| SCREAMING SHADOWS "In the Name of God" |
| ALKONOST "Stone Heart Blood (Каменного Сердца Кровь)" |
| CAVALERA CONSPIRACY "Inflikted" |
| HEIDEVOLK "De Strijdlust is Geboren" |
| ASIA "Phoenix" |
| CELTIC LEGACY "Guardian of Eternity" |
| PORT MAHADIA "Echoes in Time" |
| SCARLET GARDEN "Decade of Decadence" |
| VOUGAN "Mind Exceeding" |
| FOR SELENA AND SIN "Overdosed on You" |
| IMPALED NAZARENE "Manifest" |
| BLACK BONZO "Sound of the Apocalypse" |
| DRACONIAN "Turning Season Within" |


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SCREAMING SHADOWS |
85 |
In the Name of God (2006) |

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ALKONOST |
71 |
Stone Heart Blood (Каменного Сердца Кровь) (2007) |
ロシア産6人組エピック・ダーク・フォーク・メタル・バンド ALKONOST の6thアルバム。 ジャケ買い。(笑)
純朴系東欧美女シンガー Alena Pelevina 嬢 の素直なメゾ・ソプラノとメンバーの誰かが発する男声デス・ヴォイスを絡ませながら、ゆったりとそして淡々と展開する中世風味強めの民謡メタルは、適度なシンフォニック・アレンジの上で終始ギターの単音メロディが鳴り続けるペイガンな荒涼感、そして Alena 嬢 の歌声が運んでくるゴシックな暗さがダークにアンサンブルを重ねる様がロシアっぽさ満点。
この田舎クサい地味な味わいってば、ホント東欧のB級バンドならではの魅力なんだけど・・・それにしても・・・地味すぐる。(苦笑) いや〜俺もまだまだ未熟ですな。 所々で MOONSORROW を思わせる場面もあるんだけどな。 (Jun, 17, 2008)

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CAVALERA CONSPIRACY |
87 |
Inflikted (2008) |
元 SEPULTURA の Max & Igor の Cavalera 兄弟が12年振りに合流。(祝)
"Roots" 以降 SOULFLY まで引き継がれていた土着的なトライバル要素をスパイス程度に抑え、シンプル&ストレートに肉感的な衝動を表したアグレッシヴな爆走チューンズの数々は、"Arise" 期に立ち戻ったかの普遍的な激走スピード/スラッシュ・メタルの魅力でいっぱい。
・・・てか、Marc Rizzo (g/SOULFLY)、ギターめッッッッちゃくちゃ巧いんデスケド!?!? (@o@; カッコいいリフと強力なリズムに本気ヘドバンを誘発されまくりのパワー漲るヴァイオレンスの中で、そのシュレッドにシュレッドを重ねる超テクニカル・プレイが形成するメロディアスなスリルこそが、本作の肝と言っても過言じゃないですよね? >ネオクラー諸氏
POSSESSED の "The Exorcist" をカヴァーしちゃうマニアっぷりも◎。 (Jun, 17, 2008)

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HEIDEVOLK |
83 |
De Strijdlust is Geboren (2005) |
オランダのフォーク/ヴァイキング・メタル・バンド HEIDEVOLK が2005年に自主リリースした1stフルレンス・アルバムが、Napalm Records から2ndアルバムリリースと同時に再発。
"The Desire to Fight is Born" という意味のタイトルを持つ本作の時点で、無骨にシャッフルする勇壮なメタル・エッジの上でむさ苦しいことこのうえない「男男ツイン・ヴォーカル」(笑)がフォーキーな漢旋律を朗々と歌い上げる・・・という、後にリリースされる2ndで聴けるスタイルがほぼ完成しているのが聴いて取れる。
OTYG や METSATÖLL に通じるシケシケな牧歌的風味が支配的という意味では2ndとほぼ同様の印象ながらも、曲によってはヴァイオリンや笛の活躍による叙情的な殺傷力を新作以上に強く発散する場面もあり、Napalm が本作をリ・リリースする判断を下した気持ちがよくわかる。
ちなみに、「ワシの武器は素手じゃーwww」と言わんばかりの屈強なギタリスト Reamon Bomenbreker が、同郷のバトル・メタル・バンド THRONAR のシンガー Reamon Bloem と同一人物だってのを、今日つい先程知ったYO。。。(恥) (Jun, 16, 2008)

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ASIA |
87 |
Phoenix (2008) |
John Wetton (vo,b), Steve Howe (g), Geoff Downes (key), Carl Palmer (dr) というオリジナル・ラインナップが25年振りに集結して制作された、奇跡の9thアルバム。
全然期待してなかったんだけど、これが予想外に“らしさ”満点の素ン晴らしい内容になっててクリビツ仰天。 キャッチーなポップ・フィールに産業ネオ=プログレな捻りを絡めた叙情的な楽曲の数々は、1983年リリースの2nd "Alpha" の後に録音されたお蔵入り音源だと言われても違和感ないほどに初期っぽいマジカルなヴァイブに包まれまくりなのがスゲーです。
John Wetton の非常に調子良さげなジェントルな歌声もジワーっと来るけど、俺的にはマターリとした和み空間の中でドラマティックに展開美を彩る Geoff Downes 操る古臭いシンセの音色にこそガッツポーズ。 #1 "Never Again" 〜 #2 "Nothing's Forever" はコテコテ過ぎてヤヴァイし。(笑)
関係ないけど、My Favorite Album of ASIA はダントツで "Astra" デス。 (Jun, 12, 2008)

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CELTIC LEGACY |
84 |
Guardian of Eternity (2008) |
アイルランド出身の5人組メロディック・メタル・バンド CELTIC LEGACY の3rdアルバム。 この出身国にしてこのバンド名、そしてこのジャケ・・・買うなっちゅー方が無理ですがなコレ。(笑)
肝心の音の方も、タメの利いた叙情ツイン・リードからケルティックな愁いが溢れ出る「THIN LIZZY meets IRON MAIDEN + メロハー少々」という実に素敵な路線で、N.W.O.B.H.M. スタイルのB級なイモ臭さが緊張感よりも安堵感の方も強く漂よわせている和み盤。 #1 "The Sentinel" の冒頭で早くも流れ出るウェットに濡れる泣きのギターからいきなりシビれるわ。
本来ならば渋めのヘタウマ声が合いそうに思うんだけど、何故かシンガーの歌唱法は Geoff Tate タイプのハイトーンで、それによって LETHAL, POWERSURGE らかつての QUEENSRŸCHE 症候群に陥った90年初頭の米産バンド群に通じる趣もアリ。 (Jun, 11, 2008)

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PORT MAHADIA |
77 |
Echoes in Time (2007) |
米ケンタッキーのプログレッシヴ・ロック・バンド PORT MAHADIA のデビュー・アルバム。
適度に凝ったアレンジメントの上でキャッチーなメロディを閃かすドラマティックな産業ネオ=プログレは、これまでの苦労が偲ばれる(汗)年季の入ったメンバー5人に加えてゲストに迎えられた Damian Wilson (vo/THRESHOLD), David Ragsdale (voilin/ex-KANSAS), Hugh McDowell (cello/ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA) らの特徴的な好演が色濃く影響した KANSAS, UK, YES を想わせる作風。 中心人物 Cameron Castle (g) によるテクニカルな主張を発散する非常にメタル度の高いギター・パートだけは、何故か DREAM THEATER や SYMPHONY X 風だったり・・・。
航海日誌風ナレーションで各曲を繋ぐコンセプト作で、全体の劇的な雰囲気はもちろん個々の楽曲単位でも結構イイ感じなんだけど、それだけに、テクニカルなプレイが全ッ然得意ではなさそうなドラムの芸の無さと、いかにも俺たち週末バンドです的な自家製っぽいチープ・プロダクションがちょっと残念。
それにしても最近、妙に「船ジャケ」(しかも帆船系)が多くない? (Jun, 11, 2008)

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SCARLET GARDEN |
81 |
Decade of Decadence (2008) |
日本が誇るネオ=クラシカル・ギタリスト Kelly Simonz (g/KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH) を擁するメロディック・デス・メタル・バンド SCARLET GARDEN の6曲入りデビューMCD。
アグレッションがブルータルに渦巻くエクストリームな色彩の中、Kelly の泣きのギター・ワークが正統へヴィ・メタルの叙情を描くそのサウンドスタイルは、UNMOORED 〜 TORCHBEARER に非常に近いと思えるもの。 ヴォーカル・パートの存在感がやや希薄だったり、全6曲中3曲とインスト系の割合が妙に多かったりする偏りはあるものの、全体的な印象はこれまでの日本のデス系作品の中において極めて良好な方だ。
その主因はやはり Kelly Simonz の存在だろう。 持ち前の Yngwie Malmsteen 風味に加え、Michael Schenker 〜 Gary Moore に通じる粘度の高い哀感を強めたエモーショナルな悶絶プレイには、何度も何度も頬を緩まされる。 個人的には、場違いなほどにもっとエゴイスティックに弾きまくってくれても何ら問題ないデス。(笑) (Jun, 11, 2008)

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VOUGAN |
85 |
Mind Exceeding (2007) |
元 DARK AVENGER のメンバー3名(g,b,dr)を擁するブラジリアン・プログレッシヴ/パワー・メタル・バンド VOUGAN の1stフルレンス・アルバム。
雄大なイントロダクションに導かれて爆発するオープニング・チューン #2 "Behind the Lies" が、いわゆる ANGRA 〜 DARK AVENGER 由来の高揚感溢れるドラマティックなメロディック・スピード・メタルとして白眉の出来。 その後はやや趣を変えて多様な拡散を見せるプログレッシヴ度強めの作風の楽曲が続くが、シンガー Carlos Zema (現 OUTWORLD, ex-DAVID SHANKLE GROUP) によるなんとも暑苦しい激ウマ焦熱シャウトのクセになる魅力も手伝って一気に楽しめる。(残念ながらその Carlos は本作レコーディング後に脱退・・・)
特筆すべきは各メンバーの「超絶技巧」とも呼べるテクニックの高さで、特にドラマー Acácio Carvalho の、手足が他の人より1〜2本余分に付いてるんぢゃないかと思えるほどのライドチンチンな手数王っぷりは笑えるほどに強烈。
なんとこの VOUGAN、この度めでたく日本デビューするそうな。(SOUNDHOLIC より7/23リリース予定) よかったね〜、G Zus 君 (b)。 (Jun, 11, 2008)

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FOR SELENA AND SIN |
78 |
Overdosed on You (2007) |
フィンランド産ゴシック・メタルバンド FOR SELENA AND SIN のデビュー・アルバム。
初期 THEATRE OF TRAGEDY とこれまた初期の THE GATHERING の中間あたりに位置しそうな優美に愁う王道耽美ゴシック・メタル色の中に、現代フィンランドのバンドらしいクリアな都会的ドライヴ感をたっぷりと漲らせる美味しいスタイル。
個性的とは言い難く派手さにも欠ける楽曲が並ぶが、この手のバンドには珍しい短髪の女性シンガー Annika Jalkanen 嬢 のプロフェッショナルな歌唱力の高さと、それを用いてしっかりと歌い上げる説得力あるメロディ・ラインのロマンティック&メランコリックな叙情味は、なかなかどうして楽しめる。 (Jun, 10, 2008)

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IMPALED NAZARENE |
81 |
Manifest (2007) |
フィンランドのハードコアなブラック/スラッシュ・メタル・バンド IMPALED NAZARENE の通算10作目。
高次元のテンションを2〜3分に濃密に圧縮した過激な Black'n'Roll がノンストップで爆走する様に蹂躙される快感は刺激的。 ただただ頭悪そうに闇雲に突っ走っているようで、その実、端々に個々のメンバーの高い技量を生かしたドラマツルギーを忍ばせているのが心憎い。
新ギタリスト Tomi UG Ullgren (g/RAPTURE, SHAPE OF DESPIRE, THY SERPENT, etc.) の、前任の Tuomio Louhio (g/ex-ANTIDOTE) に劣らぬテクニシャンっぷりも嬉しいし。 (Jun, 10, 2008)

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BLACK BONZO |
88 |
Sound of the Apocalypse (2007) |
スウェーデンの古典派ハード/プログレッシヴ・ロック・バンド BLACK BONZO の2ndアルバム。
URIAH HEEP の全盛期真っ青の70年代ブリティッシュ・ハード・ロック/プログレッシヴ・ロック・サウンドが詰まった1stには驚かされたが、今回もそれを見事に継承したレトロな味わい満載で、何度聴いてもその度に和みまくり。
オルガン/メロトロン/ムーグらのヴィンテージ・キーボードが鳴り捲る全体の印象は前作ほぼ同様ながら、本作では独創的なキメの一つ一つに妙に JETHRO TULL っぽい味わいが滲んでいたり。 古めかしい演出の狭間に顔を出す今のバンドらしいテクニカルな切れ味が、近代北欧ネオ=プログレ的な爽快感を生んでいるその自然体のバランスの良さもナイスだ。
"終末と再臨の預言" って邦題も、これまたグッとくるんだよな。 (Jun, 10, 2008)

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DRACONIAN |
84 |
Turning Season Within (2008) |
スウェディッシュ耽美派ゴシック/ドゥーム・メタル・バンド DRACONIAN の3rdアルバム。
Anders Jacobsson (♂vo) の煉獄グロウルと Lisa Johansson 嬢 (♀vo) のエンジェリック・ソプラノがドラマティックに絡み合う美麗なる暗鬱世界は本作でも健在・・・なんだけど、ちょっと、いや、随分とわかりやすい展開美を増加させて来ている感じ。
悲しみに彩られた極限の絶望を引き摺るスロー・パートのドゥーミィな味わいがもちろんメインではあるんだけど、それと同じくらい、キッチリと追われる旋律感をフィーチュアしたメロディックなアピールが迫ってくる感触は、これまでにないものだ。
それらは、この DRACONIAN の本質的な魅力を損なうものでは決してないんだけど、これまでは地獄の業火のさらに底に位置する最暗部で絶望を叫ぶ当事者の目線だったのに対して、本作はその地獄絵図を上空から俯瞰する第三者の目で描写したような「本気度の足りなさ」が少々物足りないというのが正直なところ。
いや、決して悪くはないんだよ。 ただ単に前2作が凄過ぎたってことで。 (Jun, 10, 2008)
イタリアのメロディック・パワー・メタル・バンド SCREAMING SHADOWS の2ndアルバム。 これまでこのバンドの存在自体知らなかったんだけど(汗)、チョイ前に飲みに行ったDJイベントでかかった #1 "Where Reigns the Sword" のあまりの名曲っぷりにソファーから転げ落ちた。 で、家に帰って即注文。
ナイーヴな甘さも保持する明快ヴォーカルがイタリアン産メロディック・メタル・カラーを滲ませつつも、その魅力のコアはNWOBHMっぽくも感じるイモめなおおらかさと、それを纏め上げるネオ=クラシカルなツイン・リードの極上の叙情スリル。
実は、それらの要素が完璧なバランスで詰まった衝撃的な三連チューン #1 "Where Reigns the Sword" 以外の楽曲は、所によりややヴァラエティ広げ過ぎちゃった感じでボチボチだったりするんだけど、この一曲さえ存在すれば全然惜しくはないな。
中心人物でもあるギタリストの Francesco Marras は、やや粗さが目立つではあるけど、ここぞという場面で強い殺傷力を発揮するクラシカルなセンスはなかなかのもの。 メンバー交代に喘ぎつつも一応継続的に活動してるみたいなので、ぜひ頑張って次作も作って欲しいわ。 (Jun, 27, 2008)