)がデュエットする男女ツイン・ヴォーカル体制で、煌くオーケストレーションと共にクラシカルにドラマを重ねる古典派。 キャッチーな欲に走らず気高い様式こだわりながら美醜を対比的に描く様は、我が国の新鋭 STABAT MATER と同質の雰囲気を感じさせている。

非常に大仰で即効性の薄い造りだけど、世界観に浸りながら繰り返し聴くうちにジワジワと効いてきそう。  (May, 13, 2009)


Jacket GIUNTINI PROJECT 77
III (2006)

イタリアのベテラン様式派ギタリスト Aldo Giuntini による正統ヘヴィ・メタル・プロジェクト GIUNTINI PROJECT の3rdアルバム。

前作に引き続き Tony Martin (vo/ex-BLACK SABBATH etc.) がシンガーを務めているのだが、"The Law Maker" 風あり、"Heaven & Hell" 風あり、果ては名盤 "YTR" 収録曲のカヴァー #7 "Anno Mundi (The Vision)" まで引っ張り出してきて Tony の魅力を最大限に引き出そうとする楽曲に応えるように、今回はその Tony の極旨歌唱の見事な映えっぷりに耳を惹かれまくり。

ここで聴ける Tony の歌声は、時に高音部でファルセットを混ぜたりする近年の John West (vo/ROYAL HUNT) 同様のややエコノミーな感触を受けるものではあるけど、十分に往年の名演を想起させる「ファンが望む(だろう)Tony Martin 節」の範疇にあるものだ。 そんな彼の熱唱をここまで堪能できるのって、BLACK SABBATH から離脱以降ではこの作品が初めてなのでは?

各楽曲の本質的なクオリティと Aldo Giuntini 自身のギター・プレイについては・・・一切ノーコメント。(汗)  (May 02, 2006)


Jacket GRAND MAGUS 77
Iron Will (2008)

SPIRITUAL BEGGARS の現シンガー Janne 'JB' Christoffersson (vo,g) 率いるヘヴィ・ロック・トリオ GRAND MAGUS の4thアルバム。

JB の泥臭い漢の熱唱をフィーチュアし、SPIRITUAL BEGGARS にも通じる微ドゥームなザラつきを持ったレトロ系骨太ハード/ヘヴィ・ロックを展開してるんだけど、ダークなメランコリアの中に Ronnie James DioTony Martin を擁していた後期 BLACK SABBATH の香り強く漂わせているのに興味を惹かれる。

ただね、「渋い」というと聞こえは良いけど、色んなところが地味というか華がないというか・・・もう一歩なのよね。。 JB 自身がプレイする意外な上手さに驚かされるギターといい、確かに肉感的なグルーヴを迸らせるリズム隊といい、結構いい感じのヴァイヴで迫ってはくるんだけど、惜しいところで大事な部分に届かない感じ。。 曲と歌が決して悪くないだけに、余計にそういった惜しさが気になってくる。 うーん、ホント惜しいわ。  (Jul, 04, 2008)


Jacket GREAT WHITE 77
Great White (1984)
LAメタルの一群としてデビュー。そういうサウンドでもある。

Jacket GREEN CARNATION 77
The Acoustic Verses (2006)

ノルウェーのプログレッシヴ・ゴシック・メタル・バンド GREEN CARNATION によるアコースティック・アルバム。

優しく紡がれるダーク&ムーディなアコースティック・チューンズは、OPETH, PORCUPINE TREE, ANATHEMA, そして PINK FLOYD に通じる穏やかな混沌がなかなか心地良い。

が、聴いててのめり込む程の深遠さにはイマイチ乏しく、その心地良さは「和む」止まりなんだよね。 正直、毎回聴く度に眠くなっちゃうし。(汗)  (Jan. 30, 2006)


Jacket GREG LAKE 77
Manoeuvres (1983)
ゲイリー・ムーア参加。

Jacket HARDREAMS 77
The Road Goes On (2008)

スペインのメロディアス・ハード・ロック・バンド HARDREAMS の2ndアルバム。

爽やかさと哀愁が絡み合うメロディを洗練されたサウンドに乗せる、意外なクオリティの高さを感じさせるメロハー。

曲の良さとエモーショナルなヴォーカルの上手さに大きな満足感が得られるだけに、がんばって弾こうとすればするほどボロさを露わにするギターの拙さがやや残念。  (Jan, 08, 2009)


Jacket HOLY KNIGHTS 77
Gate Through the Past (2002)
イタリアの「RHAPSODY に一番近いバンド」HOLY KNIGHTS のデビュー作。
そのシンフォニックな中世絵巻は確かに RHAPSODY 直系・・・といってもやっぱある種のチープ感は否めないのは、比較対象が比較対象なだけにそりゃ仕方がないよなぁ。うん。
ただ、この HOLY KNIGHTS が単なる物真似に終わらない何かを持っているのは確かで、ツボを得た女声の差し込み方、タイトル・トラック "Gate Through the Past" でのクラシカルなモチーフの導入の上手さ、そして2部構成の "Quest of Heroes" 組曲での叙情描写などには、正直ちょっとグラッと来るほどかなり濃度の濃い本気汁を感じ取ることが出来る。
それに、難易度の高そうなスウィープを危なげなく聴かせる Danny Merthon, Federico Madonia の2人のギタリストをはじめ、線が細いながら充分に健闘を湛える価値はあるヘナチョコ・シンガー Mark Raven も含めて各プレーヤともに数多いイタリアン XaMetal バンドの中でしっかりと「本邦デビュー」を掴み取るに相応しい技量を持ち合わせているのもポイント高いし。
本作ではまだまだ「SKYLARK が無理しちゃった雰囲気」(汗)とでも形容できそうな危うさを孕んでいるものの、次作リリースされたら100%また買うっスよ!

Jacket HOUSE OF SHAKIRA 77
Retoxed + Live at FireFest 2005 (2007)

スウェーデンのメロディック・ハード・ロック・バンド HOUSE OF SHAKIRA の約3年振りの5thアルバム。(2005年のFireFestの音源を収録したボーナスCDが付属した日本盤スペシャル・パッケージ)

近作はイマイチなヌルさに包まれていたが、本作は、全編に充満させたハードなエネルギーが、快活にドライヴする良質ハード・ロックに新たな息吹を与えている感じ。

・・・とはいえ、初期作で素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれた Andreas Eklund (vo), Mats Hallstensson (g) 両名のおとなしさはやはり残念で、「まぁ悪くない」の域を脱してはいないんだよなぁ。 聴いてる間はそれなりに気持ちイイんだけれども。  (Dec, 07, 2007)


Jacket IN MOURNING 77
Shrouded Divine (2008)

スウェーデンのプログレッシブなゴシック/デス・メタル・バンド IN MOURNING の1stフルレンス・アルバム。

OPETHNOVEMBRE タイプだが、豊富な変態的アイデアと疾走するアグレッションが呼び込む独特の個性も時折り顔を出す。  (May, 11, 2009)

 

Jacket INNERWISH 77
Inner Strength (2006)

ギリシャのメロディック・パワー・メタル・バンド INNERWISH の3rdアルバム。

今時珍しいほどに清く正しいツイン・ギターの実直メロパワは、スピード控えめで技術アピールも必要最低限・・・と、奇を衒うことの一切ない80年代正統派メタルど真ん中なスタイルで、オフィシャル・バイオに書かれているとおり FIFTH ANGEL, RIOT の名を思い起こさせるもの。

メンバー・ショットの年季の入ったヲサーンっぷりが妙に納得できちゃうような、眩暈がするほど馬鹿正直な野暮ったさに包まれているんだけれど、シンガー Alexandropoulos Babis がマイルドな歌唱で綴る歌メロやツイン・ギターが奏でる叙情フレーズに、何気にグッとくる場面が多かったりするもんだから始末が悪い。(苦笑)

#4 "Lonely Lady" がかの Q5 のカヴァーだというマニアックさも面白いな。  (Jul, 08, 2006)


Jacket INTRUDER 77
Dangerous Nights (1999)
BONJOVI 初期の超名曲 "Runaway" のクレジットにソングライターとしてその名を刻む George Karak(ギタリスト)を中心としたバンド/プロジェクト。
確かに楽曲は素晴らしい。アメリカン・ハードロックの中でも如何にも日本人が好みそうなウェットな哀愁に彩られた方向性を持った軽快なナンバーが目白押し。メロディラインの構成力も絶品の域に達しているといっても言い過ぎではないと思う。
ところがなかなかうまく行かないもので、シンガー、そしてプロダクションが好みじゃないんだな。これが。
シンガーである SHOTGUN SYMPHONYTracy White はやや(カナリ?)音痴気味で、良く伸びるハイトーンという立派な武器を持ちながら、限界近くのみならず簡単なフェイクですら惜しいところで期待するピッチまで届かないのが気になりまくり。
そしてウチの嫁をして「おいおいおい、チョットはひねりなさい、ひねりなさい!」と言わしめるまでの(笑)安直なドラム・フィルを含む単調極まりないお座なりなリズムアレンジや、スピーカーの奥で渾然一体となって鳴ってくる安っぽいサウンド・プロダクションが、この INTRUDER というバンドに「B級」のレッテルを貼らせるのだ。
重ね重ね書いときますが、本質的な曲/メロディは絶品。それだけに不釣り合いな部分がヤケに目(耳だね/笑)に付くんですよね。(99/01/25)

Jacket IOMMI 77
Iommi (2000)
暗黒リフ・マスター Tony Iommi 初のソロ・アルバム。("Seventh Star"BLACK SABBATH だ!・・・と勝手に断言/苦笑)
モダン=ヘヴィ系シンガーを多数フューチュアした事実からも推察できる通りの、現代的な音像を展開している。
守備範囲外のリズムやメロディ運びが続く音圧の洪水中で、旧来の BLACK SABBATH 風味を感じては、机の下でささやかに拳を握り締める感覚だな。
ウォームかつイーヴォーな狂気のソロ・ワークは流石だけど。

Jacket IONA 77
Open Skys (2000)
勝手にアイリッシュ・ポップ・ミュージックだと思ってたら、意外にもプログレッシヴな感触に満ちた音色、演奏にビックリ。
様々な楽器を駆使して空・海・大地の鼓動を伝える、美麗なメロディと生き生きとしたリズムが織り成す、そのジャケットどおりの、たおやかに眠る海の如き清楚な音世界は、ブラジルの TEMPUS FUGIT、そして CAMEL 的な叙情プログレとして、聴いていて和む和む。
女性シンガー Joanne Hogg の透き通る歌声もいいね。

Jacket IRON SAVIOR 77
Megatropolis (2007)

Piet Sielck 軍曹 (vo,g) 率いる硬派ジャーマン・メタル・バンド IRON SAVIOR の約3年振りとなる7thアルバム。

漢汁滴る無骨なる実直パワー・メタルは、近作としては比較的メロディを強めた感もありつつも基本路線は笑えるほどに不変。 “HELLOWEEN 以前型”の堅実なジャーマン・メタル道を一点の疑念もなく突き進む信念に満ち々々た一枚。  (May, 28, 2007)


Jacket JOE LYNN TURNER 77
Hurry Up and Wait (1998)
Joe Lynn Turner にとって本当に久々のオリジナル「HR」アルバムとなるこの作品は、彼の歌声が存分に楽しめるものに仕上がっている。
YNGWIE MALMSTEEN のカヴァー集、"Inspiration"BRAZEN ABBOT の一連の作品でも格の違いを見せ付けてくれたけど、こうしてじっくりとアルバム通して聴くと、本当に巧い!  RAINBOWDEEP PURPLE(そういえば居たなぁ…)在籍時の魅力に、枯れた味わいと年月を経た相応の「凄み」が加味され、そこらのシンガーでは太刀打ちできないレベルに達している。
収録曲の中でも、叙情的なバラード "Can't Face Another Night" と「NWOBHMの名曲」的な雰囲気を醸し出すドライヴィングHR "Game of Rock'n'Roll" は、特に秀逸。後者などは Tony Bruno (ex.SARAYA,DANGER DANGER ,etc.) Al Pitrelli (SAVATAGE etc.)の火花散るツインギターバトルもあり、ライブではサビの「Rock'n'Roll!」のシャウトとともに超盛り上がりそうなナンバーだ。
が、その他の楽曲が正直言ってイマイチ。そこにあるのは無味乾燥ぎみのアダルトなアメリカン・ハード・ロックで、はっきり言って日本人好みではない。
かの哀愁HR満載の名作 "Resque You" よ再び・・・と、期待し過ぎたかな?
次の BRAZEN ABBOT ではぜひ全曲歌ってください。

Jacket JOHN HAHN 77
Out of the Shadows (1992)
トニ・マカの路線っぽいが、ちょっと楽曲が弱い。

Jacket JOHN MACALUSO & UNION RADIO 77
The Radio Waves Goodbye (2007)

技巧派ドラマー John Macaluso のソロ・プロジェクト JOHN MACALUSO & UNION RADIO の1stアルバム。

James LaBrie (vo/DREAM THEATER), Mike Dimeo (vo/MASTERPLAN, ex-RIOT), Chris Caffrey (g/SAVATAGE, JON OLIVA'S PAIN), Alex Masi (g), Vitalij Kuprij (key/ARTENSION, RING OF FIRE), Randy Coven (b/ARK, MCM) らをゲストに迎え、プログレッシヴでフュージョンでロックなモダン・ワールドを多彩に展開。

曲自体はイマイチながら、ゲスト陣各々のナイスなパフォーマンスは聴き物。  (Nov, 30, 2007)


Jacket KING DIAMOND 77
The Graveyard (1996)
端々のフレーズにしか良さを見出せない・・・。残念。

Jacket KISS 77
Dynasty (1979)
Lovin' You Baby の DISCO 風味が衝撃だった。

Jacket KREATOR 77
Coma of Souls (1990)
暴走気味だった前作までとうって変わって整合感を打ち出した。

Jacket LARRY CARLTON 77
Larry Carlton (1978)
フュージョンギターの名盤。

Jacket LIFEFORCE 77
Within Sight (1999)
お店で「ドイツ産のハードポップ(女性Vo.)」って売られていたこの LIFEFORCE、どうやら本当はオランダのバンドらしい。そのサウンドは、かの HEADPINSCHRISSY STEELE らのパンチ系女性シンガーをフィーチュアしたカナディアン・ハードロックに通じるもので、溌剌とした快活なHR ナンバーから、しっとりとした女性らしさをアピールする都会的にソフィスティケイトされた曲まで、キラめく人工的な音色のギターと華麗なキーボードのコンビネーションが印象的な、非常にヴァラエティに富んだ作風だ。
中盤になぜか唐突に挿入される場違いな Tony Macalpine のパクリ風ネオ=クラシカルインスト(途中で "Doctor Doctor" も登場/苦笑)"A Classical Intermesso" は、随所でちょっと危なっかしいフラッシーなプレイを聴かせるギタリスト Peter Van De kletersteeg の個人的な趣味?
女性リードシンガー Marij Snels Driessen のその歌唱力は大した物で、ブルーズテイストに満ちた見事な表現力を武器に、張りのあるハイトーンから低音域まで難易度の高いフェイクも難なくこなす実力派。
最初は録音のショボさがチョット気になったが、楽曲の充実もあって聴いてるうちにあまり気にならなくなった。それよりも、パッケージ周りから漂うマイナー臭さが横綱級(汗)なのがナニなんだな。ネーチャンは上玉とは言わないまでも小綺麗にしているようでまぁ許容範囲としても、どうみても他のメンバーがスーツ姿のサラリーマン3人に見えるメンバーショットの安っぽさが涙を誘うって。せっかくの楽曲がぁ~って感じ。
やっぱ音楽って、純粋に音だけじゃなくってイメージ/ルックスも大事なのよね~。(笑) (99/02/05)

Jacket MAD MAX 77
Night of White Rock (2006)

解散状態にあったドイツのメロディック・ハード・ロック・バンド MAD MAX が約7年振りに復活してリリースする6thアルバム。

メタリックな質感を伴ってキャッチーにドライヴする堂々たる楽曲群の、初期を超越する勢いの出来のよさには驚かされる。 Michael Voss の甘めの声とドラマティックなギター・ハーモニーがいい感じだな。  (Jan, 11, 2007)


Jacket MALPRACTICE 77
Deviation from the Flow (2005)

TO/DIE/FOR のスーパー・ギタリスト Joonas Koto 率いるフィンランドのプログレッシヴ・メタル・バンド MALPRACTICE の 2nd アルバム from Spinefarm。

知的なテクニカル・アレンジと明快な歌メロがバランス良く均衡するややポップめのメロディック・プログレ・メタルは、TO/DIE/FOR 最大の魅力だった(笑)Joonas のネオ=クラシカルなテクニカル・プレイが満載というだけで嬉しさ全開。

ま、曲自体はちょいと緊張感足りなくて退屈だったりするんだけど、ギター・ソロ以外を早送りてしまえばさほど問題なし。(汗)  (Jun, 02, 2006)


Jacket MASTERMIND 77
Tragic Symphony (1994)
キーボード(MIDIギター?)をフューチュアしたELP型プログレッシヴHR。

Jacket MEGADETH 77
Risk (1999)
この音楽って、別に MEGADETH がやらんでもええんちゃうん?
あ~あ、Marty Friedman もったいね~。

Jacket METALIUM 77
Hero Nation - Chapter Three (2002)
ヘヴィ・メタルの何たるかを現世に伝える True Metal Warrior METALIUM が放つ Chapter Three。
ギタリストを SAVATAGE に、ドラマーを HELLOWEEN に引き抜かれるというある意味「優良ミュージシャン育成バンド」的な横顔も見せ始めているのは元々が「凄腕の寄せ集め」だから当たり前だっちゅー事実はさて置いて(汗)、この第3章に封入されているのも、Don AireyKen Hensley というオールド・ハード・ロック・テイストを醸し出すには最適の鍵盤奏者陣をゲストに迎えてこれまでよりも幾分メロウなメロディックさを表層に浮き上がらせながらも、相変わらずの堂々たる正攻法のヘヴィ・メタル。
ただ、前2作と比較して楽曲の暑苦しさが足りない感じ。どうしようもないくらいに昂ぶるメタル・マインドが本作ではちょっと希薄なんだよな。ラストのポップなシークレット・トラックの大仰な導入部が一番満足感高いぞ!みたいな。
出来としては全然悪くないんだけど、超期待した分普通の出来では物足りないことで。と言いつつもちゃーんと Hail しながら今後も付いて行くから。

Jacket MIND ODYSSEY 77
Nailed to the Shade (1999)
MIND ODYSSEY って、ここまで DREAM THEATER っぽかったっけ? で、ここまで整合感のあるハイ・クオリティな音造りが出来るバンドだったっけ? イヤー、化けるもんだね~。
本作で聴けるのは、明らかに DREAM THEATER を土台としたテクニカル・プログレッシヴ・メタル。それもヘヴィ・メタルの側面からのアプローチによって、メタル・エッジのザクザクした重さに溢れたもので、演奏技術に全く不安な所が無い各メンバーによって支えられた楽曲は、クリアかつタイトにまとまった良質な録音のせいもあって緊張感たっぷり。
どの曲も革新的でソリッドな印象ながら、サビになると突然メロディック・メタルとして責めるパターンが多く、ついつい「あ~、全部この路線だったらいいのに~」と思ってしまう。そのサビメロで垣間見せるメロディ・センスはカナリのもので、"Apollo13", "Not with Me" あたりなんてチョー好みな感じ!
それだけにプログレッシヴな部分の魅力の足りなさが残念だ。要は DREAM THEATER 寄りの拡散する部分を聴かせるには、チョイトだけ引出しの中身が少ないかな?・・・という印象だね。
またシンガー Mario Le Mole の、Ralf Scheepers (PRIMAL FEAR) が James Labrie (DREAM THEATER) のフィーリングで唄っているような歌が気持~ち音痴で、肝心のロングトーンで微妙にピッチを外してしまっているのも、上手い人だけに惜しいところ。
ま、クオリティはこの手の中では相当に高いよ。音もカナリ良いし。

ちなみにボーナスである TOTO のカヴァー "St.Georgeand the Dragon" は・・・残念ながらイマイチ。結構この曲の存在が買ったメインの動機だったんだけどな~。(99/03/05)

Jacket MISERATION 77
Your Demons, Their Angels (2006)

Jani Stefanovic (dr,g,b/AM I BLOOD, SINS OF OMISSION, RENASCENT, DIVINEFIRE, ESSENCE OF SORROW, CRIMSON MOONLIGHT) と Christian Alevstam (vo/SCAR SYMMETRY, UNMOORED, TORCHBEARER, INCAPACITY, QUEST OF AIDANCE, ANGEL BLAKE, SOLAR DAWN) がタッグを組んだの新デス・メタル・プロジェクト MISERATION のデビュー・アルバム。

タフなブルータリゼーションズの中で、Jani 系列のバンドではおなじみの Patrik Gardberg (AMMOTRACK, DIVINEFIRE, UNMOORED, TORCHBEARER) & Thomas 'Plec' Johansson (UNMOORED) のギター・チームによる超テクニカルなギター・パートが舞う慟哭サウンドは、今となっては決して目新しいスタイルではないものの、その完成度の高さには驚かされる。  (Dec, 22, 2006)


Jacket MOB RULES 77
Temple of Two Suns (2000)
その最低レベルなヘナチョコジャケとは裏腹な充実した内容が印象的だった前作と同様、本作も見栄え以上の出来に仕上がっていて、メンバーの経験豊富っぽい風情に違わぬ安定感はなかなかのもの。
随所にシンフォアレンジを施した落ちつきのある大仰ながらコンパクトに纏まったメロディックなヨーロピアン・パワー・メタルは、製作に Sascha Peath, Thomas Rettke, MiroHEAVENS GATE 組が関わったのがうなずけるクオリティの高いもので、そう言われてみれば、Sascha Peath 関連作品の中では最も HEAVENS GATE 指数(といっても後期)が高いかもしれない。
ドラマティックなマイナー・メタルを主軸をしながらもポップめの曲やバラードなどを盛り込んだヴァラエティ感のある流れは聴き応えアリ。ヘナチョコながらよく唄っているシンガーもカナリ健闘してるよ。
あ、"Celebration Day" は名曲指定デス。

Jacket MOSTLY AUTUMN 77
Heart Full of Sky (2007)

英国のシンフォニック・ロック・バンド MOSTLY AUTUMN の7thアルバム。

そこはかとなく漂うケルト色にも耳を惹かれる伝統的な田園風味の美味しさはそのままに、今風のUKギター・ロック勢にも通じるソリッドなラウド・エッジとキャッチーなドライヴ感を加えた、多彩さが際立つ一枚。 そんなやや拡散気味の捉え所のなさまでもを、イギリス的なプログレッシヴ/ポンプ・ロックの王道たる味わいの一部と思わせる、その雰囲気作りの巧さは流石だ。

つーかぶっちゃけ、バンド名やアートワーク含めなーんとなく漂ってくる良質のムードと「美女メンバーの存在」ってファクターだけのために、惰性で毎作チェックし続けてる状態になってる気が。(汗) まぁ結果的に毎回ソコソコ楽しめてはいるので、それもアリっちゃあアリなんだけど。  (Jul, 02, 2007)


Jacket MOTHER OF SIN 77
Apathy (2005)

ELEGYPRIME TIME のシンガー Eduard Hovinga (vo,g,key) 率いるオランダのテクニカル・メタル・バンド MOTHER OF SIN のデビュー作。

オレ、大好きなんだよね、Eduard Hovinga の歌声・・・ってことで迷わず手を出してみたら、その歌声以上に彼自身がプレイする超テクニカルなギター・ワークが大々的にフィーチュアされててビックリ。 ELEGY"Lost" 収録の "Under Gods Naked Eye" で披露していたソロ・プレイである程度巧い人だとは思ってたけど、まさかここまで弾けるとは!?(唖然)

プログレッシヴにのたうつソリッドなへヴィ・リフに乗る ELEGY 時代の盟友 Henk van Der LarsMarty Friedman 風味をブレンドした激テク・プレイを過剰なまでに前面に押し出した楽曲群は、バンド自身が公言するように確かに CACOPHONY の名を真っ先に想い起こさせるね。 ギター・オリエンテッドなテクニカルな演奏に超絶ハイトーン・ヴォイスが乗る・・・って意味で VIGILANTE っぽい雰囲気もチラホラと感じたり。

そんな風に、強力なギター・パートは確かに魅力的だし Eduard のよくコントロールされた歌唱の以前より力強さを増したかの健在っぷりも嬉しくはあるんだけど、楽曲がやや無機質で掴み所に欠けるせいか、潤いや味わいに乏しく感じてしまうのがちょっと勿体無いな・・・。

どーでもいいけど、プロデューサとしてクレジットされてる Dick Kemper って、あの VANDENBERG の・・・だよね? うひゃ〜、懐かしい。。(遠い目)  (Nov. 26, 2005)


Jacket MY DYING BRIDE 77
A Line of Deathless Kings (2006)

UKゴシック・ドゥームの重鎮 MY DYING BRIDE の9thアルバム。

実は MY DYING BRIDE 聴くのって1993年の "Turn Loose the Swans" 以来だったりするんだけど(汗)、意外な整合感で躍動するメタル・リフとノーマル・ヴォイスが聴こえてくるその「普通」な感触に少々驚いた。

・・・が、そこに充満しているゴシカルな退廃ムードの奥深い重厚さは、このバンドから離れていた十数年間になんとなく勝手に得ていたイメージを損なうことのない「やっぱり MY DYING BRIDE」と思えるもので一安心。

へヴィな中に漂う美旋律の悲愴感もスゲーいい感じで、なにより、音の一つ一つそしてそれらが纏まった音塊からこのバンドが今なお現在進行形であることを示す「威厳」がガシガシと伝わってくるのが凄いね。 ・・・ってまぁ、そーゆー感覚ってのは得てして先入観が生んでる確率が高いんだけど。(苦笑)  (Dec, 03, 2006)


Jacket MYSTIC PROPHECY 77
Regressus (2003)
ドイツを本拠とする多国籍パワー・メタル・バンド MYSTIC PROPHECY の 2nd アルバムは、ギタリストとして在籍する「Gus G. 効果」で国内盤としてリリース。
音圧の高いヘヴィ・リフが鳴る剛球型ヘヴィ・メタルの上で、Gus G. がネオ=クラシカル要素にペンタトニックをたっぷりと絡めた激情フレーズを DREAM EVIL でのコンパクトにまとまったアプローチに対する鬱憤を晴らすように(汗)弾きまくる様が微笑ましい。こうして聴くと、Uli Jon Roth っていうよりかは実はスッゴイ John Norum の影響を滲ませてるかも。
その Gus G. と同じギリシャ人であるシンガー R. D. LiapakisVALLEY'S EYE にも在籍)の意外にも旨味のある濃い目のパッションを噴出する熱唱が追うメロディ・ラインと硬質リフのアンサンブルが、ARMAGEDDON の 2nd っぽい感触を感じさせる事もしばしば。
シンプルで実直な楽曲にはそれなりの良さを見出せはするんだけど、そのヴォーカル・パートにコーラス・ハーモニーがほとんど聴かれない(オクターブ/ダブリングの処理はあるけど)など、アレンジの相当な淡白さには、やっぱり物足りなさを感じさせられるなぁ。  (Apr. 23, 2003)

Jacket MYSTIC PROPHECY 77
Savage Souls (2006)

希独連合パワー・メタル・バンド MYSTIC PROPHECY の 4th アルバム。

前作を最後になんと Gus G. (g) が脱退してしまったが、後任の Martin Grimm (ex-HEADSTONE EPITAPH) のプレイがその穴を感じさせないほどにイイ感じ。

その Martin が踏ん張るテクニカルな叙情ギター・パートの充実と本作から殊更に漂いだしたエクストリーミーなアグレッションが、この新生 MYSTIC PROPHECY の新たな息吹として見事に機能し始めつつも、相変わらず捻りの少ない剛球ヘヴィ・メタルな楽曲の単調さ、そして R.D. Liapakis (vo) が一本調子な単色歌唱でなぞる平坦な歌メロの魅力の希薄さがこれまで同様・・・ってのが、なんとももどかしい限り。。  (Mar. 07, 2006)


Jacket NATHAN MAHL 77
Heretik Vol.II (2001)
CAMEL の Tour Keyboard Player としても知られる Guy LeBlanc 率いる Canadian Progressive Rock Band による、世間の不条理な体制への反逆を描く Heretik 3部作のうちの2作目 は、Classical かつ Symphonic に攻めまくる Keyboard がリードする E.L.P.、ひいては Par Lindh Project に通じる、Dramatic な Art Rock。
Hard な Guitar が絡む Thrilling な Technical Part(つっても Jazz / Fusion 風味なんだけどね)もありーの、もろ GENTLE GIANT な変拍子攻めもありーので嬉しくはあるんだけど、Vocal が余りにも添え物的な位置にあるせいか、その冗長な構成が退屈に感じてしまうこともしばしば。ワシがプログレ者として未熟なだけかもしれんが・・・。

Jacket NUCLEAR SYMPHONY 77
Lost in Wonderland (1990)
イタリアのプログレッシヴ・スラッシュ。複雑な展開が持ち味。

Jacket PATRIARCH 77
Prophecy (1991)
変拍子を多用したテクニカルスラッシュ。曲に魅力が乏しいのが欠点。

Jacket PETE SANDBERG'S JADE 77
Pete Sandberg's Jade (1999)
Pete Sandberg のハスキーな声の魅力を十二分に生かした、オーソドックスかつヴァリエーション豊かな北欧ハードロック。
バラード系の曲は出色の出来だが、その他の曲が悪くはないけどあまり印象に残らない・・・って感じだなぁ。

Jacket PILLAR 77
For The Love of the Game (2008)

米オクラホマのクリスチャン・ハード/ヘヴィ・ロック・バンド PILLAR の5thアルバム。

モダンなメタル風リフとクリスチャン系に共通するようなクリアな透明感を兼備する、アメリカン・ロックな乾いたメジャー感が心地好い。

メロウな旋律感を勢いよくドライヴさせていく様に、時折 SKID ROW の名を想起する場面も。  (Apr, 25, 2008)


Jacket PORT MAHADIA 77
Echoes in Time (2007)

米ケンタッキーのプログレッシヴ・ロック・バンド PORT MAHADIA のデビュー・アルバム。

適度に凝ったアレンジメントの上でキャッチーなメロディを閃かすドラマティックな産業ネオ=プログレは、これまでの苦労が偲ばれる(汗)年季の入ったメンバー5人に加えてゲストに迎えられた Damian Wilson (vo/THRESHOLD), David Ragsdale (voilin/ex-KANSAS), Hugh McDowell (cello/ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA) らの特徴的な好演が色濃く影響した KANSAS, UK, YES を想わせる作風。 中心人物 Cameron Castle (g) によるテクニカルな主張を発散する非常にメタル度の高いギター・パートだけは、何故か DREAM THEATERSYMPHONY X 風だったり・・・。

航海日誌風ナレーションで各曲を繋ぐコンセプト作で、全体の劇的な雰囲気はもちろん個々の楽曲単位でも結構イイ感じなんだけど、それだけに、テクニカルなプレイが全ッ然得意ではなさそうなドラムの芸の無さと、いかにも俺たち週末バンドです的な自家製っぽいチープ・プロダクションがちょっと残念。

それにしても最近、妙に「船ジャケ」(しかも帆船系)が多くない?  (Jun, 11, 2008)


Jacket QUIDAM 77
The Time Beneath the Sky (2002)
ポーランドの叙情派女声シンフォニック・ロック・バンド QUIDAM の 3rd アルバム。
超ハマった(現在もハマり中)同郷の女声プログレ TURQUOISE が紹介される際にその比較対照として引き合いに出されていて気になってたんで GET。
評判どおりの Emilia Derkowska 嬢の可憐で繊細な歌声がやっぱ最初にこの耳を捉えるんだよね。クリアなエンジェリック・フィーリングにややハスキーな吐息が混ざるその歌唱スタイルは、確かに萌え萌え。
楽曲は TURQUOISE より幾分コンテンポラリなワールド・ミュージック寄りの都会的なクールさを伴った洗練されたスタイルだけど、LED ZEPPELIN "No Quarter" のカヴァーを演ってるようにハード・ロック的なダイナミズムも少々加味しながら進行しつつ、アルバム後半の5つの楽章からなる30分を超える組曲形式のタイトル・トラック "The Time Beneath the Sky" では、PINK FLOYD よろしく透明感いっぱいに浮遊するプログレッシヴ・ロック然とした姿を炸裂させているのがなんともイイ感じ。
各所同様に比較するなれば軍配は大差で TURQUOISE なんだけど、このマターリ感はコレはコレで心地よいかもね・・・ってゆーか、「女声プログレ」と「ポーランド」ってキーワードだけで、実際は全然似てないぢゃん!(汗)

Jacket SABBAT 77
Dreamweaver (1989)
吐き捨てVに難はあるものの、歌詞などのムードは捨てがたいオカルトHR。

Jacket SACRED RITE 77
Resurrection (2007)

米国はハワイのヘヴィ・メタル・バンド SACRED RITE が奇跡の復活を果たして放つ、約18年振りの4thアルバム。

SAXONTALASSCORPIONSMOTLEY CLUE (笑) をミックスさせたようなクラシックな正統的パワー・メタルの土台にさほど変化は無くも、そのシリアスな楽曲の風合いはプログレッシヴな冷ややかさを幾らか増加させたよう。

その結果、B級USプロッグ・メタル的な地味ぃぃな淡色さが全編に漂ってしまってはいるものの、俺的には「SACRED RITEJimmy Dee Caterine (g)」なので特に問題なし! 隠れた名手である彼の Uli Jon RothMarty Friedman の流れにある悶絶タッチをこうして再び味わえる日が来たってだけで感無量だもの。

ちなみに本作のドラム・パートは、事故で(?)亡くなってしまったオリジナル・メンバー Kevin Lum が過去に遺したサンプルを使って構築されてるらしい。 泣けるスな。  (Jan, 28, 2008)


Jacket SCARR (THE) 77
Animalenemy (2001)
この THE SCARR は、THE SINS OF THY BELOVED, TRISTANIA などの作品でメロメロの泣きまくりヴァイオリンを弾き倒していたノルウェーのヴァイオリン・プレーヤ Pete Johansen の主宰するプロジェクト。ここでは自らを The Scarr と名乗り、ヴァイオリンはもちろんヴォーカルを始め様々なパートを自身でこなす鬼才ぶりを見せ付けている。
が、その音楽性はうねり泣くヴァイオリンはもちろんピアノや女声も配されたゴシック・・・には間違いはないのだが、その実態は力強いモダンなデジタル・ビートが打ち鳴るモダンかつアグレッシヴなネオ=ゴシックで、これまでの彼の経歴を鑑みて受ける期待とは少々異なるものだった。。。
そうは言っても、壮麗でカラフルなアレンジメントと程々に抑えながらもやっぱり漂う耽美ゴスの香りが効いたキャッチーなメロディが担うポップ・フィーリングすら感じる楽曲はなかなか美味しくて、十分に楽しめるものだった。
特筆すべきは Pete Johansen 自身のヴォーカルで、ミステリアスなウィスパー、しっかりとメロディを歌う攻撃的な濁声からデス・ヴォイスに至るまで、適宜エフェクトを含ませながら様々な表現を吐露する芝居がかった歌唱は見事。

Jacket SCHOLOMANCE 77
A Treatise on Love (1999)
米ミズーリ産のテクニカル・プログレッシヴ・ネオ=クラシカル・様式美・デス。
「凄い!!!!!凄すぎ!!!!!史上最強の超クラシカル様式美メロディック・ドラマティック・プログレ・デス。キーボードソロもありで泣かせる!!クラシカルG&Key!!!」
・・・って売り文句 by HEAVEN を読めば、普通買っちゃうでしょ。これ。(笑)
ギタリスト Scott Crinklaw(キーボード、パーカッション、プログラミングも担当)とキーボード&デス声ヴォーカル Jimmy Pitts の2人を基本にセッションベースプレーヤを加えた3人組みが創り出す音楽は DEATHSYMPHONY X ÷3って感じかな。(3以上で割るところがミソです/笑)
とにかくギター&キーボードがネオ=クラシカルに弾きまくる弾きまくる! 楽曲の全てのパーツがネオ=クラシカル・フレーズで構築されていると感じるほど。
ってこれだけだと95点コースなのですが(爆笑)、問題なのは狙ってか天然かは不明なのだが、ギター&キーボードのフレーズがやたら不協和音的なハーモニー/アンサンブルを奏でること。そのせいで曲の輪郭がぼやけてしまい、せっかくの叙情の即効性が薄れてしまっているような気がする。お約束の「曲そのものがイマイチ」ってのももちろんアリですが。
キーボードを中心としたロマンティックな静の部分や様式美HMお決まりの展開を明快に見せる部分では、私のような好き者ネオクラ野郎の身を思わず乗り出させてしまう威力があるだけに、アルバムトータルで見ると「ふぅーむ~」とちょっと唸ってしまうね。(99/01/17)

Jacket SCORPIONS 77
Savage Amusement (1988)
パワー不足の楽曲が並ぶ。

Jacket SETH 77
Les Blessures de L'Ame (1998)
フレンチ・シンフォニック・メロディック・ブラック・メタル・バンド SETH のデビュー・フルである本作は、1998 年の作品。
先だって 2nd アルバム "The Excellence" を聴いた時には、及第点のシンフォ・メロディック・ブラックとの認識を得ながらも、その抑揚の希薄さにそれきりになっていたが、各所で評判の良いこの 1st を聴くと、この SETH が「及第点」では収まりきらない器であることが良く判る。
薄っぺらげなチープな音質だけはどうしようもないが、壮麗なシンセのヴェールに包まれながら邪悪さをぶちまける壮絶ブラストはブラック・メタルの醍醐味に満ちているし、"Hymne Aux Vampires (Acte 1)", "Les silences d'outre-tombe" で聴ける振幅の大きなブラック・メロディの即効性も充分、そしてアコギ等による悶々とした宗教的耽美さの封じ込め方の巧さも際立っていて、あとはひしゃげたデス・ヴォイスの弱々しさと楽曲のもう一歩踏み込んだ練り込みだなっつー感じ。(ってけっこう大変だが/汗)
早く 3rd 出ねーかな。。。

Jacket SEVERNIE VRATA (СЕВЕРНЫЕ ВРАТА) 77
Ravnovesie (Равновесие) (2005)

ロシア連邦ペテルブルクのスラヴォニック・ペイガン・メタル・バンド SEVERNIE VRATA の 4th アルバム。

ペイガン・・・と冠されつつも、そのサウンドはほとんど“メロディック・デス・メタル”と呼んでも差し支えの無い非常にまとまりの良いスタイルで、モダンな切れ味が小気味良くドライヴするコンパクトな楽曲から思い出すのは CHILDREN OF BODOM の名前だ。

まぁ本家ほどにはテクニカルでもないし(特にギターは全ッ然巧くない ^-^;;)クオリティも高くないんだけど、デス・ヴォイスとほぼ同量に聴こえてくるノーマル・ヴォイスのエェ声ぇ〜なマイルド・タッチ、そしてロシア系ならではの民謡チックなフレージング/アンサンブルが生み出すヴァイキング/バトル・メタル系の勇ましさから伝わってくる独特な味わいは、なかなかどうして魅力的かも。

ここんとこで聴いたロシアン・ペイガン系の中では最も聴き易い部類やね。  (Dec. 16, 2005)


Jacket SEX MACHINEGUNS 77
Made in Japan (1999)
デビュー作で全開だった悪ノリは少々後退。インパクトが稀薄になった分、我々メタルファンには彼らのメタルバンドとしての本質がダイレクトに伝わりやすくなったんだが、あまりにもあまりにもな音質の悪さが足を引っ張って、どうも前作みたいにのめり込めないなぁ。
とは言いながら、テクニカルな様式ギターをフューチュアしたヘッドバング・メタルとして十分に楽しめるのは間違いないッスよ。

Jacket SHINING FURY 77
Last Sunrise (2004)
Legendary XaMetalest Album として崇め奉られる ATHENA"Twilight of Days" のレコーディング・メンバーである Francesco Neretti (vo), Ross Lukather (dr) 両名を擁する、イタリアン・メロディック・スピード・メタル・バンド SHINING FURY のデビュー・アルバム。
パワー感のある超速なる疾走に乗せて Francesco がアノ女々しい系のか細くも旨味のある XaMetalic ヴォイスで XaMetalic なメロディを歌い上げるメロスピ一直線なサウンドではあるんだけど、ヒネリの少ない展開とベールの向こう側の奥まった場所でこもった音色で鳴るエッジに欠けるギター・プレイに代表される各プレーヤ自身の魅力の乏しさのせいで、非常に地味な音像になってしまっている。
フルバージョンの痴話喧嘩(笑)から始まる、サックスのアダルトな響きも新鮮なバラード #7 "Memories" や、意外にも違和感の無いまさかの TOTO のカヴァー #11 "Rosanna" らから得られるいい意味で欧州風味の希薄なワールドワイドな雰囲気は、この SHINING FURY の今後に確実に何らかの希望を抱かせてはくれるんだけどね。
うーん、決して悪くないんだけど(実際、最初の一回聴いた時はカナリ悶絶した)、その輝かしい前歴と大手 Metal Blade からリリースという合せ技に、並々ならぬ期待をしてしまったのがいけなかったのかな・・・。  (Feb. 15, 2004)

Jacket SHIVA 77
The Curse of the Gift (2006)

スウェーデンのフィメール・フロンテッド・メロディック・ハード・ロック・バンド SHIVA の3rdアルバム。

前作で顕著だったメタリックなエッジをさらに増強したドラマティックな楽曲は、重厚なサウンドの中に大仰に広がる湿った哀感は、TENBob Catlay の作品群に漂うそれを感じさせる。

パワフルなシャウトからエンジェリックなソプラノまで幅広い表現力を持つ Anette Johansson 嬢 (vo) の実力派たる堂々とした歌唱も見事。  (Dec, 15, 2006)


Jacket SHYLOCK 77
Pyronized (2001)
KING CRIMSON クローンと呼ばれた 70's フレンチ・プログレ・バンド・・・の SHYLOCK ではなくて(笑)、この SHYLOCK はドイツ産メロディック・ハード・ロック・バンドで、本作は 2nd アルバム。
確かなエッジの立つハード・ギターをストリングスの柔らかな装飾で包んだ落ち着きのあるメランコリックな欧州ハード・ロックは、プロデュース/エンジニアも務めるバンドの中心人物であるシンガー Matthias Schenk による、端々でストロングさを演出しながらも甘口な耳触りの歌唱で歌われるキャッチーな哀愁のメロディを主軸に据えたスタイルで、方々で言われているように確かにこりゃ超 JADED HEART タイプ。(苦笑)
ただ、楽器演奏陣のプレイは本家の充実振りには遠く及ばず、その惜しい感じの垢抜けなさが感情移入を妨げ気味。
とはいいつつも、ラスト2曲 "Another Lonely Night", "Freedom Rising" の切ない泣きの応酬には、ついついグッと拳を握り締めてしまうんだけどねー。

Jacket SILENT FORCE 77
The Empire of Future (2000)
SINNER のギタリスト Alexander Beyrodt 主宰の本格派ヨーロピアン・シンフォニック・パワー・メタル。
が、着目要素はなんつってもシンガー D.C.Cooper (ex. ROYAL HUNT) の見事な唄いっぷりだろう。ただ確かに上手いし良いシンガーだけど、なんつーか妙にお行儀が良いのよね。弾け具合がイマイチってゆーかさ。
テクニカルなギターをたっぷりとフューチュアした大仰でクラシカル&ヘヴィ、そしてメロディックな楽曲も「惜しい」出来。
ちなみに本作、Alexander Beyrodt 自身による陳腐な(汗)SFストーリーを基にしたコンセプト・アルバムらしい。

Jacket SKAGARACK 77
Skagarack (1986)
キャッチ・ザ・レインボーにそっくりなバラードあり。

Jacket SKYFIRE 77
Timeless Departure (2001)
Web サイトでサンプル聴いて以来、輸入を心待ちにしていたスウェディッシュ・シンフォ・デス SKYFIRE が、予定よりやや早めに入国。
・・・が、期待がデカ過ぎたかな。ややテクニカルな正統 HM リフ上でゴージャスに鳴り響くシンフォ・アレンジを身に纏った、落ち着きのある楽曲は紛うことなくハイ・クオリティなんだけど、どうにもイマイチ響いて来ない。
ゲーム・ミュージックっぽさをも感じさせるシンセの作りこみのチープさや、色気が希薄な絶叫デス・ヴォイス(求めるなって/汗)のせいもあるのだろうが、つまるところは一本調子な平坦さが目立つ曲作りのセンスなんだろうな。
まぁ、とはいっても、プレーヤの派手なプレイはないものの質の高い CHILDREN OF BODOM 系の過剰なまでに壮麗なメロディック・シンフォ・デスには間違いないので、誤解なきよう。
ま、メンバー相当若そうなので、今後に期待ですな。無理のない変則リズムでのプログレッシヴさの封入で「おっ」と思わせるところもあるし。

Jacket SNAKE CHARMER 77
Smoke and Mirrors (1993)
Bが元S・マウンテン。明るめの北欧HR。Gはかなりのテク。

Jacket SNAKES (THE) 77
Once Bitten... (1998)
これは驚き! 似ていると噂には聴いていたが、シンガー Johnny Lande (ex.VAGABOND )の歌声は本当にどこから聴いても往年の David Coverdale そのものだ。はぁ~こりゃビッツラ仰天ナリ。
そして楽曲も素朴で味わい深い「昔の」 WHITESNAKE が見事に再現されている。それもそのはず。このバンドのメンバーには黄金時代のギターコンビ Mickey Moody , そして Berney Marsden が名を連ねているのだから。
軽快にローリングするブルーズロックナンバーから渋いバラードまで、押し並べて楽曲の完成度は高いが、あえて言えば超強力な「キメ」の曲がないのが悔やまれる。
が、David Coverdale 亡き今(失礼!)、この THE SNAKES なるバンドが WHITESNAKE の単なる代用品以上の感慨を味あわせてくれる事実は動かしようがない。
次作ではぜひ Ian Paice, Jon Lord, Neil Murley らも呼んで、私が Favorite としている "Ready an' Willing" を超える作品を創ってもらいたい。本作を聴く限り、それは決して不可能ではないはずだ!

Jacket SONATA ARCTICA 77
Reckoning Night (2004)

フィンランドが誇るメロディック・メタルの雄 SONATA ARCTICA の 4th アルバム。

いきなりのオルガン・サウンドが鳴り響く幕開けが意表を付く本作だが、その全体的な作風は、大人びた端整な脱童貞サウンドで一気に垢抜けを見せた前作 "Winterheart's Guild" の延長線上にある洗練されたもの。

完全に安定の域に達したスピーディな欧風メロディック・メタルは、所々でその哀愁アンサンブルが確実に悶絶感を生んではいるんだけど、頭の良さをアピールするかの風変わり一歩手前の一捻りしたアレンジが狙いをやや外し気味だったり、機械的なリズム隊の平坦さがスリルに欠けるものだったり・・・と、どうしてもマイナス点が目に付いちゃう感じ。

楽曲の主役である Tony Kakko (vo) の歌唱も、類稀なタフさを見せ付ける素晴らしいシンガーであることは伝わってくるものの、殆どのパートをコーラス・ハーモニーで覆ったが故の旋律感の希薄さと「終始歌いっぱなし」な抑揚の欠如が、初期のゾクゾクするような刹那なる悲愴感を殺いでしまっているし・・・。

前作レコーディング後に加入し本作がスタジオ・フルアルバムでは初お披露目の場となる Henrik Klingenberg (key) によるオルガン、ピアノを絡めたオーガニックなアレンジは新鮮だし、持ち味であるセンチメンタリズムを撒き散らしながら疾走する #3 "Ain’t Your Fairytale", #7 "My Selene" の2曲も決してキライぢゃないんだけど・・・残念ながら今回はなんかのめり込めないわ。  (Oct. 18, 2004)


Jacket SOUNDGARDEN 77
Down on the Upside (1996)
素朴な感じの曲と、ハードコアな曲の2本だて。サバス風の曲はうまいな。

Jacket STRATOVARIUS 77
Fright Night (1989)
ハロウィンなどのモロぱくがみえみえの早弾き様式メタル。

Jacket STRATOVARIUS 77
Dreamspace (1994)
メロデイは後退したが、幅が広がりグレードは確実にアップ。楽しめる。

Jacket STREAM OF PASSION 77
Out in the Real World (2006)

4曲入り EP。 デビュー作 "Embrace the Storm" からのリーダー・トラック "Out in the Real World" の Radio Edit と共に、アルバム未収録の AYREON のカヴァー #2 "Computer Eyes", #3 "Pain"LED ZEPPELIN のカヴァー #4 "When the Levee Breaks" を収録。

アルバムはさて置き、こちらは・・・まぁ悪くない・・・って程度ッスな。  (Mar. 09, 2006)


Jacket SUIDAKRA 77
Emprise to Avalon (2002)
ジャーマン・メロディック・ヴァイキング・デスの 5th アルバム。
最初聴いた時には IN FLAMESMITHOTYN ÷2 ってな嬉しすぎる雰囲気を感じたんだけど、聴き続けるうちにショボさが耳についてきた。(汗)
そのショボさの最たる原因は、リズムの甘さとスカスカのプロダクション。
随所で聴ける「しけしけのクサいメロディ((c)DISK HEAVEN)」と哀しきアコースティックの調べは充分に魅力的なんだけど・・・ちょっと惜しいっすわ。
全体的にはとっても EINHERJER っぽい。

Jacket SWORN 77
The Alleviation (2007)

ノルウェーのメロディック・デス/ブラック・メタル・バンド SWORN の1stフルレンス・アルバム。

ブラックな極寒ブラストの轟渦と正統派メタルの叙情エッジが融合した音像は、NAGLFAR , CATAMENIA あたりのメロディ派デス/ブラックをさらに聴き易方向にシフトさせたかのよう・・・と、素材的には非常にナイスなんだけど、やっぱまだまだポテンシャル・レベルな線の細さが支配的。

それでも、一応7曲入りのフル扱いながら34分と短めのランニング・タイムが物足りなく感じるほどに、魅力を感じ取ることはできるんだけどね。 次の作品に大きく期待!  (Feb, 07, 2008)


Jacket TAD MOROSE 77
Undead (2001)
北欧ダーク・メタルの中堅バンドの久々の新作。
硬質なパワーと巧いシンガーがしっかりと謳い上げるメロディックな劇的旋律が織り成す、ICED EARTHWARRIOR に通じるツイン・ギターを配した正統派 HM は、柔剛のバランスの取れたプレイ/サウンドともに非常に高品質な一品。
ただ、やや緩急に欠ける振れ幅の少ないドラマの構築法が「飽き」を誘うの場面があるのは否めないなぁ。

Jacket TALK OF THE TOWN 77
The Ways of the World (2000)
TALK OF THE TOWN の奇跡の新作は、メンバークレジットが無くて(苦笑)なんだかちょっと胡散臭さに包まれたアルバムだなぁ。ってな風に、今回は基本的には A.SaluenaT.Denander のプロジェクト的な色合いが強げ。
んで、いけないと思いつつもついつい "Free like an Eagle" の再来を期待してしまった(汗)内容的には、やはりそこまでのレベルは無理ってものながら、ORION THE HUNTER に通じる穏やかな透明感と NIGHT RANGER の大陸的な快活さを併せ持った悪くない出来。
SURVIVOR のつまらない曲」みたいな印象の薄い退屈系な曲もあるけど、都会派 AOR のフィールに包まれた "Mainstream"、仄かな泣きを携えた "A Life So Fail"Thomas Vikstrom のソロアルバム収録曲を思わせる佳曲 "A Matter of the Heart" など、ツボに来る曲も揃っている。
注意して聴くと意外なほどにテクニカルなギター("All that Your Good for" でのミスマッチなほどの早弾きの応酬が笑える)も聴いていて気持ち良かったり。

Jacket TALON 77
Talon (2002)
米国カリフォルニアの5ピースのハード・ロック・バンド TALONFRONTIERS からのデビュー作。
シンガー Michael O'Mara (ex. M-PIRE) の快活なハイ・トーン・ヴォイスが歌う哀愁メロディにギタリスト Kary Voxen の派手めのギターが絡む、コンパクトにまとまったキャッチーなハード・ロックのそのスタイルは、80年代後半〜90年代初頭に数多く存在した「アメリカン MTV 型売れ線メタル」そのものの、あまりに嬉しい路線。
ただ、プロデューサーに KISS, WASP, SLAUGHTER らを手掛けた Mikey Davis を迎えながらも、全体がチープな「B級の空気」で包まれた垢抜けないサウンドになっているのは・・・何故? (Feb. 11, 2003)

Jacket TEN 77
Return to Evermore (2004)

英国のハード・ロック・バンド TEN の 7th アルバム。

Gary Hughes (vo) の独特の落ち着いた歌唱で歌われる、多彩なドラマティックさを見せる楽曲群のソフト&マイルドな味わいは、これまでの延長線上としてまぁ安心して聴ける一枚ではある。

・・・んだけど、Chris Francis (g) のプレイが 前任の Vinny Burns と比べてかなりパンチ&エッジに欠けるのは少々困りモノ。リフがなーんかダラーっとしちゃってる感じだもんな。

今回も DOKKEN やら GARY MOORE やら BON JONI その他パクリ満載でソッチ方面でも楽しめるんだけど・・・メンバー&スタッフの中に誰か止める奴はいなかったのか?(笑)

今のとこ、メロウ&ポップな #5 "Temple of Love" が一番好きかな。  (Jul. 08, 2004)


Jacket THUNDERBOLT 77
Love & Destruction (2006)

ノルウェーのへヴィ・メタル・バンド THUNDERBOLT の2ndアルバム。

シンガーの Bruce Dickinson 似の声質を生かした IRON MAIDEN インフルエンスの伝統的クラシック・メタル。 スタイルに固執しない意外な柔軟さもあり、それが生んだヴァラエティ感の存在も強み。

2006年5月に彼らのショウをハンガリーで観たけど(as KING DIAMOND のサポート)、シンガーの Tony JohannessenJohn Arch (ex-FATES WARNING) っぽさもある良いシンガーだったよ。  (Sep, 12, 2006)


Jacket TOMORROW'S EVE 77
Mirror of Creation II - Genesis II (2006)

ドイツ産プログレッシヴ・メタル・バンド TOMORROW'S EVE の3rdアルバム。

PAGAN'S MINDVANDEN PLASDREAMSCAPE の三角形のちょうど中心点に位置するようなサウンド。 クオリティはかなり高い。  (Oct, 05, 2006)


Jacket TRUST 77
Man's Trap (1983)
フランスのHR。なんかヌメっとした感じ。

Jacket UNEXPECT 77
In a Flesh Aquarium (2006)

カナダの7人組アヴァンギャルド・メタル・バンド UNEXPECT が The End Records とサインして放つ2ndアルバム。

デビュー作は、稚拙なプレイと貧弱なプロダクションが足を引っ張りつつも「CHILDREN OF BODOM + CRADLE OF FILTH + THERION ÷ 3」という嬉しい路線を走っていたのだが・・・この7年の間にバンドに何が起こったのか、ここにあるのはブラック/デス・メタル、プログレ、クラシック、オペラ、テクノ、アンビエント、ジャズ等々が無遠慮に飛び交う完全に予測不能の変態メタルだ。

弦、管、鍵盤、男女ヴォーカル/コーラス、メタル・パートが全力でアヴァンギャルドに絡み合う完全なる基地外ワールドは、下世話な大衆サーカスの見世物に流れているかのフリーキーな奇怪さに溢れると同時に漂う、ヨーロピアンなクラシックの気品が魅力的ではある。

コレまで変態メタルのMy最高峰だった EBONY LAKE を軽々と忘却の彼方に消し去り、今後「変態メタル」と言った時にはまず最初に名を挙げることになる歴史的な一枚。  (Sep, 25, 2006)


Jacket VINDICTIV 77
Vindictiv (2008)

スウェーデン人ギタリスト Stefan Lindholm を中心に結成されたメロディック・メタル/ハードロック・バンド VINDICTIV のデビュー・アルバム。

ネオ=クラシカル派のギター・プレーヤが、シンガーにかの「Mr.北欧ヴォイス」Goran Edman (vo/ex-MADISON, YNGWIE MALMSTEEN, etc.) を擁立し、さらにはバック陣の経歴には元 ALIEN やら元 TREAT やらという名が連なる・・・という北欧メトゥ・メイニア的には垂涎必至のプロジェクトなんだけど、実際には期待した往年の北欧色は程々に、Goran がこれまでに関わった XSAVIORKHARMA にも通じるプログレッシヴな風合いが強めな感じ。

いやぁしかし、Stefan Lindholm のギター・プレイは確かにインパクトあるな。 フレーズを構築するというよりは勢いに任せて感情をスピードに乗せて弾きまくるそのスタイルは、近年稀に見る「超(最近の) Yngwie タイプ」。 きっと Yngwie のことを尋ねたら、「Yngwie? あぁ、Malmsteen のこと? そう、彼とはルーツが同じなんだ。 偶然にもね。」って答えるに違いない。(笑) 所々で粗さを感じさせたり、楽曲とソロ・パートの双方がお互いを全く必要としていないかの居心地の悪い分離感はあれど、この(最近の) Yngwie 度の高さはそれだけで結構楽しめるわ。

ちなみに、結成当初のシンガーは 現 SEVENTH WONDERTommy Karevik。(ドーデモイイデスネ..)  (Feb, 06, 2008)


Jacket VIRTUOCITY 77
Secret Visions (2002)
テクニカル・ギタリスト Jaron Sebastian Raven を中心としたフィンランドのネオ=クラシカル・パワー・メタル・バンド VIRTUOCITY が Spinefarm からリリースしたデビュー・アルバム。
やや粗い所がありながらもキッチリとスリルを綴る Jaron Sebastian Raven のギター・プレイが疾走するオーソドックスな正統派メロディック・メタルは、キーボードを務めるのが TAROTJanne Tolsa であり SINERGY, NIGHTWISH でもベーシストとして活躍する Marco Hietala が2曲でその歌声を披露、その他の曲を歌うシンガー Peter James GoodmanCONQUESTMarco の同僚でもある)の骨太な歌唱も Marco 似・・・ということで、まるで TAROT のネオ=クラシカル色を更に強くして疾走させたかのような雰囲気だ。
ただ、耳を惹く疾走チューン "Eye for an Eye", "Speed of Light" の2曲(あ、どっちも Marco Hietala が歌ってる曲だ・・・/汗)の他は、目新しさのあまり感じられないまさに「そこそこ」な楽曲が並んでいるような気がするな。決して悪くないだけに、余計印象に残らない感じ。
ちなみにドラマーは CHILDREN OF BODOMJaska Raatikainen

Jacket VOIVOD 77
Killing Technology (1987)
ノイズ一辺倒だった前作までと打って変わって整合感を強調。メジャーっぽい。

Jacket VOTUM 77
Time Must Have a Stop (2008)

ポーランドの6人組プログレッシヴ・メタル・バンド VOTUM の1stフルレンス・アルバム。

基本 RIVERSIDE 〜 PORCUPINE TREE 〜 OPETH 系のアトモスフェリック系で、時にメタリックに攻める部分もアリ系の、淡々系なじわじわ系。

退屈な部分もある系だけど、総じて心地良い系。  (Jun, 26, 2008)


Jacket W.A.S.P. 77
The Crimson Idol (1992)
様式っぽさまでもを感じさせるドラマティックなパワーメタルに変身!

Jacket WALTER GIARDINO 77
Temple (2000)
「アルゼンチンの RAINBOW」の異名をとる RATA BLANCA の中心人物であるギタリスト Walter Giardino の2000年リリースのソロ・アルバム。
RATA BLANCA の 8th アルバム "El Camino del Fuego" での彼のプレイの素晴らしさについついコイツも GET してみたが、待ってましたの RAINBOW 風味を満載したスピード・チューン #1 "Corte Porteno"Yngwie"Marching Out" に入ってそうな佳曲 #7 "Caceria"、ネオ=クラシカルな疾走インスト #8 "La Danza del Fuego" らの曲はまぁまぁなんだけど(それでもまぁまぁ止まりかよ/汗)、それ以外の楽曲がすっげー地味。(泣)
とはいっても、よく出来たメロディアスな王道ハード・ロックではあるし、スペイン語でしっかりとメロディックに歌いあげるシンガー Norberto Rodrigvez を筆頭にした他のメンバーのプレイ、そしてプロダクションも全く問題を感じないレベルなので、それなりに楽しめはするんだけどねー。

Jacket WARRANT 77
Ultlaphobic (1995)
キャッチーさは、かなり後退。しかし随所にあるメロディックさはさすが。

Jacket WATCHTOWER 77
Control and Resistance (1989)
ジャズをも感じさせる超難解なプログレスラッシュ。スリリング。

Jacket WATERCLIME 77
Imaginative (2007)

ex-OTYG 〜 現 VINTERSORG, BORKNAGAERVintersorg 君こと Andreas Hedlund がヴォーカルを含む全ての演奏を自ら担当する一人プログレッシヴ・ロック・プロジェクト WATERCLIME の2ndアルバム。

ヴィンテージな鍵盤サウンドと手数がドタバタと走るオールド・スタイルのドラムが特徴的な70年代風北欧プログレッシヴ・ロックは、メタル色は皆無にレトロでモンドなヲサレ感を創出。

あ、Vintersorg 君自身も、髪切って明るい襟付きシャツ着てヲサーレになってます。(^o^;;  (Feb, 12, 2008)


Jacket WINGER 77
IV (2006)

アメリカン・ハード・ロック・バンド WINGER が再結成して放つ13年振りの4thアルバム。

メロディック&キャッチーながらドライなダークさをも発散する地味目のスタイルは前作 "Pull" の流れを汲むものだが、根底に流れるプログレッシヴな血流がこれまで以上に濃度を増したかのその印象は決して悪くない。

バラード #7 "On a Day Like Today" は聴き応えアリの佳曲。  (Oct, 11, 2006)