August 5 (Sun) 第五章 <観光篇>

目覚めると、時刻は 7:00 過ぎ・・・ってことは2時間くらいしか寝てないのか? それでも、毎度の事ながら短時間の睡眠とは思えないほどに気持ちよい目覚めだ。

今日も昨日同様の曇天だった。車外に出ると心地よい涼しさが身体を包む。 周りを見回すと、既に活動を開始している他のメタル・キャンパーはまばらで、出口に向かうに車も数分に一台ずつ位しか見当たらない。

横を通り過ぎる車とは、お互いメロイックを掲げつつ来年の再会を無言で誓い合う。もはや自然の挨拶だ。


このパーク&キャンプ・グラウンド、入場の際には碁盤のマス目のようなエリアに、誘導に従って一台ずつのような規則で順番に駐車してゆくのだが、よく考えたら順番の関係で運悪く碁盤の中央付近に駐車したら、周りの車が帰るまで帰れないって羽目になる。(焦)

幸いにも我が緑色の愛車は、偶然にも通路沿いに駐車することが出来たため、他車に影響されずに今すぐにでも車を出すことができる。 どうしようかちょいと考えて、退場渋滞が起きないうちに、早々にこの場を後にすることに決めた。


とりあえず運転に必要なものの準備だけをゴソゴソとしていると、さな☆でんを起こしてしまったので、とりあえずここから出ることを伝える。

そして立ちションついでに周りのメタリアンに軽く別れの挨拶をし、出口に向かって車を発進させた。車内にはまだ荷物が散乱しているが、後でどこかで整理すればいいや。

まだほとんど車の通らぬパーク&キャンプ・グラウンドの中の通路を楽々と走り抜けると、警察の車とアウトバーンの入り口の方向を示す案内板、そして民家が見えてきた。 どうやら Wacken Open Air 開催エリアから出たようだ。


Goodbye Wacken!

また来年!


朝の日が射すのどかなヨーロッパ的住宅地を、書いてあった方向に向かって車を走らすが、来た時と風景が微妙に違う。 道に不安を感じながらさらに直進するが、やはり来た時にアウトバーンを降りてから通ってきた道ではないと確信し、とりあえずUターンすることに。。。

先ほどの Wacken Open Air 会場出口の案内板のところまで戻ると、パトカーの脇にいた警官が車を寄せるようなゼスチャーをするので、それに従い車を寄せる。

「どこへ行くんだ?」
「(出口を指差し)さっきここから出てあっちに行ったんだけど、A23(アウトバーン)が見つからなくて戻ってきたんだけど、どっち行けばいいの?」
「その道は正しいよ。5km まっすぐ行けば A23 の入り口がある。」

なーんだ。正しいんじゃん。ついうっかり反対車線に入りそうになりながら(汗)再度Uターンし、もう一度同じ道を更に直進する・・・・と、あったあった、インターチェンジ。

そこから A23 に乗りしばらく走ると、来た時に降りた As Schenefeld を通過した。どうやらオレらが今乗ったインターチェンジは、As Schenefeld の一つ北側に位置する As Haneau-Hademarschen らしい。


往路同様に猛スピードで追い抜かれながら 110km/h くらいでのんびり走ると、その先にパーキング・エリアを発見。

ウンチもしたいし(笑)荷造りもせネヴァってことで、そのパーキング・エリアに入ることにする・・・が、なぜかそのパーキング・エリアの手前で本線が規制され、警察官がすべての車を強制的にパーキング・エリアに誘導している。まぁどのみち寄りたかったので問題はないんだけどね。

パーキング・エリアに入ると、出口付近で警官がそれぞれの車に張り付いている。
検問だ。何の検問だろうとチョットドキドキしながら、とりあえずその手前にある駐車スペースに車を停めてトイレでウンチを捻り出し、ここで荷造りをすることに。

しかし、来る時にから一杯一杯に荷物を押し込んだバック・パックには、山ほど買い込んだTシャツはどうしても入らない。やむなく、スーパーの買い物袋(西野家では「バリバリ袋」と呼んでいる)にどさっと入れることで我慢。

さな☆でんもメタル・スーツ・ケースに荷物をまとめ終えたので、駐車スペースを出て検問の待つパーキング・エリア出口方向に車を進めた。


検問で警官に指示されるまま車を停めると、窓を開けて「Tag」と挨拶。

「Tag, ▲◇#$%&;@?」
「あ、ドイツ語わかりません。この車は Itzehoe で借りたレンタカーです」
「OK、免許証とパスポートとインスペクションライセンス出して。」
「インスペクションライセンス?」インスペクションってどーゆー意味!?(焦)
急激に背筋が寒くなりながら、適当にダッシュボードを探って、車検証みたいなものを出すと「あー、それだそれ、サンキュー」と言われて一安心。
警官は日本で発行された国外運転免許証を見て、
「デカイ免許証だな・・・ワォ、日本から来たのか!?」
「そうです。」
「Wacken Open Air 観に?」
「Of course !」
「(天を仰いで)Crazy.... じゃ、車から降りて。

は!? 何かしたか!? オレ!? 無実の罪で逮捕されて異国の地で懲役3000年とかになるのか!?(超不安)

「アルコールは飲んでない?」
・・・あ、こりゃ飲酒の検問か!! やっとわかった。
「昨日は飲んだけど今日は飲んでないッスよ」
と言いながら、ふと2時くらいまではベロベロだったことを思い出してちょっと焦る。
「ちょっとハァーっと息を吹きかけてみて」
と顔を差し出す警官。
「ハァーーーーッ!・・・スイマセン、今日まだ歯磨いてないんですけど。。。
「・・・・・OK、ノー・プロブレムだ。行っていいよ。」
!!ホッ!!(超安堵)
「これから日本に帰るのか?」
「そうッスよ」
「Hahaha, Crazy! じゃ、気をつけて」
「Ja, Danke schon!」


・・・恐怖のひと時(苦笑)が終わると、手にじっとりと汗を感じながら再び本線車線を走り出す。あっという間に Itzehoe のインターチェンジが迫っていることを示す案内が現われ、それに従って A23 を降りる。
そして来た時の道を反対方向に走り、車を返すべき Herz の Itzehoe 営業所に無事到着。

そこは、借りた時同様にやはり無人だった。(苦笑) が、ドアに書いてあるここの営業時間を見ると、9時からとなっている。そして時計を見るとまだ9時になっていない・・・なーんだ、無人で当たり前だわ。

程なくして、例のドナルド・サザーランド似のオヤジがやってきた。

「Hi! チェックインお願いします。」

レンタカーはホテルと逆で、借りるのがチェック・アウト、返却がチェック・インなのだ。

「Hi, 楽しんできたかい?」
「そりゃもう!」
「そりゃよかった、そうだ、駅まで送るよ。はい、乗った乗った!

マジ? マジで!? メッチャ嬉しいンですけど!

今まで借りていた車に乗り込み、オヤジの運転で Itzehoe 駅に向かう。車内で Wacken の様子などを話すうち、車はあっという間に Itzehoe の駅前に到着。オヤジに丁重に礼を述べ、また来年よろしくと言って車を降りた。

でもよく考えると、車返しに行ったけどそのまますぐまた乗せられて駅まで送ってもらってそこで別れて・・・って、返す時の点検とかレンタル料金の精算とか、全ぇーん然なんにもしてないんですけど。(苦笑) ま、借りる時にクレジットカード見せてあるから大丈夫か。


朝9時の Itzehoe 駅には、早起きしてシャトルバスで会場から到着した多数のメタルヘッズらが、使用済みキャンプ用品の重装備を担いで集結しつつあった。来る時のようにはしゃいでいるヤツは一人もいない。(苦笑)

しばらくホームで待ち、滑り込んできた Hamburg-Altona 行きの列車に乗り込んだ。

乗った車輌は瞬く間に満席になったので、Hamburg-Altona まではドアの前で立ち。車内のメタルヘッズは皆一様に疲れきっており、Itzehoe 駅での姿同様にこちらに向かってくる時のイカレ加減は微塵もない。


Altona 駅前。自然な感じでイイ雰囲気。

1時間弱で Hamburg-Altona に到着。列車を降りると、そこはなぜか、いままで体験したことのないような欧州の匂いを感じる空気に包まれていた。思わず何度も深呼吸をする。

ここで何か朝飯を食おうと、駅構内の店をチェックしつつ表に出る。結局さな☆でんのリクエストで駅前のバーガーキングへ。

バーガー&ポテト+飲み物のセットをオーダーするが、オーダー直後にセットの飲み物がコーラ限定であることに後で気がついた。コーヒーが飲みたかったが、まぁここはコーラでもいいか・・・・と思いきや、そのコーラが激マズ!!(怒)

コーラのあまりの不味さに辟易しながら食事をしていると、Masa から携帯に電話が入る。

彼は先ほど会場を出たらしいのだが、A23 で死者が出るほどの交通事故があり、現在 A23 は何キロもの渋滞で、現在その真っ只中で立ち往生しているという。(おー! ホントに早く出といてよかった!)お互いまた後ほど連絡を入れあうことにする。


店内で、Hamburg Hbf 駅 から今夜の宿である Koln Hbf 駅までの列車の時刻を My 予定表で確認しようとするが・・・ない・・・予定表がなぁ〜〜〜いっ!

ヤバイな。どこかでロストしたらしい。。。 まぁ、駅で時刻表見ながら列車を決めればそれで済むんだけど、効率よく移動できるようにセレクトした列車を逃すのは勿体無いということで、自宅のカミさんに電話で訊くことにした。

店を出て自宅に電話し、置いてきたコピーを見てもらいながら今後乗るべき主要な列車だけ便名と時刻そして発車ホームを読んでもらい、メモる。詳細は今夜泊まる Koln のホテルに FAX しといてもらうことにして、電話を娘と替わる。

娘「今ドイツのどこにいるのー?」
俺「ハンブルグってとこだよ。」
「ハンブルグって、ハンバーグ屋さんなのー?」

きゃ、可愛(きゃわにゅ)いっ!!!!!(超親馬鹿/苦笑)

そして、この手に持った、スーパー・マーケットの屋号が日本語でデカデカと書かれた白いビニール袋に山盛りに入ったTシャツを何とかしようと、ハンブルグにあるペリカン便窓口に電話する。・・・・・・が、誰も出ない。

・・・あ、今日ってば日曜日やんけ!

そうドイツでは、日曜日はほとんどの商店がお休みなのであった。。。

やむなくこの近所での買い物帰りのような姿で(苦笑)Hamburg のメタル・ショップ、Remedy Records に向かうことにする。日曜だが休みでないことを祈って・・・。


なんてことない町のスナップなのにどことなく厳かなのよね。ガラス越しに中を覗いただけ・・・。(涙)

Altona から S-Bahn に乗って2駅めの Holstenstrasse 駅で降り、地図を頼りに店を探すと、ほとんど駅前といってよいほどの位置にその店はあった・・・が、予想通り日曜なので休み。やっぱね。ガラス越しに店内を覗くと、コリャ濃そうな店だわ。来年は絶対来てやる!


つーことで、再び S-Bahn に乗り込み、Altona とは反対方向の Hamburg Hbf 駅に向かう。5分ほど走って Hamburg Hbf が近づいてくると、湖の広がるその美しい町並みに圧倒される。いや〜、いいなぁドイツ。

Hamburg Hbf 駅に着くと、既に駅構内には Itzehoe から到着したお疲れメタルヘッズが大勢タムロっている。

乗るべき IC の時間までにはまだ少々あるので、さてどうするかと考え、先ほどの車窓からの風景が良かったので、少々街を歩くことにする。

日曜って、殺伐とさえしてるね。Hbf。デカイのよ。Hamburg のは。

駅から外に出ると、都会らしい大作りでありながら歴史を感じさせる建物が多い。軽く周りを歩くが、通りの店のほとんどが見事に閉まっているのでちょっと残念。

そして休業中の店舗の前では、まだ正午を過ぎたあたりだというのに、青空の下、座り込んでお薬を調合していらっしゃる顔色&人相の悪い薬剤師兼医者兼患者の方々が!! ドイツ恐るべし。。。


このあたりで、さな☆でんの引くメタル・スーツ・ケースの重さが罰ゲームの様相を呈してきたっぽい(苦笑)ので駅に戻り、駅二階のカフェで、本日初カフェイン。うー、よくここまで我慢した。偉いぞ、オレ。(笑)

すると、Wacken で幾度となく遭遇したオーストラリアン野郎とその一味が偶然同じ店に入ってきた。なんだか妙に縁があるヲトコだ。席から「Hi!」とそいつを呼ぶと、ヤツもスッゲー驚いている。

そろそろホームに向かおうと席を立ったオレは、ヤツと漢の握手を交わし、来年の再会を誓いあった。


ホームへ向かう途中、携帯で Masa と今夜の待ち合わせについて話していると、背後から「Hi!」と呼びかける女性の声が聞こえた。ふと振り向くと・・・

・・・マジ!?・・・リタ!!!!????

一瞬のうちに「切るボタン」を数万回いや数億回押して Masa との電話を速攻で切ったのは言うまでもない。(笑)・・・スマン、Masa。解ってくれるよな。

おーリタ! 運命の出会いか!? 明るいところで見ると一層可愛いぢゃんよ! コンチキショーー!

萌え萌え〜!(恥汗)

再会を喜び、お互いの今後の旅程を話す。彼女はこの駅での待ち時間がスッゲー長いらしい。オレらはこれからもうすぐの電車で Koln に向かうことを伝え(ちなみに「ケルン」って「コロン」に近い発音なんだけど、発音チョー難しくてこの時をはじめ旅行中一度も一発で通じなかった。。。)、そして列車の発車時刻が迫っているので、後ろ髪を引かれる思いで別れの挨拶をした。

「あ、オレらそろそろ行かなきゃ。じゃ、気をつけて。またね。Bye!」
「OK、私たちは駅のあたりをブラブラして時間潰すわ。そっちも気をつけて。また! Bye!」

そして、お互い反対方向に歩き出した。 あのー、もしもし? たった今これ書いてて気がついたんだけど、もしかしてまた惜しい事しちゃったって感じ? 妄想か?(汗)

写真とればよかったなぁと思うんだけど、なんかさ、リタって「一緒に写真撮らない?」とか恥ずかしくて言えない雰囲気があるんだよねー。うむー。また来年!

その後、一昨日はリタを見てなかったさな☆でんと「スッゲー可愛いでしょ」「うん、スッゲー可愛いッスねぇ・・・」というやりとりを延々と繰り返したのは言うまでもないだろう。(バカ)


ホームに着くと、ほどなく定刻どおりに Koln へ向かう IC が到着。

喫煙車輌にも関わらず難なく空席を GET。乗り込んだ車輌は、ICE の近代的な内装とは趣を異にする欧風のややレトロな作りがナイスな旅情を誘う。

到着までの4時間は、Wacken の会場で購入した SUPREME MAJESTY, BEYOND TWILIGHT, ELVENKING の CD を居眠りしながら一通り聴く。

一周聴いたあとは、車窓からの風景と見事なマッチングを見せた ELVENKING をリピート。うーむ。素晴らしいかも!


ライン河。都会の中ではなんてことない普通の川だが、町並みにはよく合うわ。

列車は途中 Masa の住む街の駅である Duisburg Hbf にも停車しつつ、Dusseldorf Hbf を経てそろそろ Koln がどーのーというアナウンスが聞こえてきた。車窓からは、あの世界遺産である大聖堂が遠くに見える!

網棚から荷物を下ろして下車する準備をし、しばらくすると列車が止まったのでドアを開けてホームに下りると、何となく様子がオカシイ。都会じゃないのだ。駅の南にあるはずの大聖堂もない。(笑) あれー?と思ってキョロキョロしていると、察した電車の中の人が「へーい、まだ Koln じゃないぞー。 戻れ戻れー。」と言ってくれた。
どうやら Koln の一駅前の Koln-何とかって駅らしい。Dusseldorf Hbf の次の停車駅は Koln なのに・・・不思議だ。

そして列車はすぐに再び発車し、今度こそ本当の Koln Hbf に近づいてきた。 ライン河を渡る鉄橋からの景色が素晴らしい。ライン河畔には、遊覧船が沢山停泊しているのが見える。


今回使った各所の Hbf の中では一番洗練された駅だったかも。

Frankfurt とともに国際的な展示会が開催される機会が多い Koln らしく、Koln Hbf 駅は、とても近代的なシャープなデザインが印象的な駅だった。

とにかくデカい!

北口から駅を出ると、駅の反対側にある大聖堂が駅舎の向こうからニョッキリと頭を出している。デカイ! その大きさと荘厳な佇まいに圧倒されながら、明日は大聖堂を観に行くぞと心に誓いながらホテルに向かって歩く。


Hotel Euro Garden。上等すぎて恐縮ッスわ。

2〜3分歩くうちにホテルに到着。駅前だね。

って、うわー、メッチャいいホテルやんけ! さすが★★★★。フロントでは、スーツ型の制服をキッチリと着こなしたカナリの美女2名が、オレらメタリアンをクールな笑顔で迎えてくれた。 Frankfurt のホテルの陽気なオヤジとは180度違うぞ。(笑) 美女が相手だと「Tag」という時の発音にも知らず知らずのうちに力が入る。(汗)

チェックインの手続きをサクッと済ませた後、Masa と連絡をとって Dusseldorf での待ち合わせの時間と場所を決める。そしてさな☆でんと後程ホテル1Fで落ち合う事にして、それぞれの部屋へ。

部屋もカナリゴージャス。うーん、凄いな。

まずは、これまた広くてゴージャスな浴室でゆっくりとシャワーを浴びる。スッキリして身支度を整えていると、あっという間に出かける時間になった。1Fに降りてさな☆でんと落ち合い、Koln Hbf 駅からちょうどホームに入ってきた Dusseldorf Hbf で停車する IC に飛び乗った。


Koln Hbf から Dusseldorf Hbf まではその間ノンストップの IC だと約20分。あっという間に到着だ。

Dusseldorf Hbf。駅の中にも日本人多し!

Dusseldorf Hbf のホームに到着するちょいと前、右手の大きな建物の窓から艶かしい姿の女性たちが身を乗り出してこの列車に向かって手を振るのが見えた。それぞれの窓のすぐ下には、それぞれの部屋番号と思しきアルファベットと番号が、列車の中からでもはっきりと識別できるほど大きく書かれている。・・・あぁ、列車の中からお気に入りの子を見つけたら、その建物のその部屋番号を尋ねて行って楽しむってわけね。。。

Dusseldorf は、多くの日系企業が欧州で事業展開を行う際の拠点として事業所を構える街として知られている。(ここだけめっちゃ真面目な文体だな/汗)


商業都市って感じ。他の町より普通のビルが多いの気がするんだよな。

待ち合わせ時間までには少々時間があるので、堅実なつくりの Dusseldorf Hbf 駅を出て街をぶらつく。

新しさと伝統が MIX されたような町並みは、見ようによっては確かに日本っぽいと言えるかも。日曜だと言うのにスーツ姿の日本人が歩いているのも目に付く。

繁華街をぐるーっと一回りして、ポルノ・ショップの並ぶヤバげな通りで、こっちが金貰っても断ること確実なオバちゃんの誘いを無視しながら駅に戻り、念のため Koln に戻る終電の時刻を確認して構内のカフェ(ドイツ滞在中に飲んだ中で一番美味いコーヒーだった!)で和んでいると、ほどなく Masa がやってきた。

そして Masa の先導で、彼お勧めのビアホールに向かってダベりながら歩く。

日が暮れかけているこの時間帯の Dusseldorf の端整な町並みは非常に魅力的で、すぐ後に控える御馳走への期待も手伝って、足取りも口まわりもつい軽やかになっているのが、自分でもよくわかる。


やー! 念願のドイツ式ビアホール!写真では判りにくいけど、メッチャ活気に満ちてマス。

着いたのは、"Schumacher" という店。ドイツっぽい外装(ってドイツなんだから当たり前やん/笑)を眺めながら店内に入ると、これまたドイツっぽい内装!(ってこれも当たり前だっちゅーの/笑) 混雑した店内で3人で座れる空席を見つけてそこに座る。

運ばれてきた琥珀色のビールで、まずは乾杯!

プハーッ! 美味い! メチャクチャ美味いやんけ!

この店では、グラスが空いていると注文しなくても次のビールをどんどん持ってくる。もういらない時はコースターをグラスの口に被せるのは、まさにわんこそばならぬわんこビール(笑)の味わいだ。

メタル・ドランカーズ! あの素晴らしい料理を撮り忘れたのが惜しいわ。

料理のオーダーはこの店の常連 Masa にお任せ。メニューにはない盛り合わせを「いつものー」みたいなノリでオーダーしたらしく、運ばれてきたのは大きな皿に巨大なアイスバイン(塩漬け豚すね肉の煮込み)と各種ソーセージがたっぷりのザワークラフト(キャベツの酢漬)の上に乗っかってる豪快なもの。

その皿が発散するメチャクチャな「美味しそうオーラ」は、オレとさな☆でんはそいつを見た瞬間についつい「ウヲーー!」と雄叫びを上げてしまったほどだ。

当然味の方もそのオーラに偽りなくゲロウマ。むさぼるように食いまくる。あー、ドイツに来てるんだなーって実感が湧くね、このシチュエーションは。

そしてメタル話からドイツや日本の話しまで色々と濃いぃー話題で遅くまで盛り上がり、そろそろ終電と言うことでこの店を後にして駅まで歩いて戻る。


そしてホームまで見送ってくれた Masa に世話になった礼を言い、漢の握手でドイツ or 日本での再会を誓い、Koln へと向かう列車に乗り込んだ。

車窓から夜景を観ながら、ホントにいい国だなぁーと思いを巡らす。

到着した第一印象からいい国だとは感じていたが、たった6日間の滞在であっても、この国で様々な経験を重ねた結果、その思いは非常に強いものとなった。

歴史の年輪と近代の洗練を併せ持った美しい風景と心地よい気候、美味しいビールと美味しい料理、高度に発達した生活システムの中で充実した人生を送っているように見える自立している人々・・・そして充実したメタル環境!!

いつか住みたいッス!


そして列車は Koln Hbf に着いた。

酔った身体で涼しい風を心地よく受け止めて歩きながらホテルに戻り、さな☆でんと明日の朝食の待ち合わせを決めてそれぞれ部屋に。

明日は帰国だ。

確かに日本が恋しくもあるが、ここを離れるのは寂しいなぁ。

もう少し飲みたい気分だったので、部屋のミニ・バーの扉を開く。ここは Frankfurt の時と違ってミニ・バーの飲み物は有料だが、それでも日本のホテルの部屋の飲み物のように高価ではなく、4DM の冷えたビールを取り出してグイっと飲む。美味い!

そして CNN を観てるうちに眠った。