Archives [Full Details] - E / 213 Albums
Jacket E.L.O. 80
Discovery (1979)
美しいメロのポップ。所々のクラシカルアレンジが美味。

Jacket EARTH SHAKER 84
Fugitive (1984)
日本語HRの傑作。良く口ずさんだ。

Jacket EBONY ARK 84
Decoder (2005)

DREAMAKER, ARWEN のメンバーも在籍するスパニッシュ・メタル・バンド EBONY ARK のデビュー作。

爆乳♀シンガー Beatriz Albert タン (激萌ぇ!! 実物はかなり太そうだけど…) の力強い歌唱を主軸としたドラマティックなパワー・メタルは、そこはかとなく・・・ではなく、なかなか強力に漂いまくるゴシック臭が魅力的。

中でも、ノリノリ哀愁ゴシック・チューン #9 "Searching for an Answer" の、本場フィンランド勢に勝るとも劣らぬ佳曲っぷりは見事ナリ。

ライヴ・・・つーか生 Beatriz タン観てぇ〜。  (Jun. 23, 2005)


Jacket EBONY ARK 82
When the City is Quiet (2008)

スペインのシンフォニック/パワー・メタル・バンド EBONY ARK の2nd。 1stリリース後にキーボードとドラムをチェンジして(現ドラマーは RED WINE (!) の Iván Ramirez)その1stアルバムをリ・レコーディングし "Decoder 2.0" として再リリースしているので、2nd or 3rdのどちらとして扱うかは謎だが・・・。

デス&ゴス色もあるパワフルなシンフォ・メタル・カラーの中で舞う爆乳美女シンガー Beatriz Albert タンの強靭な歌唱は前作以上の多彩さで、力む部分に若干無理を感じさせるものの、メロウでフェミニンな歌唱法ではゴシカルな魅力がググっと迫ってくる。

EVANESCENCE 風味の強力なメランコリック・チューン #2 "Ecstasy" がお気に入りデス。  (Dec, 23, 2008)


Jacket EBONY LAKE 70
On the Eve of the Groomy Inventive (1999)
シアトリカル・変態・プログレッシヴ・ブラック。
バンド名&ジャケでついつい買ってしまったが、こいつは凄い。唐突な展開、鳴り響く不協和音、理解不能の変拍子に支配された狂気の世界。そこに女声やクラシカルな楽器群によって奏でられる美しい旋律が絡み、言葉では言い表せぬほど物凄いことになっている。(苦笑)テクニカルではあるんだけどねぇ。
あー、女性メンバーが2人いるんですけど、女声担当の Amber 嬢、・・・イイ感じです。(笑)

Jacket EBONY TEARS 76
Tortura Insomniac (1998)
北欧メロディック=デスの新鋭。
INFLAMESDARK TRANQUILITY と同系統の方向性を感じ取ることができるが、このバンドならではの特徴的な部分はバイオリン(多分エレクトリック)を大々的に導入している点だ。そのバイオリンとアコースティックギター、女声コーラスがケルティックな響きを幻想的に演出するパートの美しさは言葉を失うほど。
しかし! その反面、普通の「曲」の芯となる部分に関してはかなり改善が必要だ。がなるだけの凄みを感じない似非デスヴォイスとパタパタと薄っぺらい耳障りなドラムが活躍(?)するフックのない平凡なHM 部分は、正直言って早送りしたくなる。
アルバムの最後に収録されている大作ではそれまでと打って変わって WATCHTOWER のようなアバンギャルドなプログレ・スラッシュ味をちらりと覗かせるが、この路線の方こそ EBONY TEARS の進むべき道かもしれない。

Jacket EBONY TEARS 89
A Handful of Nothing (1999)

スウェディッシュ・メロディック・デス・メタル・バンド EBONY TEARS の 2nd アルバム。

デビュー作はヴァイオリンや女声をフィーチュアしたメロメロな作風だったが、本作では突然ソリッドな剛健デスラッシュに変身。 が、これがいきなりデスラッシュ史に名を刻むべき傑作レベルの出来になってしまった・・・ってのが凄い。

小気味よさと重量感を両立するタフなリズム、そしてここぞという絶妙なタイミングで切り込むメロディック・ギターなど、すべてがデスラッシュとして理想的なバランスだ。 #2 "Harvester of Pain" 最強!  (Apr. 25, 2006)


Jacket ECHO OF DALRIADA 89
Jegbonto (2006)

先日ハンガリーを訪問した際、一緒に呑んだ現地メタラーが「今ハンガリーで一番ホットなバンドやで!」と激熱く語っていたのが、このシンフォニック・フォーク・メタル・バンド ECHO OF DALRIADA。 本作は 2nd アルバム。

男女ツイン・ヴォーカルをフィーチュアしてフォーキッシュな民謡フレーヴァーたっぷりに描かれるエピカルなパワー・メタルが非常に魅力的なモノであるのは確かで、女性シンガー Laura Binder 嬢の淡白めの朴訥歌唱の色合いから「パワー・メタル化した BLACKMORE'S NIGHT」と表現したくなる部分もありーの、♂シンガーの Hansi Kursch 似の声質もあって「ナイーヴな辺境色を大きく湛えた BLIND GUARDIAN」とも喩えたくなる感じ。

最初聴いた時は「そ、そこまで熱く語る程ぢゃなくね?」って思ったんだけど、繰り返して聴くうちに音からどんどん漏れ出すハンガリー・・・というか中〜東欧ならではの寂しげな荒涼感に姦られだし、今では彼らの魅力が見事に結実した扇情的な #8 "Hajnalunnep" をはじめ、全曲捨て曲無しのフォーク・メタルの名盤と思えるほどに。(苦笑)

うん、やっぱ熱く語りたくなるのが良くわかる(汗)イイバンドだ、ECHO OF DALRIADA。  (Jun, 04, 2006)


Jacket ECHOES OF ETERNITY 77
The Forgotten Goddess (2007)

米カリフォルニアはロスから登場したメロディック・プログレッシヴ・メタル・バンド ECHOES OF ETERNITY のデビュー・アルバム。

バンド名、幻想的な美麗ジャケ、魅惑の爆乳美女シンガー Francine Boucher 嬢の存在・・・といったテクスチャ群がゴシカルな雰囲気を強烈に漂わせつつも、その実それらの要素は希薄に、テクニカルな手数がヒットするメカニカルなメタリズムが支配的。

そのスタイルの類似点から、昨年デビューの大型新人 TO-MERA に対する米国から回答・・・と勝手に立ち位置を決めるも(笑)、現時点ではやや色彩感に乏しいこちらはチョイと分が悪いかも。。

初期 FATES WARNING にも通じる欧風なダークさを持ち合わせたソリッドめのサウンドの中で響く Francine 嬢のエンジェリックなイノセント・ヴォイスの、今のところの「ミス・マッチな魅力」としての機能も決して悪くはないけど、もし今後、彼女の歌声をもっと生かす形で本作でも少なからず配されているメロウなゴシック調パートにフォーカスしていくとしたら、さらに面白いことになるだろうなぁ・・・と、勝手にそっち方面に期待デス。  (Mar, 12, 2007)


Jacket ECHOLYN 86
As the World (1995)
GREAT! 硬派ぐりぐり系プログレに、KINGS X風の聞きやすさをMIX。凄いよ。

Jacket ECLIPSE 83
The Truth and a Little More (2001)
まだ High-Teen かと見紛う程の童顔 Singer(Bass 兼任)Erik Martensson(実は'77年生まれ)、Prog. Metal Band TIMESCAPE にも籍を置く'80 年生まれの最年少ながら老け顔の keyboard 兼 drums Anders Berlin、そして見た目どおり(笑)'72年生まれの Guitar Player Magnus Henriksson の3人による、Swedish A.O.R. Hard Rock Trio。
その Sound Style は、良質な American Commercial Taste を有効に盛り込みつつ、Scandinavian な憂いを決して忘れない、まさに末期 EUROPE を想わせる美味しい路線で(実際 Guest Player として Kee Marcello が参加。Mats Olausson もね)、Joey Tempest meets Goran Edman とでも喩えられよう魅力的な「北欧 Voice」の持ち主 Erik Martensson の明快な哀愁 Melody と、Amazing な High-Tech を駆使した Magnus Henriksson のツボにハマる北欧型 Guitar Play が見事な化学反応を起こした、とても耳を惹くものだ。
特に Magnus Henriksson の Play は、北欧ならではの Wet な Neo=Classical の素養を持ちながら Blues ~ Jass/Fusion etc... と Field の幅広さを感じさせる素晴らしいもので、そのフレージングの心地よさについつい Play ボタンを繰り返し押しちゃうんだな。

Jacket ECLIPSE 85
Second to None (2004)

スウェーデンのメロディック・ハード・ロック・バンド ECLIPSE の 2nd アルバム。

快活でダイナミックなハード・ロックは決してベタベタな叙情系ではないが、そうは言ってもやはり透明感を感じずにはいられない仄かに哀愁の漂うキャッチーなメロディと、卓越した技量での隙の無い演奏がもたらすクリアなエッジはいかにも北欧的で、そっち方面に対する満足感をとりあえず充分に満たしてくれるとは言える物。

そんな風に、オレ内での「北欧メロディック・ハードの理想」からすると、楽曲的には決してストライクなスタイルではないんだけど、Joey Tempest meets Goran Edman ってな感じの魅力的な声質のシンガー Erik Martensson の更にタフさを増した逞しい歌唱と、ネオ=クラシカル素地のテクニカルなパッセージを惜しげも無く弾きまくる Magnus Henriksson (g) のいかにもスウェーデンのギタリストらしいエモーショナルなプレイの輝きが、この ECLIPSE を楽曲の好み云々を超越した魅力で包んでいるんだよな。前作でも虜になったこの2人のプレイが、本作ではその前作以上に思い切りよく展開されているのが、聴いててなんとも心地良い感じ。

#3 "Second to None", #4 "Streets of Gold" らの情感溢れるメロディック・ハード・ロック・チューンの中に、様式派北欧メタルの味わいを色濃く反映した #6 "Nothing Between Us" やワイルドでアグレッシヴな疾走チューン #8 "Body and Soul" などのアクセントを配しつつ、全体的にクールな洗練を漂わせる気負わないセンスの良さがたまらないんですわ。

あ、Mats Olausson がゲストでキーボード弾いてマス。  (Apr. 04, 2004)


Jacket ECLIPSE 91
Are You Ready to Rock (2008)

スウェーデン産メロディック・ハード・ロック・バンド ECLIPSE の約4年半振りとなる3rdアルバム。

メタル・エッジの北欧メロディック・ハードを高クオリティに封じ込めた過去2作も好盤だったが、本作ではハードな勢いを大幅に増量すると同時に「奇跡的な曲の良さ」が加わってそれらを軽く凌駕する大傑作に。

Joey Tempest meets Göran Edman ともいえる天賦の声質がスカンジナヴィアの香りを強く漂わすシンガー Erik Martensson、そしてスウェーデン人らしい叙情をテクニカルに紡ぐギタリスト Magnus Henriksson (g) 両名の強烈な個性を封じ込めながら、北欧の哀感に溢れた珠玉の極上メロディが Early '90s な U.S.メインストリーム・メタル的な快活を持って小気味良く疾走する様は“絶品”の一言。 

オープニングに相応しい即効性に満ちた #1 "Breaking My Heart Again" からダイナミックな疾走チューン #2 "Hometown Calling" を経て全編いい曲の連続なんだけど、最も琴線を刺激したのは #3 "To Mend a Broken Heart" のエンディングのアコギ・・・。 マジでキタですコレ。(悶)  (Dec, 09, 2008)


Jacket EDDY ANTONINI 75
When Water Became Ice (1998)
イタリアのシンフォニックHMバンド SKYLARK の中心人物である鍵盤プレーヤー Eddy Antonini のソロ・プロジェクトである本作には、シンセによるシンフォニックなアレンジを施した「ジャーマン的」なスピードメタルを中心に、内容的には「 "Dragon's Secrets" に続く SKYLARK のニューアルバム」といってもなんら問題のない音楽性が提示されている。
それもそのはず。参加メンバーには、ゲストミュージシャン(シンガーとして Folco Orlandini (ex.TIME MACHINE)、ギターに Olaf Thorsen (LABYRINTH)など)と共に、本家 SKYLARK 全員が名を連ねているのだ。なぜソロ名義で・・・という問題はさて置き、本作は "Dragon's Secrets" の各要素をさらにグレードアップした内容で、SKYLARK ファンであれば文句なく気に入るであろう。
しかし、グレードアップされているとはいえ、ギターをはじめとする各楽器の音質・アレンジは相も変わらずイマイチで、素材がかなり美味しいだけにそれがこの音質・アレンジのために100%伝わっていないのは、ヒジョーーに残念極まりない。SKYLARK の次作ではぜひ実績のあるプロデューサー/エンジニアを起用して、その重厚(であるべき)でクラシカルな音世界を存分に堪能させて欲しいものだ。期待しているぞ!

Jacket EDENBRIDGE 84
...Sunrise in Eden... (2000)
何枚かソロ作を出している様式系美形ギタリスト/キーボーダー Lanvall 率いる、オーストリア産女声シンフォ・メタル。
MASSACRE RECORDS によって「Angelic Bombastic Metal Band」と冠されたそのサウンドは、隣の外資系 OL 風容姿((c)PAPALICA/オレはその OL の夜のバイト姿だと思う/笑)のシンガー Sabine Edelsbacher の清楚で優しい唱法から BLACKMORE'S NIGHT の純朴さを併せ持った NIGHTWISH という印象。
ツーバスが打ち鳴るドラマティックな疾走チューンから、朴訥なアコースティック・チューンまで、どの楽曲にも適度な開放感と湿り気を帯びた魅惑のメロディが乱舞し、実にファンタジックな独特の味わいがあって、中でも美しい田園風景を想起させる "Take me Back" は特にお気に入り。
モッタリとした垢抜けなさや、フレーズの魅力の割にはタッチの丁寧さに欠ける Lanvall のフレーズなど惜しい点は多々あるが、Sabine Edelsbacher 嬢の声にはそれを補って余りある癒し系的魅力があるよ。
ちなみにミックスは Dennis Ward (PINK CREAM 69) が担当。

Jacket EDENBRIDGE 74
Arcana (2001)
オーストリア産女声シンフォニック・メタルの 2nd アルバム。
デビュー作を更にブラッシュ・アップしたドラマティック・メタルは、豪華絢爛な装いを纏って浮遊するファンタジックな空気が一聴して悶絶ポイントを突いてくる。
その壮麗な音像と共にこのバンド EDENBRIDGE の目玉である Sabine Edelsbacher 嬢(ちょいとオバちゃんっぽくなった?/汗)の独特の優しく豊かな歌唱の癒し系フィーリングも、前作でチト気に入らないポイントの一つだった細かめのヴィブラートが随分と改善されてベリー・ナイス。
そして陰と陽を行き来する魅力的なメロディといい、起伏とフックに富んだ見事な楽曲といい、コリャスッゲーぞ!・・・と叫びたいところだが、残念ながらそーゆーわけではナイんだよね。
その原因は演奏陣のお座成りなプレイ。特に Lanvall のフィンガー・タップを多用したフィーリング皆無の無味乾燥なギターは、聴いていて苦痛に感じるほど。イイ曲書けるしオーケストレーション纏めるのもそこそこ下手じゃないんで、誰かエモーショナルなギター弾ける専任ギタリスト入れたほうがいいんぢゃねーの???
ちなみに今回購入したのは、日本盤と欧州盤それぞれのボーナストラックを両方収録した韓国盤デジパック仕様。お得デス。

Jacket EDENBRIDGE 79
Aphelion (2003)
オーストリア産女声シンフォニック・メタル・バンド EDENBRIDGE の 3nd アルバム。
前作に比べクオリティと煽情力を共に大きくアップさせたシンフォニック・アレンジ、そして細かなヴィブラートの癖が抜けてさらに癒しパワーが増した感のある Sabine Edelsbacher 嬢が歌う劇メロの充実が確かなステップ・アップを感じさせる力作。
NIGHTWISH に倣ったドラマティックで壮麗な楽曲がある種の涼しさに包まれた薄味な風味であるのがこの EDENBRIDGE の独特の魅力なのだが、今回は端々に「伝説のイタリアン XaMetal バンド」(苦笑)ATHENA にも通じる悶々としたメランコリーが散見できるのが妙に心地良かったり。
・・・と概ね好印象な本作だけど、リーダーのカッコマン Lanvall のギター・プレイがやっぱり超々苦手なのが、オレにとっては致命的。その線の細いプレイがなぞる感情移入の希薄なフレーズ運びは、聴いているともどかしさになんだかムズムズしてくるほどで、もっと極端に言っちゃうと・・・聴いてて苦痛なのよね。あー、これがなければもっと好きになれるんだけどな、このバンド。そんな苦痛をおしてまで毎回買っちゃう程に魅力を感じてはいるだけに、ソレだけが残念無念・・・。
あ、9分超の大作 #11 "Red Ball In Blue Sky" では D.C.Cooper がゲストで Sabine タンとデュエット。その部分だけ、見事に彼色に染まってます。(笑) (Feb. 02, 2003)

Jacket EDENBRIDGE 76
Shine (2004)

オーストリアのシンフォニック・メタル・バンド EDENBRIDGE の 4th アルバム。

更にケヴァくなったお姿が一部に好評な Sabine Edelsbacher 嬢の癒しヴォイスから、これまでちょっと気になってた独特のクセが減少し、さらにはパワーに頼らない自然な流れが中近東〜東洋な癒しを誘うエスニック・フレーヴァーの旨味を見事に引き立たせていて、非常に聴きやすくなった印象。

それもこれも、メタル方面への無理を避けて穏やかさを追求したかの、これまでになく焦点が絞れてきた感のある作風のおかげかな。プロダクション的な完成度の高さも味方して、本作でバンドとしてのプレゼンスをさらに向上させることに成功したと思えるわ。

ただ、このバンドの癌である Lanvall の情感皆無なピロピロ・シャラシャラ・ギターは相変わらず癇に障り続けているんで、今後いっそのことギターレスにしてさらにアンビエントかつアトモスフェリックな方面に進んでくれると非常に嬉しいんだけど・・・。  (Dec. 19, 2004)


Jacket EDENBRIDGE 73
The Grand Design (2006)

オーストリアの癒し系シンフォニック・メタル・バンド EDENBRIDGE の 5th アルバム。

ギターとベースに新メンバーを迎えつつも、いつもどおりの「マターリ・ダラダラ・爽やか」なサウンドは特に大きく変わらずも、今回いつもより少々 QUEEN っぽいコーラスが目立つのが Robby Valentine 様がゲスト参加してる影響なのかどうかは謎。

Dennis Ward (PINK CREAM 69) も参加。  (May 19, 2006)


Jacket EDENBRIDGE 82
Myearthdream (2008)

オーストリア産シンフォニック・メタル・バンド EDENBRIDGE の6thアルバム。

相変わらず演奏に面白みは皆無なんだけど(毎回書くけどそれが最も大きな印象だから仕方ないのデス)、THE CZECH FILM ORCHESTRA による重厚かつ壮麗な生オケのダイナミクス効果か、個々の楽曲にこれまでになく魅力の高まってきた感じ。

看板女性シンガー Sabine Edelsbacher 嬢の癒しヴォイスも、そんな良質なアレンジと相互に作用するように説得力を増した印象。 全体的な印象はこれまでになく良い。  (May, 27, 2008)


Jacket EDEN'S CURSE 86
Eden's Curse (2007)

CRY HAVOC, EVIDENCE ONE, DOMAIN, DEMON DRIVE などに在籍した米英独の強者が集結した英国ベースの多国籍メロディック・ハード・ロック・バンド EDEN'S CURSE のデビュー・アルバム。

FIREHOUSESLAUGHTER を想わせる明快なキャッチネスに包まれた80年代後期〜90年代初期系米産MTVメタル・スタイルの楽曲自体の出来の良さも然ることながら、やっぱ本作の最大の魅力は何と言っても元 DEMON DRIVE, ATTACK (!?) のギタリスト Thorsten Koehne のネオ=クラシカル・ギター!

Ritche Blackmore のヴィンテージ感を上手く残しながら Yngwie Malmsteen のスリル/スピードを実践するそのランニングは、梶山 章 (g/GOLDBRICK) がもし PRECIOUS 時代から正しく進化を重ねていたらこうなっていただろうという想いが脳裏をグルグルと巡回する悶絶級の美味しさ。 いや〜ホント、まるで曲調を無視するかのように(苦笑)全編に亘って弾いて弾きまくる様てばマヂで凛々し過ぎデス。 きっとコイツの辞書に「場違い」という言葉は載っていないに違いない。(笑)

いつか、100%ネオクラなアルバム作ってください。(懇願)  (Sep, 21, 2007)


Jacket EDEN'S CURSE 83
The Second Coming (2008)

英米独合弁(?)の多国籍メロディック・ハード・ロック・バンド EDEN'S CURSE の2ndアルバム。

前作の目玉だった Thorsten Koehne (g/CODE OF PERFECTION, ex-ATTACK) のスリリングなネオ=クラシカル・プレイは、前作での「場違いさ」を反省するようにややトーン・ダウン。 確かに楽曲には良く馴染んではいるが・・・正直物足りない!

Tony Harnell (vo/STARBREAKER, ex-TNT), Pamela Moore (♀vo) らがゲスト参加。  (Dec, 04, 2008)


Jacket EDENShADE 83
the LESSON betrayed (2006)

イタリアのプログレッシヴ・エクストリーム・メタル・バンド EDENShADE の 2nd アルバム。

デビュー作ではかの GODGORY に通じる DREAM THEATER インフルエンスなテクニカル・プログ・デスを標榜していたが、デス・ヴォイスを抑え目に'90s スラッシャー風のチョイ濁な脱力ノーマル・ヴォイスを大幅にフィーチュアし、緩急のダイナミズムに劇的な深化を見せる本作が今回運んでくるのは、「激化した PAIN OF SALVATION」てな印象だ。

与えられたサイバーなテーマと共にテクニカル・リックがモダンに激突するその知的なサウンドはもはや完全にプログレッシヴ・メタルの様相で、高解像度で展開される各パートのスリリングな鬩ぎ合いに高揚を誘われるのはもちろん、変拍子に冷ややかな叙情を載せるナイーヴなメロウ・フィールの高い殺傷力にこそ眩暈を覚えるですよ。

そんなバンドの地力の大きな成長を見せ付けながらも、個々の楽曲としては・・・ちょいと拡散し過ぎな感じ。 その焦点の微妙なボケ具合が、全体の流れの中でハイライトを掴み辛いものにしているかも。 その点では前作に軍配が上がるかな。

あ、前作にて独創的フューチャリズムに溢れる世界観の創出に一役買っていた鍵盤奏者 Matteo Belli が脱退してどうなることかと思ったけど、新メンバー Massimiliano Wosz も相当なナイスセンスの持ち主で一安心。(安堵)  (Jun, 25, 2006)


Jacket EDENSHADE 86
Ceramic Placebo for a Faint Heart (2003)
イタリアン・プログレッシヴ・メロディック・デス・メタル・バンド EDENSHADE のデビュー・アルバム。
スウェーデンの GODGORY が成し得なかった DREAM THEATER 系テクニカル・プログ・メタルとデス・メタルの融合を、それを遥かに上回る高い次元でいとも簡単に実現してしまった驚愕の内容。
ワールド・ステージに通用するでテク&センスで、冷たいモダンさとイタリアン・メタルならではの悶々とした叙情を融合させたその手腕は見事の一言。
中でも鍵盤奏者 Matteo Belli による Sven Karlsson がテクニカルになったようなプレイは圧倒的な存在感。世が世なら 2003 年度のベスト・キーボード・プレーヤーに成り得た逸材だな。  (Jan. 29, 2004)

Jacket EDGE OF FOREVER 81
Feeding the Fire (2004)

イタリアのメロディック・ハード・ロック・バンド EDGE OF FOREVER のデビュー作。

シンガーに米国人 Bob Harris (AXE) を迎え、プロデューサには Marcel Jacob を起用するといった気合を感じる一枚となった本作で聴ける、チョイと様式がかったキャッチーな北欧系王道ハード・ロックは、かの ZEELION を思い起こさせるなかなか絶妙な様式ポップ・センスを匂わせている。

イマイチ覇気に欠ける地味なアルバムではあるけど、繰り返し聴くうちに Yngwie 系ギタリスト Matteo Carnio のちょとした悶絶技や、端々のメロディにハッとさせられる喜びに気付くスルメ盤。  (Jun. 12, 2004)


Jacket EDGE OF FOREVER 80
Let the Demon Rock'n'Roll (2005)

この 2nd も、安心のヲサーン・メロハーっぷり満載。

地味ぃな哀愁ハードだけど、Matteo Carnio (g), Alessandro Del Vecchio (key) のメインソングライタ2名が生み出す、王道様式美かつプログレッシヴな欧州叙情味がなかなかイイ感じ。  (Jun. 10, 2005)


Jacket EDGE OF SANITY 80
The Spectral Sorrows (1993)
スラッシュ寄りデス。メロディアスな展開が美味しい。

Jacket EDGE OF SANITY 79
Purgatory Afterglow (1994)
激走型メロディック・デス。泣きからインダストリアル風まで幅広いパターンあり。

Jacket EDGUY 81
Vain Glory Opera (1998)
ドイツから登場した期待のニューフェイス。 BLIND GUARDIANHansi KurschSTRATOVARIUSTimo Tolkki がゲストで参加しているが、EDGUY の印象的な(クサい!)メロディをフィーチュアしたドラマティックな音楽性にもその両バンドからの影響がありありと見える。
最初の一回り聴いた段階では、ありがちなジャーマンメタルの(ジャンルとしての)典型かと感じてしまいあまり良い印象は抱かなかったのだが、繰り返し聴くうちにそのクサいメロディが体に染み渡りさらに繰り返して聴いてしまう魅力があることに気がついた。また、ジャーマン系のパワーメタルナンバーだけに留まらない幅広い楽曲をこなすのも高ポイント。系統としてはスウェーデンの HAMMERFALL と同列に考えて良いだろう。
いまだアレンジ(特にキーボード周り)に稚拙さが感じられるものの、十分に将来が期待できるバンドだ。

Jacket EDGUY 85
Theater of Salvation (1999)
前作 "Vain Glory Opera" は若きニューカマーとしては充分なクオリティを誇ってはいたものの、随所で目立っていたアレンジの稚拙さが気になって、ど~してものめり込むことが出来なかった。
が、イントロに続いて「ジャンルとしてのジャーマン・メタル」の理想形を絵に描いたような疾走チューン "Babylon" で幕を開けるこの新作では、そのあたりの不安が一掃されていて、その一皮向けた垢抜けたクオリティにまずはビックリ。
確かに前作での彼らの魅力の一つだった「クサいアクは」減退し、その為に骨格が露わになった楽曲は「~みたい」と指摘されるのが完全に納得できるほど類型的ではある。歌は嫌でも Michael Kiske を連想させるし、疾走ナンバーも多いしね。
だがそれを差し引いたとしても、明らかに前作よりずっと好印象だ。
数々の疾走ナンバーは当然ながら、ミディアム・テンポの哀愁メタル "Holy Shadows" でのキャッチーなセンス、"The Unbeliever" のリフ攻撃のカッコ良さ、12分にも及ぶオペラティックで大仰なタイトルトラック "Theater of Salvation" の構築美、そしてボーナス・トラックのアコースティック・バラード "Trace of Life" で聴かせるしっとりした哀感・・・その随所でこの EDGUY の特色とも言えるドラマティックなクワイヤや演劇的な場面転換は以前と比較にならぬほど洗練された形で提供されているし、ライヴでのオーディエンスの大合唱が容易に想像できるキャッチーで高揚感に溢れた「メロディの魅力」は、前作のそれを遥かに凌駕しているのだから!
そしてバンドを牽引するシンガー Tobias Sammet の、Michael Kiske を意識した歌いまわしながら、自身の勢いを見事に封入した大器を予感させる堂々とした歌唱には、心トキメかざるをえんでしょう。
目下のライバルは SEVENTH AVENUE かな。(笑) (99/01/27)

Jacket EDGUY 85
The Savage Poetry (2000)
青ッちぃかった頃に出した自主制作のデビュー盤を今の技術とセンスでリメイクした企画盤・・・ではあるのだが、こりゃもう、収録されたマテリアルがたまたま昔のネタであるというだけの「正式なニューアルバム」として捉えたいほどの「前作からの前進具合」。
Tobias Sammet の堂々とした唄いっぷりは、振幅の大きな(しかも妙に規則正しい)ビィヴラートが相変わらず気になるものの、やっぱ聴いていて気持ちいい。

Jacket EDGUY 86
Mandrake (2001)
SEVENTH AVENUE タイプ(笑)の若き大器 EDGUY の 5th アルバム。
AVANTASIA での経験からか、今まで以上に細部に亘って丁寧に構築されたクオリティの高い楽曲は、典型的ジャーマン・スタイルから脱却せんが如きのヴァラエティ豊かな作風を見せながら、聴き手のシンガロングを誘う魅惑のクワイヤをはじめ安心の EDGUY 節。
その独特の EDGUY 節の中心を担う天才シンガー Tobias Sammet は、相変わらず Michael Kiske に傾倒しながらも、本作では随所で Bruce Dickinson 色を強めたストロングな唄いまわしを聴かせ、チョイと気持ち悪かった一定の振幅を持った大きなヴィブラートもあまり気にならなくなってきたのがいいね。表現の妙味っつープラス面の方が耳に付くので相殺されてっのかな?
これまでの作品って、良さを感じつつもある種の稚拙さが気になっちゃってあまりのめり込めなかったんだけど、本作では細かな部分でこれまでになかった楽器陣の余裕が導いた好センス(特にギター・チーム!)が歓喜のツボを突いてくるのが嬉しくて、比較的長く楽しめそうだな。
ただ、内容的にもクオリティ的にも予想の範囲をあまりにも逸脱しなさ過ぎな感があるのも事実で、彼らが爆発的な革命盤を作り出せるスキルを備えている逸材なのが明らかなだけに、この「順当な成長具合」にどーにも歯痒さを感じてしまうのよね。贅沢だけど。

Jacket EDGUY 91
Burning Down the Opera - Live (2003)
ジャーマン・メタルの若き旗手・・・と言われ続けてるうちにいつの間にか中堅として確固たる地盤を築いた感のある EDGUY 初のライヴ・アルバム。
この EDGUY、2002年に RHAPSODY のサポートとして来日した際にはやや小粒な印象だったが、同年の Wacken Open Air では、ヘッドライナーも真っ青のスケールの大きなショウの素晴らしさと、それに応える数万人の観客の有り得ないほどに熱狂的な姿に心底驚かされたのを思い出すなぁ・・・。(遠い目)
そして、Mandrake World Tour in Europe の代表的な一夜の様子をほぼ完全な形で収録したこの2枚組ライヴ・アルバムには、そんな堂々たるライヴ・バンドである彼らの凛々しい姿が見事に封入されている!
キャッチーな楽曲自体が持つ力と各メンバーの渾身のパフォーマンスが相乗効果が生んだ、高揚を誘う空気感は実に魅力的で、CD1-#3 "Tears of a Mandrake" では悶涙を流しながら哀切なるサビを絶唱し、#4 "Babylon" では喉を枯らしながら♪Babylon!と叫び、#8 "The Headless Game" では Tobias 'Eggi' Exxel に負けじと鬼のヘドバンで応酬し、CD2-#1 "Vain Glory Opera" ではその勇壮な旋律をヲーヲーと歌いまくり、そして最早 EDGUY の重要なレパートリーとして定着しつつある #6 "Avantasia" は終始天才 Tobias Sammet の魅惑の歌唱にあわせて歌いまくり・・・という至福の一時が堪能できる。
ベスト・アルバムとしても機能しそうな好選曲が嬉しい本作をこうして聴くと、どの曲もスッゲー良く出来てるな。シンプルながら、観客とのコール&レスポンスを念頭に置いていかにもライヴでの感情移入に効力を発揮するような絶妙な作りには、こうして CD で聴いてるだけでもグイグイ惹き込まれるわ。
で、今回買ったのは、32ページのフォト・ブックレットが綴じられた限定デジブック仕様のヤツなんだけど、載ってる写真が世界各地を楽しみながら演奏して旅する5人組・・・って感じで、なんか和むんだよね。
Video Track として、2002年に米アトランタで行われた Prog Power Fes. での "The Headless Game" の様子を収録。
あ、Felix Bohnke が実に優れたメタル・ドラマーだというのも再発見〜。(^^)  (Jun. 16, 2003)

Jacket EDGUY 80
King of Fools (2004)
2004年3月にリリースされる 6th アルバム "Hellfire Club" からのファースト・リーダー・トラックをフィーチュアした先行5曲入り MCD。
タイトル・トラック "King of Fools" は、いかにも最近の EDGUY 度満点のキャッチーなミドル・テンポの楽曲。プチ・デジな装飾と切れの良いヘヴィなリフが冴える垢抜けたサウンドからは、「パワー・メタルの旗手である若手」から「貫禄ある中堅」への移行がかなり進んだ印象を受けるんではあるけど・・・「曲」として見た場合には、彼らにしては「並」レベルの曲かな?って感じ。
その他4曲のアルバム未収録曲も天才シンガー Tobias Sammet の自信に満ちた歌いっぷりが頼もしくもどことなくファニーな EDGUY 印なもの。ここに来てさらなる成長の著しさが目立つナイス・ガイ Felix Bohnke (dr) の見事なドラミングに耳を奪われつつも、正直それほど印象的な楽曲は見当たらなかったな。
とはいえ、"King of Fools" の魅力的な音像からして、フル・アルバムへの期待を裏切るものでは全くなかったけどね。  (Feb. 06, 2004)

Jacket EDGUY 91
Hellfire Club (2004)

ドイツが誇る、ヘヴィ・メタルの伝統と未来を繋ぐ若き先鋒 EDGUY の 6th アルバム。

いやー、とにもかくにも殺人的に「音」がイイんだよね。プロダクションのクオリティという意味でもコレまでの作品とは段違いに最高級なメジャー感たっぷりな仕上がりなんだけど、そんな音質云々を超越したレベルで、音の一粒一粒、歌声の一言一言から「俺たちじゃなきゃダメなんだ!」ってな気概が痛いほど伝わってくる気合い入りまくりな雰囲気に、聴いててスッゴク精神を鼓舞される感じ。

前作 "Mandrake" あたりからいわゆる HELLOWEEN 型ジャーマン・メタルからの脱却しようとする空気が充満してたけど、Tobias Sammet (vo), Dirk Sauer (g) 二人の頭皮の具合と呼応するかのように(苦笑)一皮も二皮も剥けた印象の本作は、その「型」を覆っていた殻を完全に突き破って新世界に突入した感のある紛れも無い「標準型ヘヴィ・メタル」の一つの理想形である立ち姿が凛々しいったりゃありゃしない。

#3 "We don't Need a Hero", #9 "Rise of the Morning Glory", #13 "Children of Steel" という賭死ヘドバン必至の3曲の優れた疾走チューンズももちろん魅力的だけど、ファット&ヘヴィなグルーヴが広がるオープニング・チューン #1 "Mysteria" と、それに続く10分超の大作 #2 "The Piper Never Dies" には震えたッス。

特にオルガンのレトロな響きがアクセントとなっているメランコリック・ヘヴィともいえる後者は、特に激しい場面転換もないのに長尺の楽曲を最後まで長さを感じさせずにじっくり聴かせる地力の高さに驚嘆。ラストのモロ IRON MAIDEN な展開にも心が躍ったし。ライヴで盛り上がりそうなファニーなパーティ・ソング #8 "Lavatory Love Machine" も、イロモノ系ではありながら Enjoyable な余裕が楽しげで聴いてて実に気持ちイイ。

それらに代表される押し並べて出来の良い楽曲の中でまず耳が追うのは、現代メタル界の至宝ともいえる稀代の大々天才シンガー Tobias Sammet の、シアトリカルと表現できそうなほどに大仰な語り口の素晴らしい歌唱。その堂々とし過ぎる程に胸を張った自信に満ち溢れた佇まいは、もし次の IRON MAIDEN のシンガーの座があるならば、そこに座るのはコイツしかいない!と思わせるほどにエネルギッシュな魅力に溢れまくりだ。

そして、それに負けず劣らず本作の充実に貢献していると思われるのが、ナイス・ガイ・ドラマー Felix Bohnke のストロングなドライヴィング・ヒット。振り幅の大きさを匂わせるダイナミックなスティック捌きとアタック感が心地良いバスドラ連打が織り成す抜群の推進力は、今の EDGUY の勢いを具現化する原動力として見事に機能してるな。

とにかく、ツイン・ギター編成の普遍的なヘヴィ・メタル・バンドの、目指す方向/意識が統一されたメンバ全員の気迫を封じ込めたプレイ/魂のこもった歌/それらが奏でる耳を惹く曲・・・の全てが良い音質で楽しめる、シンガーとそれをサポートするバックのバランスが取れた好盤ってことですわ。

そんな中で唯一の失敗と思えるのは・・・地味でシリアスなジャケかなぁ。燃え盛る地獄の焔 -Hellfire- をバックに馬鹿っぽく溌剌と弾けるメンバー・ショットの方が、このアルバムの本質を物語っててジャケに相応しい・・・と思ってるのはオレだけか。(笑)  (Mar. 11, 2004)


Jacket EDGUY 53
Rocket Ride (2006)

ジャーマン・ヘヴィ・メタル・スター EDGUY の 7th アルバム。

おちゃらけた史上最低級の糞ジャケながら、肝心のサウンド自体は随所に彼ららしいコミカルなユーモアを挿入しながらもグッとシリアスな風合いで、その端正で無国籍な普遍的ヘヴィ・メタルは、一層ワールドワイドなスケール感を漂わせる垢抜けたクオリティとなっている。

そんな風に、更なる前進への意欲を感じさせる凛々しい作風ではあるんだけれど、前作で完成系を見せたかの重厚なヘヴィ・メタルの伝統と気概はどこへやら・・・本作で聴かされる情念の薄い軽薄な楽曲の数々には、正直強い失望を禁じえない。。

確かに、それぞれのプレイが放射する気迫は過去最高レベルだし、スマートな音像の中では浮いてしまうほど濃いぃエナジーを垂れ流す Tobi の熱唱も相変わらず魅力的。 それらが上手く噛み合った一部のパートに一瞬身を乗り出しそうになるが、冷静に考えてみたら他のパートがあまりにつまんないからまだマシに聞こえるだけの話。

うーん、この雰囲気、なんだか解散寸前の頃の HEAVEN'S GATE みたい。。(汗)  (Jan. 29, 2006)


Jacket EDWARD BOX 69
Moonfudge (2006)

英国ベースに活動するコロンビア人ギタリスト Edward Box の2ndソロ。

骨太なハード・ロックをバックにテクニカルに弾きまくるギター・インスト。 曲は退屈だけど、ギター・プレイから George Lynch / Warren DeMartini に通じるスリリングな味わいが感じ取れる部分は美味。  (Sep, 23, 2006)


Jacket EILEEN IVERS 77
Crossing the Bridge (1999)
「リバーダンス」オーケストラや「タイタニック」のサントラにも参加した米国女性フィドラー Eileen Ivers の3rd。
伝統的なケルティック・トラッドあり、現代的なロックに彼女のフィドルが絡む斬新な曲アリで、色々と楽しめる。
また、ネオ=クラシカル・プログレッシヴ・テクニカル・フュージョン的な曲もあり、ガリガリに歪ませたエレクトリック・ヴァイオリンで超絶に弾き捲くる様は圧巻。
でもこれ買ったホントの理由は、ギターで Al Di Meola が参加してるからだったりして。(苦笑)

Jacket EILERA 81
Fusion (2007)

フランスの女性シンガー Eilera 嬢をフィーチュアしたメロディック・ゴシック・フォーク・メタル・バンド(ユニット?)EILERA の1stフルレンス・アルバム from Spinefarm。

主役である Eilera 嬢の時にエキセントリックな表情も見せるアンニュイ歌唱、そして弦楽隊によるクラシカルなケルティック/フォークロア・テイストがストラクチャーの骨格を成すその音像は、メタリックなギターが聞こえてきたりするハードなアレンジこそ施されつつも、かの Lorena Mckennitt が創出している世界観にも通ずるワールド・ミュージック的なポピュラリティを備えたもの。

この音楽性だったら同じ女声でももうちょいエンジェリックな歌声の方がMy好みに素直にフィットするなぁ・・・と思えちゃう惜しさはアリつつも、メタルに留まらない奥深さに満ちた緻密なアレンジの聴き応えや、全編を覆う上品なアヴァンギャルドさが生むSpinefarm産らしからぬおフランスなヲサレ感(←完全に先入観/苦笑)の心地良さは、十分にイケメン。  (Nov, 26, 2007)


Jacket EINHERJER 81
Odin Owns Ye All (1998)
MITHOTYN と共にバイキング・メタルの旗頭を担う EINHERJER の2ndフル。本作 "Odin Owns Ye All" は、音像こそ「デス」のそれだが一切のデス声は収録されていない。全然上手くはないが、下手さが全く気にならないシンガーの歌声は、喩えて言うなれば80年代のドイツ出身のマイナーバンドによくいたダミ声系の人みたい。
冒頭の BAL-SAGOTH 真っ青のシンフォパートが必要以上の期待を抱かせてしまうが、極端なシンフォアレンジはそのイントロだけ。他の曲中ではキーボードは味付け程度に使用され、主役はメタリックなリフ、そしてサビのヴァイキング達の雄叫び。「お~お~お~」やら「らいらら、らいらら~」やら、癖になってしまいそうな哀しき旋律の合唱をはじめとする、全曲で乱舞する勇壮かつ哀愁たっぷりの超クサクサ・メロディは魅力十分だ。
特に6曲目 "Home" からラストまでのクサクサぶりは、笑い/哀しみの両方の意味で涙が止まらないほど。
プロデュースは最近そっち方面で多忙な Andy LaRocque(KING DIAMOND)。ギターの方は超 Favorite だが、プロデュースに関しては「彼ならでは」って特色、あまりないなぁ。

Jacket EINHERJER 86
Blot (2003)
ノルウェーのヴァイキング・デス・メタル・バンド EINHERJER の 4th アルバム。
前に買った 2nd "Odin Owns Ye All"(3rd "Norwegian Native Art" は未聴…)のシケシケな朴訥民謡メタルのイメージがあったので、本作の剛健かつシンフォニックな逞しさにビックリ。その 2nd が田舎の貧しいヴァイキング達が村で出征前の宴を繰り広げている様だとすれば、この 4th はさながら、幾度もの戦いを経て勇猛な戦士となった彼らが記した血染めの戦記…とも喩えられよう成長っぷりだコリャ。
古き良きシケシケ・ヴァイキング・デスの血脈を受け継ぎながら、既成のフォーマットに囚われない独特のメロディ/アレンジ・センスで綴った北方の凍てつく海を渡り歩いた戦士たちの悲哀の歴史を辿った挽歌が放つメランコリーは、我が心にググッと迫りまくり。特に #6 "Ware Her Venom" 以降の後半の畳み掛けは、聴いててマジ血が滾るわ。
シンフォニックではあるんだけど、芯となる部分がメタリックな演奏でキチンと組み上げられたアグレッシヴな佇まいであるのもイイ感じ。
欲を言えば、前は多く聴かれたヲーヲー♪やらライラライラ♪なーんて合唱するパートがほとんど無くなっちゃってるのが残念だわ。もしソレを残したうえでこの成長だったら、最強だったかもなぁ・・・。  (Nov. 16, 2003)

Jacket EL & P 78
Emerson-Lake & Palmer (1970)
衝撃のデビュー作。

Jacket EL & P 80
Tarkus (1971)
変拍子がとってもスリリング。今聞いても色褪せてはいない。

Jacket EL & P 85
Pictures at An Exhibition (1972)
クラシックをモチーフにした緊張感溢れる一枚。

Jacket EL & P 88
Brain Salad Sergery (1973)
もっともHR寄りのアプローチ。ダイナミックな展開は見事!

Jacket EL & P 75
Emerson Lake & Powell (1986)
めっきり落ち着いたサウンド。

Jacket ELDRITCH 85
El Nino (1998)
おぉ、化けた感じビンビン。(^_^)
腰の入った硬質なヘヴィ・メタルと、細部まで精密に造り込まれたプログレッシヴ・アレンジ・・・敢えて喩えるならば DREAM THEATER"Awake" で実践してみせた暗黒面と ANGRA 的な優雅な明快さが見事に融合している。
シンガー Terence Holler の、Mike Verscera を思わせる真っ直ぐでトレブリーな声質と Andre Mathos (ANGRA) 的なへなちょこさを兼ね備えたややB級な歌唱は好き嫌い別れるところだが、ヘッドバング必至のアグレッシブなリフ攻撃の上を Eugene Simine の奏でるテクニカル叙情ギターと Oleg Smirnoff 操る激テクシンセが火花を散らしながら交錯する様は堪らなくスリリング。
特に Oleg Smirnoff はセンスフルなシンセソロはもちろん、有機的なオルガンプレイや緻密なサウンドエフェクトも確実に「ツボ」にハメてくる、久々に「天才かも!?」と感じさせる鍵盤界の逸材。
全曲文句無しというわけではないが、音質といいプレイ・楽曲といい、現在のイタリア物の中では最高の部類に入る一枚だと思う。

# 最後の一枚を譲ってくれた DDS さんに感謝!

Jacket ELDRITCH 77
Neighbourhell (2006)

イタリアのプログレッシヴ・メタル・バンド ELDRITCH の 6th アルバム。

粗めのヴォーカルがメロディックに歌うパワー・メタル系サウンドは、ネオクラ魂を程よく刺激するリード・ギタリスト Eugene Simone の焦熱のテクニカル叙情プレイ(こっちもやっぱチョイ粗め/汗)がイイ感じ。

そんなギター・オリエンテッドな音像に、かつての名鍵盤奏者 Oleg Smirnoff は今いずこに・・・と思いを馳せてたら、なんと今は VISION DIVINE にいるのね!?(驚)  (Apr. 21, 2006)


Jacket ELECTRIC LOVE HOGS 86
Electric Love Hogs (1992)
様式美Gを擁する、はちゃめちゃクロスオーバーバンド。

Jacket ELECTRIC OUTLET 71
On! (2006)

ドイツのテクニカル・ロック・バンド ELECTRIC OUTLET の1st。

モダンでクールなプログレッシヴ・ハード・フュージョン・インスト。 スムースなプレイの中から染み出す70年代風味のオーガニックなダイナミズムがイイ感じ。  (Sep, 23, 2006)


Jacket ELECTRIC SUN 96
Earthquake (1979)
鳥膚もののGソロ!歌も許せてしまうというものだ。

Jacket ELECTRIC SUN 95
Fire Wind (1980)
やはり魂の入りきったGソロに尽きるでしょう!

Jacket ELECTRIC SUN 98
Beyond the Astral Skies (1984)
U・ロートのGオーケストレーションの集大成。ドラマティックに泣きまくる!

Jacket ELECTRIC WIZARD 81
We Live (2004)

英国のヘヴィ・ストーン・ドゥーマー ELECTRIC WIZARD の 5th アルバム。

埃っぽいサイケデリック・グルーヴを超スローに引き摺る長尺な楽曲は、相変わらずサスガのトリップ感でいっぱい。(Love)

ここまで来るとドラマティックですらあるな。(笑)  (Feb. 19, 2005)


Jacket ELEGY 90
labyrinth of Dream (1993)
ライチ型様式HMの決定版。多彩な表現力のVと、激弾きGは余りにスリリング。

Jacket ELEGY 93
Supremacy (1994)
1STに磨きを掛けた超ドラマティックな様式テクニカルHMが展開。

Jacket ELEGY 85
Lost (1995)
相変わらずのテクニカルな泣きのHM。Vのうまさが堪能できる。Gは弾きすぎ。

Jacket ELEGY 87
Primal Instinct (1996)
VがI・パリーに交代。残念だが、彼も死ぬほどうまいのでいいか。アコースティック。

Jacket ELEGY 88
State of Mind (1997)
ELEGY 独特の疾走感溢れるテクニカル&クラシカルな楽曲が、New Singer、Ian Parry によって極上のエモーションと1ランク上の風格を与えられた。
97年、山のように発生したシンガーの交代劇のなかで、それが「吉」と出た稀な一枚だ。
とはいえ前任者のテクニカルな超ハイ=トーン声もメッチャ好き。

Jacket ELEGY 76
Manifestation of fear (1998)
この ELEGY に参加して本作が2作目となるシンガー Ian Parry だが、相変わらず超強力な唄いっぷリがまず聴く耳を捕らえる。今回バンドの曲調が以前に増してヘヴィなせいか、ますます強靭さを増した彼の表現力抜群の歌唱は本当に驚異的だ。
ところが!! ううむ、その「以前に増してヘヴィ」になった楽曲が大問題。絢爛豪華なテクニックを惜しげもなく満載して展開される煌びやかなプログレシッブ・メタルはどこへやら。
Henk van der Laars のカラフルなギターワークは従来どおりフューチュアされているものの、ストレート/ソリッド/ストロングなリフ主体の楽曲は地味ィ~なプロダクションもあって華やかさがイマイチ。
とは言うものの Ian Parry の歌メロの魅力はさすがに威力があり、凡百のパワー・メタル・バンドとは比べ物にならぬ高クオリティではあるが、私が愚かにも ELEGY に期待してしまったのは、このような「まあまあ」のレベルの楽曲群ではない。次作は頼んまっせ!

Jacket ELEGY 84
Forbidden Fruit (2000)
ギターにフレンチ・ネオ=クラシカー Patrcik Rondat を迎えた新作は、前々作の路線に戻ってホッと一安心。
注目の Patrcik Rondat のプレイも、Henk Van Der Laars の穴をほぼ埋めつつ、独特のエモーションをも注入し、非常に聴き応えアリ。
もちろん Ian Parry の激唄もサスガの一言。ところどころ Ronnie James Dio になりきっちゃってるけどね。

Jacket ELEGY 84
ELEGY (2002)
オランダの・・・いや、今やオランダを中心としつつも「多国籍テクニカル・メタル・バンド」となった ELEGY の7作目。
前作 "Forbidden Fruit" では、所々で 5th "Manifestation of fear" の不調による悪夢を振り払うかのような復調の片鱗を見せ始めていたが、本作では(まだまだ本調子ではないものの)さらに本来の魅力を取り戻す意欲を増しつつあるのがしっかりと感じられるまずまずの印象。
一聴してそれと判る英国シンガー Ian Parry の旨味ある熱唱とフレンチ・ネオ=クラ職人 Patrick Rondat のネオ=クラシカル・ギター、そして推進力に溢れる力強いリズム隊が織り成すプログレッシヴかつテクニカルな正統メタルは、プログレッシヴな感触を充分に残しつつも、以前のようにマニアックにテクニカル・フィールドに傾倒することのないバランスの良さを見せていて、ここに来てようやく Henk van der Laars の呪縛を断ち切った感のある「第3期 ELEGY の船出」とも言えよう佇まいだ。
近作で聴かれた面白みに欠けるダークなヘヴィ・サイドをアピールする一面がまだまだ一部で残っていたり、Ian Parry の歌唱が「どんな曲でもオレ様が歌えば伝統的メタルなのさ!」ってな押し付けがましさを発散していたり、ギター・プレーヤとしては幅広いスタイルを持ちながらも「メタラーとして」メタル方向についての視点の狭さを露呈する Patrick Rondat のフィーリングが他の演奏陣と少々噛み合っていないと感じたりする問題点もしっかりと感じるが、"No Code No Honour", "Pilgrims Parade" といった疾走感のある佳曲の存在は、その問題点を充分にカヴァーしうる本作のアピールポイント。特に前者は「悶絶級」の勢いを感じるイイ曲だなぁー。
ゲストで迎えられた初代シンガー Eduard Hovinga の歌声が各所でしっかりと聴けるのも嬉しいね。

Jacket ELEND 64
The Umbersun (1998)
あの~、こっ、これはもう「ゴシック」ですらなくなっちゃってるんですけどぉ・・・
いわゆる「ロックの楽器」の音は一切聞こえてこない。聞こえて来るのはクラシックの調べと混声合唱、そして語りだけ。普通の道行く人に「クラシックの歌劇のアルバム」といって聞かせたら、10人中10人が確実に何の疑いも無くそう思うでしょう。

ELEND はもう METAL のコーナーに置いちゃダメだよ!!>UNION店員

Jacket ELEXORIEN 76
Elexorien (2007)

オランダのエピック・バトル・メタル・バンド ELEXORIEN のデビュー・アルバム。

そのキラキラなシンフォニック・ヴァイキング・メタルは EQUILIBRIUM, BLACK MESSIAH の系列に並ぶだろうスタイルと言えるも、巨乳美女シンガー Ine Zijlstra タン の柔らかな可憐ヴォイスが響いてきちゃうヴォーカル・パートのおかげで独特の味わいアリ。 クサ疾走に乗せて♂シンガーの濁声とデュエットするその雰囲気は、かのイタリアンXaMetaler BEHOLDER の名を想い起こさせたりも。

まだまだプレイ/プロダクションから素人臭さを強力に発散させてはいるけど、ELVENKING にも通じるフォーキーな叙情を封じ込めた佳曲 #7 "Dryads and Trolls" に代表されるように、なかなかにツボを心得たそれぞれの楽曲の出来自体は決して悪くない感じ。 ま、今後の成長が楽しみってことで。

あ、Ine タン の他、ベーシスト Liza Hoek 嬢 も女性スよ。 >変態諸氏  (Jun, 12, 2007)


Jacket ELF 80
Elf (1972)
ファースト。魂って素晴しいと思うほどのほとばしったロニーの歌。

Jacket ELF 77
Trying to Burn the Sun (1975)
ロニーは、この頃からやっぱりロニー。シンプルなロックンロール。

Jacket ELFONIA 88
Elfonia (2003)

Arjen Anthony Lucassen が企てたゴシック・メタル・プロジェクト STREAM OF PASSION にてリード・シンガーを努めている魅惑の女性シンガー Marcela Bovio 嬢が本国メキシコで籍を置くメイン・バンド ELFONIA が2003年にリリースしたデビュー作。

アトモスフェリックなシンセの波がアコギ、ピアノそしてヴァイオリン(Marcela タン自身がプレイ)を飲み込みながら、Marcela タンのナイーヴな清廉スペイン語歌唱と手を取り合って穏やか叙情を滴らせるムーディでアダルトなサウンドは、北欧的な透明感とゴシッキーな深遠たる暗さの同居がメッチャ心地良い。

泣きに泣く粘りあるギターをはじめとする成熟した技量を持つバック陣が適所で見せるプログレッシヴ・ロック/ゴシック・メタル的ダイナミズムと、時折顔を出すラテンの仄かな熱気のアクセントも美味しい。 うむ、ELFONIA、良いバンドだわ。  (Mar. 08, 2006)


Jacket ELFONIA 90
This Sonic Landscape (2005)

メキシコのゴシック/プログレッシヴ・ロック・バンド ELFONIA の 2nd アルバム。

デビュー作 "Elfonia" ではムーディでアトモスフェリックな「静」の印象が際立っていたが、3年の月日を経ての本作ではその穏やかで美しい基本線は保ちつつ、ハード・エッジのダイナミックなヘヴィ・グルーヴが頻出する「動」のイメージを強めてきた感じ。

その効用か、よりメリハリのコントラストを高めたリズミカルでアーバンな心地良い雰囲気の中で、全ての鍵を握るエキゾチックな魅力を振り撒く魅惑の女性ヴォーカリスト Marcela Bovino タン (STREAM OF PASSION) がワイドレンジに響かせる艶やかな美声で綴る独創的なエモーショナル・メロディが、ますます耳に残るようになってきたのが嬉しいね。

Marcela タンの看板歌唱と共に、若さに似合わぬ老獪な泣きを聴かせる Roberto Quintanilla (g)、見せ場満載の手数王 Javier Garagarza (dr) ら演奏陣の大いなる健闘も素晴らしく、それら全ての要素が奇跡の結実を果たした旋律美がドラマティックに表情を変えるシンフォ・ゴシック・チューン #5 "...De Los Libros Del Tiempo" は、マヂで神曲レベル。

あ、ヘヴィな #6 "Camaleon" にてゲスト参加の Arjen Lucassen が実に彼らし〜いギター・ソロを披露してマス〜。  (Mar. 09, 2006)


Jacket ELIS 85
God's Silence, Devil's Temptation (2003)
「世界で6番目に小さな国」リヒテンシュタイン公国のフィメール・ゴシック・メタル・バンド ELIS のデビュー作。どうやら、以前 ERBEN DER SCHOPFUNG という名義で作品を一枚リリースしていたバンドが改名してこの ELIS となった…ってことらしいので、実質的には 2nd の扱い?(謎)
ヘヴィ・リフと切ないピアノが絡むラウドな骨格に適度にシンフォニックな味わいを振りかけ、それをエレクトロなデジ風味で丁寧にコーティングした完成度の非常に高いフィメール・ゴシック・メタルは、WITHIN TEMPTATION の空気感を感じさせつつも、時に疾走をも厭わぬヘヴィ・メタルな色彩がポーランドの DELIGHT の名を思い起こさせる逸品。
一聴してすぐにこの耳が捉えたのは、やっぱり東欧系歌姫 Sabine Dunser 嬢のフワフワとシッカリの中間くらいの可憐かつ妖艶な歌声と、その心地良い声質で綴られるメロディの優れたキャッチーさだ。各楽曲でシツコイくらいにリピートされる英語&ドイツ語で歌われるそのキャッチーなサビメロの数々は、驚くほどの即効性の高さを持って迫ってくる。
Sabine 嬢の声質が Amy タン (EVANESCENCE) に似てるせいってだけではなく、そのメロディの端々に EVANESCENCE っぽい節回しがしっかりと散見できる「逆輸入」な風合いも興味深いな。
ゴシックの耽美さ、ヘヴィ・メタルの昂揚(ソロ・ギターから漂う80年代的風味がこれまたイイ感じ)、ニュー・ウェーヴィーなモダンさ、そしてポピュラリティに満ちた美しいメロディの全てを程良いバランスで融合させることに成功したこの ELIS、My 脳内のフィメール・ゴシック・メタル勢力図の中心付近にいきなり参入デス。  (Nov. 12, 2003)

Jacket ELIS 85
Dark Clouds in a Perfect Sky (2004)

リヒテンシュタイン公国が誇る上質ゴシック・メタル・バンド ELIS の 2nd アルバム。

Sabine Duenser 嬢のフワフワでありつつしっかりと芯もある萌え萌え可憐ヴォイスが冴え渡る王道フィメール・ゴシック・メタルはデビュー作譲りの高品質で、前作で感じられた EVANESCENCE 風味とも言えるモダンさを控えて更にヘヴィ・メタリックな硬質の色合いを表面に浮き上がらせると同時にキャッチーさも増加させる・・・という離れ業が生んだ、言い様のない「メジャー感」はサスガの一言。

80年代的なメタル・メランコリーを運んでくるたっぷりのギター・ソロ・パートの存在も強いね。  (Nov. 02, 2004)


Jacket ELIS 81
Griefshire (2006)

リヒテンシュタイン公国のゴシック・メタル・バンド ELIS の3rdアルバムは、本作のレコーディング終了後に脳梗塞で急逝した看板女性シンガー Sabine Duense 嬢の遺作となってしまった。

本作はこれまでに培った旧き善き王道ゴシック・メタルがクオリティ面での結実を見せており、このまま順調に進めば今後ソレ系としては LEAVES' EYES と双璧をなす位置まで登って行けそうなことが容易に想像できる好内容だけに、その突然の訃報は非常に残念。。

なんとかうまいこと後任を見つけて、この王道ゴシックとキャッチーな息吹が絶妙に融合した稀有なサウンドをグイグイ昇華させていって欲しいスな。  (Dec, 03, 2006)


Jacket ELUVEITIE 95
Spirit (2006)

スイスの“ニュー・ウェーヴ・オブ・フォーク・メタル”バンド ELUVEITIE の1stフルレンス・アルバム。

2人の女性フィドラー、フルート&ホイッスル奏者、ハーディ・ガーディ他の民族楽器奏者を含む9人の大所帯が奏でるのは、超本格的なトラッド/フォーク・フィーリングの中でブラック/ペイガンなアグレッションが緩急を行き来する、魅惑の特A級ケルティック・メタル。

フォークロアな上物のこれまでに体験したことの無いような“本気度”が大きな魅力なのは確かだけど、単にそれだけではなく、骨格となるダイナミックなヘヴィ・メタルの部分自体が優れたヴァイブを持ち合わせているのがこの ELUVEITIE の強み。 デス・メタルとフォーク・アレンジが未曾有の完ッ璧なる融合を果たした #6 "The Song of Life", #7 "Tegernako", #9 "The Dance of Victory" あたりの「ケルト色を強めたシリアスな TURISAS」的な高揚感たるや・・・マジでヤヴァいス!!

ELUVEITIE・・・この一枚で、一気にヴァイキング/バトル/ペイガン・メタルを含めたフォーク・メタル・シーンの頂上付近に躍り出るかも・・・。 Travis Smith が手掛けたアートワーク全般の質の高さも含めて、そんな予感をも抱かせる驚愕の大傑作。  (Jul, 09, 2006)


Jacket ELUVEITIE 89
Slania (2008)

スイスの“ニュー・ウェーヴ・オブ・フォーク・メタル”バンド ELUVEITIE の2ndアルバム。

フィドル、ハーディー・ガーディ、マンドラ、その他パイプ類の民族楽器が織り成す超本格的なケルティック・ミュージックとアグレッシヴなメタル・パートが未曾有の融合を果たしていた1stフル "Spirit" の強力さには驚かされたが、本作を一聴してまずこの耳が追うのは、そのメタル・パートの更なる深化だ。

切れ味と重量感を哀愁で包み込んだ硬質なメタル・リフの風合いは、何故かまんまイエテボリ・メロディック・デス・・・というかメッチャ DARK TRANQUILLITY。(笑) さすがは Nuclear Blast クオリティ!なクリアなプロダクションも相俟って、そこだけ取り出しても相当な完成度だと唸らされる強力なメタル・パートに、さらに前述の魅惑の超A級トラッド/ フォーク・アレンジが絡みまくるのだから悶絶しないわけがない。

そんな風に、これまでのフォーク・メタル史を振り返っても類を見ない程の圧倒的な品質感を封じ込めた本作だけど、民族的なクセの強さとか風景的なヴァイブという意味では、やっぱ前作に一歩譲るかなぁ。 いや、あれがあまりにも凄すぎただけで、これはこれで素晴らしく気に入ってるんだけどさ。  (Mar, 12, 2008)


Jacket ELVENKING 89
Heathenreel (2001)
「エルフの王」というそそられる Band Name を持つ Italian Epic Medieval Folk XaMetal Band の、Studio Fredman で Mix された 1st Full-Length Album。
先の Demo Mini Album でもその予見はあったが、この中世の衣装に身を包み顔にはペイントを施した5人の若者たちが作り上げた、その Fantasic な世界観を具現化したクッサクサの民謡メタルが大爆発する様はガッツポーズものの素晴らしさ。
線の細いヘナチョコ Voice ながら、そのヘナチョコさがいい意味での素朴な Analog さを生んでいる Singer Damnagoras の男性ながら女性的な柔らかさが心地よい歌唱を中心とする勇壮なる叙情に満ちた寓話世界は、Fiddles と Flutes が Traditional に響き渡り、Guitar Player Jarpen による Death Growl、Guest の Soprano Female Vocals も絡んで目まぐるしく大仰に展開しまくりで、この手の民謡メタルバンドには珍しく XaMetal 特有のクッサい疾走をカマすのがタマらない。
Acoustic Guitar のメロメロな Harmony が悶絶級なのも嬉しく、"The Regality Dance" の導入部の美しさといったらもう!
公式 Web サイト(http://www.elvenking.net/)に「SKYCLAD "Penny Dreadful" が Japan bonus track」と書いてあるが、日本盤出るンかいな!?

Jacket ELVENKING 85
Wyrd (2004)

イタリア産エピック・フォーク・メタル・バンド ELVENKING の 2nd アルバム。

ヴァイオリンやフルートが乱舞する上にノーマル、デス、フィメール・ヴォイスがシアトリカルに折り重なる民謡メタルの郷愁と、疾走するヨーロピアン・メロディック・スピード・メタルの高揚感が融合したクッサい楽曲の数々は、相変わらずややチープな稚拙さが散見できながらも殺傷力高し。

ニュー・シンガーのややショボめながら“小型 Tobias Sammet”的なテンションの高い歌唱も嫌いじゃないデスよ。  (Jun. 12, 2004)


Jacket ELVENKING 88
The Winter Wake (2006)

イタリアのエピック・フォーク・メタル・バンド ELVENKING が 3rd アルバムにてめでたく日本盤デビュー。(祝)

前作 "Wyrd" は順当な成長を感じさせつつも少々小奇麗にまとまった小粒な感じが不満点でもあったが、そこで無難っぽい歌唱を聴かせていた Kleid (vo) に代わってデビュー時のシンガー Damnagoras を呼び戻した本作は、その甲斐あってか前作で生まれた垢抜けた整合感(って程でもないか ^o^;)にデビュー時の破天荒なエネルギーを再び注入した「真の成長」を実感させる会心の作となった。

ヴァイオリン&フルート鳴り捲りのフォーキーな息吹が恥ずかしいほどに民謡臭をプンプンと撒き散らすと同時に、当然のように疾走したりキャッチーだったりする明快なメロディック・パワー・メタルの味わいをも打ち出した ELVENKING ならではの特色は本作でも存分に発揮されており、掴みに長けたいきなりのキラー・チューン #1 "Trows Kind"、独特のプログレッシヴな疾走感が心地よい #4 "The Wanderer"、アコースティックなシャッフルがフォークロアに響く #6 "On the Morning Dew" をはじめ全編で聴ける出戻りシンガー Damnagoras の実に味わい深いヘナチョコ・ヴォイス(笑)でドタバタ気味に綴られる強引なメロディの妙には、終始高揚させられっぱなしですわ。

辺境的ですらあるクサレ・フォーク・メタル(苦笑)でありながら、#3 "The Winter Wake", #9 "Rouse Your Dream" らに代表されるように EDGUY にも通じるほどの普遍的な聴き易さを備えていたりするのも、なんともオモロイよなぁ。

ホント、今もっともライヴが見たいバンドの一つなんで、ぜひ頑張って日本に呼んでくださいな、GENCROSS さん。  (Mar. 19, 2006)


Jacket ELVENKING 68
The Scythe (2007)

イタリア産フォーク・メタル・バンド ELVENKING の4thアルバム。

一聴して耳を奪われるのが、これまでの作品のフォーキー&ファンタジックな装いとは意を異にする、硬質かつフューチャリスティックなモダン風味・・・。 はぁァぁァ? 意味わからないんデスケド???

よくよく聴けば彼ららしいクッサいメロディは健在だし、「IN FLAMES meets EDGUY with ヴァイオリン」みたいな独特のメロディック・パワー・メタルとしては決して悪い出来ではないと思えなくもないけど、やっぱこの変化には違和感を隠せないなぁ。 Mike Wead (g/KING DIAMOND, MERCYFUL FATE, ex-HEXENHAUS, MEMENTO MORI, ABSTRAKT ALGEBRA) が2曲でゲスト参加。  (Nov, 02, 2007)


Jacket ELWING 80
Immortal Stories (2002)
ギリシャのピュア・メタル・バンドのデビュー盤。ジャケ買い。(笑)
だってさ、累々と詰まれた髑髏の上に雄々しく佇む甲冑の戦士を描いたカヴァーアート・・・そのうえバンド名が ELWING ってな「指輪系」バリバリな物ときた日にゃ買っちゃうでしょ?普通。いや〜、このパッケージが我が家の CD ラックに面出しで飾られる・・・ってだけで、買った甲斐ありっすわ。
・・・あ、音?(汗) えっと、曲の端々に BLIND GUARDIANMANOWAR それぞれを思わせながらなかなかドラマティックに展開する、時にメロディック・スピード・メタル的疾走をかます漢らしいヘヴィ・メタルです。プレイもかなり安定してるし楽曲も決して悪くないんだけど・・・あまりに平均的な内容でコメントするのが難しいってタイプ。音質もデモのレベルだし。
ってことで、音だけだったら満足度は半分 Death。(死)

Jacket ELYSIAN FIELDS (THE) 74
We... the Enlightened (1999)