August 2 (Fri) - The First Day -

ふと目が覚めると、車の窓ガラスを雨粒が叩いていた。時計を見ると時間は朝6時過ぎ。昨年と違って全く寒さは感じず、むしろ蒸し暑いくらいだ。

まだしばらく寝れるな・・・と思いつつウトウトしていると、ヴ〜〜〜〜ンという異音が耳元で聴こえる。「あぁ、蚊だなぁ・・・」と目を開けてみると・・・

ひぇ〜〜〜っ!

車内が沢山の蚊で充満しているぢゃあないデスかァッ!!

こ、こりゃ寝てる場合じゃないっすわ!ってことで、一匹づつ始末してゆくことに。・・・20匹以上は始末しただろうか。車内の窓ガラスや天上には、血塗れの蚊の屍体がへばりついたまさにジェノサイドな光景。執拗に殺戮を続け、あと数匹か・・・と思うと足元から続々と新たな蚊軍団が登場して本当にきりがない。

最初は、エンジンルームとかを伝って車内に侵入してくるのかと思ったが、よーく見てみると、なんと後左側のドアが半ドア状態じゃん!(泣) こりゃキリが無いはずだわ。。。

それでも、何故かオレ自身はほとんど食われなかったんだよね。その代わり、おっくんが犠牲になっていたんだけど。(汗)


祈りも空しく、冷たい雨が降り続いている・・・

諦めて再びウトウトしてまた目を覚ますと、雨は多少小降りになっているみたい。とりあえず車外に出ようした瞬間、けたたましい警報音が鳴り響いた! どうやら、寝るときにキーについてるワイヤレスの集中ドア・ロックのボタンでロックしたため、セキュリティが ON になってしまっていたらしい。わけのわからぬままもう一度そのボタンを押すと、無事警報音は鳴り止んだ。そんな機能が付いてるなんて知らんっちゅーのなぁ。近所の方々ゴメンナサイ・・・。

雨は強弱を繰り返していて、今日一日の過ごし方に強烈な不安を感じさせているが、時間もあるのでとりあえずシャワーを浴びに行くことに。ぬかるみに足を取られながらバック・ステージのシャワー・ブースに行くと、朝早い&悪天候のせいか待っている人はゼロ。2.5ユーロ払ってプレハブの中に入ると、去年入った一般向けのシャワー(大部屋だった)のと違い一人一人が独立した個室になっている。

ところが・・・お湯が出ない!(泣) 真水よりは多少温度は高めだが、かなり冷たいのだ。既に素っ裸なので文句を言いに行くのもメンドいので、シャワールームを隔てるすりガラス越しに隣の奴と「そっちお湯出る? 出ない? 困ったもんだよねぇ。Shit!」とかブー垂れ合いつつ、とりあえず我慢してそれで軽く済ませることにした。


シャワー・ブースの番をしてたオサーンに「お湯出なかったよ!」としっかり文句を言ってから車に戻り、身支度を整えてフェスティバル・エリアに向かう。雨は相変わらず短い周期で強くなったり弱くなったりしてるので持参したカッパを着用するが、それが「蛍光オレンジ」という目立ちまくりな色の逸品(笑)なために、おっくんから「まさにお貴族様的で素敵ぃ〜!」とお言葉を頂戴する。・・・って、これが好きなんじゃい!放っとけや!ゴルァ!(笑)

とっくに会場時刻を過ぎてるはずなんだけど・・・

先程通ったシャワー・ブース近辺のまるで底なし沼のように激ぬかるんでた部分をとおりがかるとは、スタッフによって板が橋のように並べられ、随分通りやすくなっている。 そこをとおり抜けて会場に入るが、まだほとんど人はいないようだ。

やっぱまずはコーヒーだろってことで、スタンドでカフェ&半分に切った胚芽パンにハムと野菜を乗せたオープン・サンドを頂く。激薄のコーヒーに軽い失望感を覚えながらも、このシチュエーションでは「全てがアリだから」と、まだ誰もいないステージを遠くに眺めながらチープな朝食を楽しんだ。

開場時間である 9:30 はとうに過ぎているのに、あまりにも人が少ないんでちょっとエントランスの方へ行ってみると・・・開演時刻である 10:00 が近づいているにも関わらずまだ開場してないんじゃん。

見回すと、近くのカフェ・スタンドにおっくん&カミ〜ンがいるのが見えたので近づいてみると、VICIOUS RUMORS の Geoff Thorpe もそこにいた。(驚) 自分のバッグから取り出したプレス・キットをおっくんに渡し自ら熱心にプロモーションする姿は、神々しくすらあった・・・。

我々は明日のショウで再会することを Geoff と約束し、おっくん&カミ〜ンが所望するヴルスト(巨大ソーセージを挟んだパン)を食いに行くことに。


やっとちゃんと撮れた! 漢なら潔く野菜一切なしで!

が、その屋台に着くと、ヴルストはまだ焼きあがっていないという。そりゃそうよね。まだ開場してないんだから。(苦笑) もう一つの Wacken 名物「ステーキ・サンド」は既に Ready だっつーことで、彼らはそれを食すことに。

うわーーー。相変わらずスッゲー食い物だな、こりゃ。肉とパンだけ。(笑) さすがにオレは朝からこれ食うのは絶対無理っすわ。(汗) 去年はこのインパクト抜群の逸品を美味くカメラに収めることが出来なくて非常に後悔したんで、今年は念入りに撮影してみたっす。(苦笑)

ステーキ・サンドを食っている間にも雨は時に激しさを増したりしながら降り続いている。会場内の地面のぬかるみも相当に酷く、オレの靴は既に泥まみれで内部にも沁みているという最悪の状態。早くも泥を避けて歩くのを諦めたよ。まだ今日のショウが始まってもいないというのに!(泣) この泥まみれの会場では、転ばないようにするのが精一杯だもの。。。


午前10時を少々超えた頃、やっと開場して会場に大勢のメタル・ヘッズがなだれ込んでくるのと、ほぼ時を同じくして True Metal Stage と Party Stage の両方で演奏が始まった!

Wacken Open Air 本編第一日目のスタートだ!

驚いたことに、開演と同時に突然雨が小雨に! 神がいるのか!? 大急ぎでビールを買って(朝だっちゅーのに・・・/苦笑) True Metal Stage へ走る。


STORMWARRIOR、意外にクオリティ高くてビックリっすわ。

まだまだ人もまばらな True Metal Stage の両側に佇む巨大なスピーカーから、コッテコテのジャーマン・スタイルのクッサいメタルを流れ出させているその主は、STORMWARRIOR

Kai Hansen を髣髴させるヘナチョコ・ヴォイス(ギターのシェイプもね)とともに疾走する楽曲、そして朝イチだというのにテンション高く展開するそのパフォーマンスは、事前に彼らの Web サイトを訪問して得た印象に基づく想像よりも全然まとも。スッゴイのを想像してただけに、この意外にもスマートな実情を知って、逆にちょっと残念だったりね。(苦笑)


今年けっこうちゃんと観た中では最もショボカッタかも。

しばらく STORMWARRIOR のジャーマン・メタル一直線なショウを楽しんでから、途中で同時に行われている AVALANCH を観に Party Stage へ移動。

楽しみにしていた生の AVALANCH は・・・うーん、しんどい。(汗) クッサい楽曲はアルバム通りの良さが感じられるんだけど、思ったよりスパニッシュ独特のアク・・・というか辺境的なショボさが強くて、ちょっと残念に思いながら観てた。演奏もかなりアマチュア臭かったなぁ。

後にバック・ステージで「今日まで VOMITORY ってバンド知らなかった」って女の子に話したら、呆れられマシタ。。。

AVALANCH が終盤に差し掛かると、巨大な2つのステージのもう片方、Black Metal Stage から整合感ある爆音が聴こえてきたので、そっちに行ってみる。予定表によると VOMITORY というスウェーデンのデス・メタル・バンドらしい。初耳。

これが、なかなかイイ感じ。凶悪な激デスなんだけど、メロディックな演出を効果的に使いながら超タイトな演奏でグイグイとショウを進める様はスッゲー観応えがあった。楽曲自体はそれほど好みではないんだけど、こういうプロフェッショナリズムを感じるショウは観ててホント楽しいわ。観客の反応も凄くイイ!


空には相変わらず低く雨雲が垂れ込めているものの、雨はもうほとんど降っていない。蛍光オレンジに輝く「お貴族様雨ガッパ((c)おっくん)」をウェスト・バッグに押し込み、雨足の弱い今のうちにお土産用のTシャツを買うことに。

く、クビが!! 街で着れねぇーー!く、クビが!! 街で着れねぇーー! その21Euroでございます

VOMITORY を聴きながら、フェスティバル・エリアのほぼ中央に位置するオフィシャルのTシャツ・ショップで Team Wacken 2001 での盟友さな☆でんへの土産として、REBELLION そして先程先陣を切ってパフォーマンスを繰り広げた STORMWARRIOR という濃いぃ所のTシャツ&パンフレットを購入。


ゴッツイルックスからヘナチョコなハイトーン・・・ゲイっぽいぜ!

DOMINE に間に合うように・・・と速攻でそれらを車に置きに行って戻ってくると、通りがかった Party Stage では今まさに失笑デザインのTシャツを買ったばかりの REBELLION が演奏をスタートさせたところ。

いや、これはヤヴァイっすわ。カマっぽさ抜群のシンガーがヘナチョコなハイトーンを決めるコッテコテの 80's ジャーマン・メトゥ。それなりに盛り上がってはいるものの、観客の間からも失笑が漏れていた・・・

結局この REBELLION は1曲見ただけで、間もなく始まる DOMINE のショウのために True Metal Stage へ。


True Metal Stage のステージほぼ中央に到着するとほぼ同時に、荘厳な S.E. が鳴り響く。

さぁ、DOMINE だ! 演奏がスタートすると同時に Morby が飛び出してきた!


何も考えずにノリまくれる貴重なバンドっす

Morby、オサーンだ・・・トテーモトテーモ、オサーンだよ!!(苦笑)


しかし、イキナリの "The Hurricane Master" からそのハイトーンは大爆発。この声はマジで凄まじいわ。立ち姿が意外なほどにカリズマティックなのも新発見。(年の功?/汗)

周りを見回すとその人気もカナリのもので、"Thunderstorm" では皆「Thunderstorm!Thunderstorm!」とコブシを突き上げ(もちオレも)、ラストの "Dragonlord" で大観衆による「♪オ〜オ〜オ〜オ〜オ〜!」というシンガロングが響き渡るほど(当然これもオレもね)。

ギタリストのプレイがやや(相当)危なげな以外は演奏も安定していて、堂に入ったそのステージングは安心して観ていられるもので、いつの日か来日して我が国の熱い XaMetalers をノック・アウトして欲しいなぁ。


ここまでシンフォニックだったとは驚き。しかも演奏巧ぁ〜〜い!

DOMINE が終わって、ビールをお替りしつつ周りのわけのわかんない酔っ払いども(オレもその一人・・・まだ正午なんだけど/汗)と談笑していると、 隣の Black Metal Stage でスウェーデンはストックホルムのデス・メタル・バンド NECROPHOBIC が始まった。

これまで彼らの作品をまともに聴いたことは無かったんだけど、実際にこの目の前で繰り広げられているデス・メタル・ショウは、彼らの作品を断片的に聴いて受けていたブルータル&ゴアな印象とは些か異なる心象・・・もちろんプラス方向に!

暴虐でありながらシンフォニックな大仰さが広がる意外とメロディックなサウンドが、実に気持ちイイんですわ、これが。演奏が異様に上手いのも高ポイント。ブルータルなデス・メタル演ってる連中って、ホントに演奏上手い奴多いね。


ここで、携帯のバッテリの残りが心許なくなってきたので、充電するために一旦プレス・ポイントに戻る。

ミネラル・ウォーター・サーバで水を汲み、椅子に腰を下ろして一休み。座って休める場所があるってのは本当に本当に心強いなぁ。これだけで去年とは全然疲労度が違うもの。 ぬかるみを歩きまくって泥だらけになった靴を脱ぐと、中から泥だらけの真っ黒な靴下に包まれた足が現れた。(汗) あー、開放的で気持ちイイ。

プレス・ポイントにいると、そこに最も近い Party Stage の音がかなりはっきりと聴こえるんだが、この時聴こえてきた非常にプログレッシヴな音が妙に気になりだした。進行表によると、その音の主は DORNENREICH なるバンドらしい。

まぁ多様な音楽性を含有しすぎて発散気味ではあったんだけどね。

知らないバンドだなぁ・・・と思いつつも、観といた方が良さそうだという本能の勧めに従って、再び泥だらけの靴に水分を吸って膨らんだ足を無理やり押し込んで、充電もソコソコにプレス・ポイントを出て Party Stage に向かうと、ステージ前はカナリの盛り上がりを見せている。

キーボードがギターと同等に活躍するプログレ・メタルなテクニカル・プレイの上で、ブラック・メタル的な絶叫ヴォイスとクリーン・ヴォイスが交互にエキセントリックに表現を重ねるアヴァンギャルドなサウンドは、非常に不思議な感触。たまに見せる耽美なゴシックっぽさもなんだかいいなぁ。「帰国後チェックせネヴァリスト」に、速攻で追加しときましたわ。


ここらでチョイト腹が減ってきたんで、ピクルス満載の巨大なホット・ドッグを買い、遠く離れた True Metal Stage で熱演する IRON SAVIOR を見ながらマターリと食事。


地面のドロドロ具合がお解りいただけますでしょうか?

この IRON SAVIOR、実際に生で観てみて意外だったのは、ジャーマン・スタイル一直線のバンドのはずなのに驚くほどその独特のクセが薄かったこと。

漢っぽい歌声と堅実な演奏とが見事に結実したそのショウは、「A 級バンド」の威厳すら感じられたッス。


そして、楽しみにしていたスウェーデンの WOLF が Party Stage に登場する時間だ!

うわっ! スゲーカッコイーッ!

とにかくよく動く!煽る!ホントカッコイイのよ〜

楽しそうにヘッド・バングを繰り出すメタル馬鹿丸出しなメンバー4人による、初期 IRON MAIDEN 的な荒々しいドライヴ感に満ちた N.W.O.B.H.M.フィーリング満点に疾走するサウンドは、実にエネルギッシュ!

特に、なかなかのルックスを持つシンガー Nick Olsson の溌剌とした若々しいパフォーマンスは鮮烈で、知らず知らずのうちにこの目はサラサラのブロンドを振り乱しながら堂々と歌う彼の姿を追ってしまう。2本のギターが共にフライング V ってのも、実に絵になってるんだよね。

いや〜、マジでいいバンドだわ。観れて良かった!


マジで SONIC DEBRIS が出るもんだと思ってただけに余計興味の対象から外れちゃったのよね。悪いバンドじゃなかったんだけど。

次なる目玉、ANGRA を観に True Metal Stage に移動する途中、Black Metal Stage を通り過ぎながらチラッと DEBRIS INC. を観る。

って、オレってばこの瞬間までずっとノルウェーのプログレ・メタラー SONIC DEBRIS が出るものだと勘違いしてたわ。(汗) このバンドはドゥーミーなヘヴィ・ロックでプログレ色は皆無・・・違うバンドなんだから当たり前やね。(汗)

観てた曲はちょうど最後の曲で、あっという間に終了。さっさと ANGRA の開演を待つ隣の True Metal Stage へ移動。


ここで奇跡が起こった・・・。鮮やかな青空を描いたそのバック・ドロップが True Metal Stage 後方に登場すると、雨こそ止んでいたもののその空を未だ覆っていた黒雲がサーッと消え、Wacken の上空には青空が広がったのだ・・・Like a Miracle Life!!


Edu ったら左手の手の平、ずっと開きっぱなしなんだよな。(笑

イントロ "In Excelsis" が最高潮に達した瞬間に "Nova Era" の新星大爆発でスタートした ANGRA は、つい先日来日公演で悶絶したばかりだというのにやっぱり超悶絶。素晴らしいメンバーが素晴らしい楽曲を素晴らしい演奏力で奏でるアメイジングなこの瞬間は、何回体験しても気持ちイイものだ。

理想的な反応を示す大観衆を味方につけた Edu が、彼ら聴衆そして自分自身の喉を笑顔とともに自由自在にコントロールする様は、観ているだけでこちらまで誇らしくなってくるような不思議な感覚に陥りそうになる。

全員がパーカッションを手にしたラテン・セッションの時、それまで猛烈にヘッド・バングしてた斜め前の女の子が、突如腰をくねらせるセクシー・ダンスに変貌してたのがメチャクチャ印象深いな・・・。

それにしても "Rebirth" はホントにオレにとってホントに特別な曲だと再確認。Edu と共に歌いながら、何度も何度も泣きそうになったよ。


次は、本日最初の天王山である HEAVENLY と NOCTURNAL RITES のバッティング・タイム。始まる15:45までは少々時間があるので、先程途中だった携帯の充電と念のためのデジカメの充電をすべく、再びプレス・ポイントへレッツゴー。

それぞれをコンセントにセットして、トイレに行くことにするが・・・そこで事件は起こった

バック・ステージのトイレに着くと、そこには数人が並んでいた。オレもトイレ代50セントを払ってその列に加わり順番を待つがなかなか進まない。どうやら入れる人数を制限しながら掃除してるらしい。そしてとうとう次に誰かが出てきたらオレが入れるというとこまで来た時・・・

「悪りぃ、全部掃除しちゃうから10分待ってくれ。」

ってヲイ!!「マジ!? 10分なんて無理無理! もう限界だっつーの! ここで漏らすぞゴルァッ!!」

・・・とブチ切れてみたら、なんとか入れてくれました。ホッ。でもトテーモアブナイトコロダタヨ・・・マジデ・・・。


スッキリした気分でプレス・ポイントに戻り、HEAVENLY と NOCTURNAL RITES のどっちを先に見るかと考えていると、そこにスケジュール変更の知らせが。 どうやら Wet Stage がすべて1バンドずつ後方にシフトしているらしい・・・つまり、HEAVENLY と NOCTURNAL RITES は被らなくなったの!? ラッキー!


ってことで、心置きなく NOCTURNAL RITES を観れる悦びを噛みしめつつ Party Stage へ!


改めて「良い曲」が多いなぁって実感。そういうバンドは強いよね。

おぉ! NOCTURNAL RITES が動いてる!(笑)

"Never Die" からメタリックに幕を開けたショウは、前作 "Afterlife" そして最新作 "Shadowland" を中心に、中盤に "The Sacred Talisman" からの楽曲を挟み込んだセット。

新シンガー Jonny の堂々とした歌いっぷりは予想通り見事なもの。ただ、アルバムよりは若干線が細いかな? 線が細いといえばリード・ギタリスト Nils もしかりで、優れたテクニックを持って凄まじいフレーズを連発してはいるんだけど、アルバムほどではないけどライヴでもその存在感があまり前に出てこない感じ。

それでも、様式美云々以前にザクザクしたメタリックな重量感が非常に気持ちイイし、最後の2曲が "Shadowland" 〜 "Afterlife" って好みな楽曲の連発だったんで、我を忘れてのヘッド・バング&シンギングに勤しませて頂きマシタ。

あ、「日の丸ヘドバン美少女隊」(試しに「美」を入れてみた/汗)も最前列で強烈に・・・いや・・・そんな言葉では到底語り尽くせないほど凄まじいヘドバンをかましてました・・・悶えて絶命と書いて「悶絶」ッス。(苦笑)


なにはともあれ、LOST HORIZON 観れて羨ましいぞ!

NOCTURNAL RITES の最中から隣にいたコイツラ(→)と一緒に歌ったりヘッド・バングの激しさを競い合ったり(笑)しながら楽しく観てたんだけど、6月に開催された Sweden Rock Fes. のリスト・バンドを腕に装着してるの見つけ、終わってからちょいと話す。

彼らはまさにこの NOCTURNAL RITES をメインの目的にスウェーデンからやって来たらしく、NOCTURNAL RITES が如何に凄いかを痛いほど語る語る語るったら語る。(苦笑)

でも、オレが訊きたいのは Sweden Rock Fes. での LOST HORIZON の様子だったりするんだな。(汗) で、 LOST HORIZON どうだった?って訊いてみたけど、「とても良いバンドだけど、ヘヴィさが足りないので余り好きではない」・・・って、NOCTURNAL RITES はどうなんよ!?(苦笑) まぁ確かにザクザクしてるけどさぁ・・・。


ハマケンの胴回り、Yngwie を肥えて・・・いや、超えてました(汗

HEAVENLY を観に Wet Stage に向かう途中、通りすがりの True Metal Stage で PRETTY MAIDSのショウをチェック。

ちょうど終盤で "Yellow Rain"、そして "Back to Back" という過去の名曲での大盛り上がり大会の真っ最中で、観衆はヤヴァイくらいエキサイトしている。

そういうオレもさすがにそれらの曲には魂を揺さぶられてしまい、思わぬ儲けものとばかりにヘッド・バングを超堪能。だって80's 大好きオサーン・メタラーにとっては、「"Back to Back" でヘッド・バンギング」って、極上の肴で美味い酒を飲むようなもんじゃん?

カメラ向けると泥掛けてきそうでけっこうビクビクなんだよね。(弱

しっかし PRETTY MAIDS って、こういう昔の曲をやってると今でもメチャクチャ魅力的なヘヴィ・メタル・バンドなんだよなぁ・・・とかなんとか考えながら Wet Stage に向かおうと歩を進めると、Wacken Open Air 恒例の(汗)「泥レス」に遭遇。

要はイカレた連中が泥まみれになって遊んでるだけなんだけど、ここまですべてを捨ててしまうって楽しいだろうなぁ。いつかはオレも・・・と一瞬思ってすぐ我に返った。なぜなら、この泥って雨だけじゃなくオシッコの含有率も高そうなんだもん!(死)


Wet Stage は4つあるステージ中、唯一テントの中に設営された小さなステージ。今年 Wet Stage に入るのはこの HEAVENLY が最初だ。去年同様エントランスの外側に入り口があると思って一旦出口から出てみたものの、あるハズの入り口が無い!?

テントの隙間から中を覗いてみると、どうやら今年の Wet Stage への入り口はエントランスの内側らしい。それはそれで嬉しいんだけど、とりあえず今はもう一回中に入らなくっちゃ・・・ってことで、出口にいるメタル・ガード(セキュリティの兄ちゃん)にパスを見せ、そこからするりと再入場。


Wet Stage に到着し、端っこの方から最前列近くまで進むと、ステージでは HEAVENLY の面々が自分たちでセッティング中。そう、この小さなステージではメンバー自身が自らの楽器のセッティングを行うのが常なのだ。

すると、イキナリ S.E. "Brake the Silence" がテントの中に轟いた!


ルパァ〜〜〜〜〜ン with なすび

そして "Destiny" が疾走を始めると、最前列付近はヘッド・バンギングの嵐に!

カミ〜ンが、そして Natsuki ママが半ば壊れ気味に悶絶している。当然オレも隣にいたガーディアンとともに、死をも賭さんかの勢いで強烈なヘッド・バングを炸裂させていたのは言うまでもない。

曲は "Sign of the Winner" 〜 "Riding Through Hell" と進んで、場内もどんどん盛り上がってゆくが、驚いたのはこうして生で見るとそんなにパクリッシュなテイストを感じないこと。純粋に「優れたメロディック・スピード・メタル」として楽しめましたわ。スケジュール変更のおかげで Fred との約束も守れたしね。(汗)

この HEAVENLY、シンガーの Ben もよく声が出ているしバンドの演奏&ステージングも意外とこなれてて実に上手くそのうえルックスも悪くない。そして当然楽曲も良いものを持ってる・・・ってことで、マジでやり方次第では日本でもイケるんちゃうんかいな?・・・って後で数人と話し合ったほどにポテンシャルを感じられるパフォーマンスだった。

で、オレは BORKNAGAR を観るために、この HEAVENLY の素晴らしいショウを残念ながら途中で抜け出し、Black Metal Stage へ急いだ。


Wet Stage のテントから出ると、既に Black Metal Stage から BORKNAGAR が吐き出す邪悪なメロディック・デス・メタル・・・"Genuine Pulse" が聴こえてきている。

早足で Black Metal Stage に近づき、BORKNAGAR の魔力に取り憑かれる準備は整った!


Vintersorg 君の成長振りにたまげましたわ。惚れるね。

知的に荒れ狂うブラック・メタルにメロディックな愁いとプログレッシヴな広がりをプラスした BORKNAGAR 独自の音世界を、まさか生で堪能できる日が来るとは思いもしなかった・・・いやはや、メッチャクチャ感激だ!

名作である 3rd アルバム "The Archaic Course" から最も多くの曲をセレクトしつつ、2nd から最新作まで満遍なく網羅したまさに「ベスト・ヒット」(ヒットしてないけど/笑)ってなセットもナイス。

去年、VINTERSORG としてここ Wacken で見た Vintersorg 君は、相変わらず多彩なデス・ヴォイスと彼独特の味わいに満ちたクリーン・ヴォイスを絶妙にスイッチしながら、去年からは見違えるほど堂々と聴衆を煽りまくる。BORKNAGAR ではベースを持ってないので VINTERSORG の時よりは自由に動けるとは思うが、いやーそれにしても立派になったもんだ。(感涙)

ドラマーの Asgeir Mickelson の姿に「おぉ!オレは SPIRAL ARCHITECT のメンバーを今見ているっ!」って超マニアック&ちっぽけな満足感(苦笑)を得ながら、この目が釘付けになったのは、高めに構えた6弦ベースを自在に操るベース・プレーヤ Tyr の超絶なプレイ。EMPEROR や SATYRICON でもプレイする彼のアグレッシヴ&テクニカルなスタイルは、凄まじいインパクトだった。


次は SAVATAGE なのだが、根詰めて観たショウが続いてちょっと疲労気味だったので、プレス・ポイントのベンチでちょいと休憩。

相変わらず腐ってしまいそうなほどに泥で湿りきった足もカナリ痛くなってきたので、また靴を脱いでボーっとする。あぁ、気持ちイイ・・・。



・・・と、突然ガクッと上体が傾くのに驚いてふと気がつく。ど、どうやら眠ってしまったらしい!?!? 時刻は・・・19時を越えている! あぁ、SAVATAGE 半分以上終わってるし〜。(泣) しかも SAVATAGE 観る間もなくもうじき DRAGONLORD の開演時刻じゃ〜ん。。。

と、泣きながら急いで SAVATAGE がプレイする True Metal Stage に向かうと、ちょうど曲は "Gutter Bullet"! いやー、間に合って良かった! ぶっちゃけこれ1曲聴ければ、他の曲はまぁいいや。(爆)

てっきり John Oliver が歌うと思ってたら、ステージの中央には誰か専任ヴォーカルがいて上手いヴォーカルを聴かせているんだけど・・・誰?

そして Jeff Waters はいつものコキコキしたアクションがちょいと浮き気味だけど音的には問題なくはまってる感じ。

名曲 "Gutter Bullet" 1曲だけだけど存分に SAVATAGE を堪能して、DRAGONLORD のために Party Stage へ。

あ、SAVATAGE、写真撮ったつもりだったけど撮れてなかった・・・。(涙)


そして DRAGONLORD は期待以上にスゴかった!!


メンツ的にはほとんど TESTAMENNT なんですけど・・・・(汗

CRADLE OF FILTH, DIMMU BORGIR を思わせるシンフォニックなブラック・メタルが、一糸乱れぬアンサンブルで繰り出される様はまさに圧巻の一言! 脱糞!

アメリカのバンドらしい重量感&安定感もバッチリだし、かと思えば北欧の一線級も真っ青なミステリアスなムードもたっぷり。これはシースルーのシャツが怪しい鍵盤奏者 Lyle Livingston の手腕によるところが大きいのかも。


皮の鎧で隠してるけど、腹がすげーっす。腹が。Best Guitarist of Wacken 2002 ケテーイ。ダントツ。

太っ腹に(汗)皮の鎧を装着した Eric Peterson は思った以上に良い声で、シンガーとしての存在感すら漂わせていたのにはビックリ。そしてソロを弾かせても意外と上手いことにちょっとだけビックリ。

で、ちょっとだけではなくマジでビックリしたのが、リード・ギタリスト Steve Smyth のアメイジングなギター・プレイ!! コイツ、化け物っすわ。鬼のような早弾き with エモーショナルなヴィブラートでセンス良くクラシカルなフレーズを弾きまくる姿は文句ナシにパーフェクト。いやー、いいもの見せて頂きました。

できる事なら Steve DiGiorgio がベースを弾いているところを見たかったけど、Derrick Ramirez のアグレッシヴさの方が実はこの DRAGONLORD には合ってたりしてね。


さすがに人気あったなぁ。超盛り上がり。

この頃になると、湿った地面の所々に大量の藁が撒かれて腰を下ろせるようになってきた。時刻的にも疲れが出てくる頃ということで、多くのメタラーが藁の絨毯の上に座って休んでいる。

オレも、次に控える Bruce Dickinson のソロ・ショウまでの間、近くにいた佐々木君とともにそこに腰を下ろしてマターリと過ごすことにした。

20時台のイイ感じの夕方、涼しくてとても心地良い気候のなかで DESTRUCTION を BGM に(贅沢!)飲むビールは最高だー!。


メアド書いてもらった紙、どこへ行っちゃったんだろう・・・。

心地良くスラッシュ夕涼みした後、Bruce Dickinson を観に True Metal Stage に向かおうとすると、いかにもジャーマンなオサーン2人組が声を掛けてきた。 「Hi, Japaner。"MHI" 知ってるか?」「は? 何それ?」「Mitsubishi Heavy Industries だよ。日本の会社だろ? オレはそこで働いてるんだ。」「Mitsubishi Heavy Industries・・・あ、三菱重工ね。OK,知ってるよ。すげービッグ・カンパニーじゃん。ビール奢ってよ。(笑)

日本にも仕事で何度か来ているらしく、横浜がお気に入りの街らしい。あ、日本に帰ったらメールするって約束したのにメアド忘れちゃったわ・・・。(汗)


そして時刻が 20:45 になると、我が師 Bruce Dickinson のステージが勢いよく始まった!


老いてますます盛ん! 師匠、漏れも精進します!

さすがこの日のヘッド・ライナーだけあって、ステージ前はもちろん会場の後ろの方まで凄い人が集まっている。

バックを固めるメンバーが誰なのかは一切解らないが、演奏の質は "Skunkworks" 時代のそれに非常に近いもので、実際の選曲もそれら中心だった気が。密かに Roy Z, Adrian Smith との "Chemical Wedding" の再現を期待していただけにちょっとだけがっかり。

だが、彼の凄まじい歌唱の前にはそんな落胆はどこへやら。先日観た IRON MAIDEN の DVD 作品 "Rock in Rio" でもそのエネルギッシュ極まりない姿に感動すら覚えたが、この日の Bruce も終始元気に動き回り、それでいて歌声の伸び/艶ともに年を経る毎にますます魅力を帯びてきていると感じさせるのにはマジでクリビツテンギョウっす!

お決まりの「Scream for me! WACKEEEEEEEEEN!」という煽りに声を枯らさん限りにレスポンスすることの気持ちよさといったらもう!!

途中、クレーンのカメラが邪魔で怒りをあらわにする場面もありながら、IRON MAIDEN の楽曲では会場中が更なる盛り上がりを見せていた。

オレといえば、時に大声で歌いながら非常に盛り上がりつつ観てたんだけど、ここに来てさすがにまた疲れが出てきたのか時折ノリながら意識を失うことが頻発し始めたので、ショウの途中で一旦ステージ前から離れ、藁の上に座って遠巻きに観ることにした。

すると、偶然にも数メートル離れた場所で同じようにマターリとステージを眺めるおっくんを発見したので、雑談しながらマターリ。


Bruce Dickinson の燃え滾るショウの本編が一旦終了し、アンコールを求める拍手が沸き起こるまでの一瞬の間、True Metal Stage 前が静粛に包まれたその時・・・・

♪でぇ〜んでずでぇ〜、でぇ〜んでずでぇ〜、でぇ〜んでずでぇ〜、でぇ〜でぇ〜・・・♪

Party Stage の方から風に乗って、聴き覚えのあり過ぎるドゥーム・リフがオレらの耳に飛び込んできた。

わははは。"Mirror Mirror" に似たりフだよなぁ・・・あれ? 本物!?!?

時計を見ると今はまだ 21:45。CANDLEMASS の出演予定時刻は 0:45 のはず。

や、やべっ! ランニング・オーダーが急遽変わってやがる!!

・・・と気付くまで、最初にリフが聴こえてから 約6.9秒。その約0.69秒後には、二人で Party Stage に向け、STEEL ATTACK も平伏すほどの疾走を開始していた!


True Metal Stage の後方から約69秒という驚異的な早さで Party Stage に辿り着くと・・・CANDLEMASS がそこに!!


神です。邪悪な。体格の割には意外と身軽なのよね〜〜〜。歌って踊れるデヴ。

そこには夢にまで見た本物の Messiah Marcolin が、その巨大な体躯から(苦笑)強烈なオーラを発散していた!!


ホント興奮したっすよ。夢みたい。。。

Messiah のその野太く呪術的なメロディック唱法は健在で、そしてその邪神の如き立ち姿から漂う存在感のデカさ(物理的にもデカいんだけど/笑)にはマジで圧倒される。デヴだろうとヴサイクだろうと・・・許す・・・うん、許すよ! てゆーか、むしろトテーモカコイイYO!

サウスポーのギタリスト Lasse Johansson の当時から時を経てさらに洗練されたスリリングなネオ=クラシカル・プレイが披露される嬉しい場面もたっぷりと封入された名曲の数々は、ノスタルジー目的の再結成による当時の楽曲の再現に留まらない新鮮なグルーヴに包まれている。

いやー、言葉に出来ないほどスゲーです。セットもほとんど覚えちゃいないほどデス。

だから怖いっちゅーの。(苦笑客の方も尋常ぢゃアリマセン、ハイ。

この日を待ち焦がれていた多くのドゥーム・ファンの盛り上がりも凄まじく、教祖に群がる信者のように逝っちゃった目で、少しでもご利益に預かろうと(苦笑)手を差し伸べつつ終始熱狂的に歌いまくる歌いまくる。

ファンがそれだけ熱狂的なだけに、この目玉バンドのスケジュールのアナウンス無き大変更は大きな波紋を呼んでいるようだ。。。

・・・ホンット、運良く見れてよかった・・・・。


凄絶な CANDLEMASS のショウの後、中盤を迎えていた CHILDREN OF BODOM のショウを Black Metal Stage 後方にて、やや放心状態でウォッチング。


Alexi、トテーモカコイイんだよねー。

CHILDREN OF BODOM を以前に日本で観た時は Club Citta と On Air East という小さめの(といっても充分な広さの)小屋だったが、今夜はどう控えめに見ても1万人以上がステージ前に集って彼らを注視してる大舞台。

それでも臆することなく・・・どころか、堂々とハジケまくる彼らの姿は実に頼もしく見えた。タイトに疾走する演奏のスリルも相変わらず満点で、観客のリアクションも実に素晴らしい。

前の方(っていっても7〜10列目くらい)で観るのも楽しいけど、やっぱオレはこうして狂喜する観客も含めたステージ全体を見るのもカナリ好き。オサーンなだけか?(汗) つっても、前の方だろうと後方だろうとどこに居てもヘドバン具合は変わんないんだけどさっ。

そうして CHILDREN OF BODOM のショウを楽しんでいる最中にも、突如襲ってくる強烈な眠気に立ったまま意識を失いそうになることが数度続いたので、ショウ終了とともにちょっと休憩しにバック・ステージに戻る。


足の痛みもだんだん辛くなってきたので、またプレス・ポイントで靴脱いで休もうと思ってたんだけど、飲んでる Alex の横を通りがかったんでちょいと立ち話してたら・・・・

Aquiles:「ブラジルでは(以下管理人により削除)」 Alex:「(F.B.I.の検閲によりすべて削除)」Edu:「前にオレの(以下管理人により削除)」

Rafa:「こないだ日本で(以下サーバ管理会社判断により削除)」 Alex:「(F.B.I.の検閲によりすべて削除)」

・・・そこに Aquiles, Edu, Rafael の ANGRA 組がやってきたんで、ついつい宴会モードに突入。疲れと楽しさが妙な化学反応を起こして、メッチャ酔っ払ってしまいマシタ。。。。こうして写真見ても、顔スゲー赤いもんなぁ・・・。(汗)

結局、1:30過ぎまで2時間近く立ちっ放しで彼らとしょーもない話(ANGRA の日本でのイメージ保持を考えると死んでも内容は書けんわ/汗)を楽しみ、本日最後の目玉である WARLORD を観るためにフェスティヴァル・エリアに戻ることに。
それにしても、せっかく ANGRA の連中と身近に話せたのに、バンドや音楽の話はほとんどせず山ほどエロ話しただけで去っていったオレって一体・・・。(汗)


バック・ステージからフェスティヴァル・エリアへ入ると、すぐそこで Takako さんと遭遇。挨拶してたらそこにちょうど Kiko が通りがかったので Kiko と Takako さんのツー・ショットを撮ってあげようとしたが、Kiko が普通にしててなんだかつまんない。

そこで試しに「Heyhey, Kiko! Take her up!」つっってみたら、これが見事にお姫様抱っこ。(笑) 写真、上手く撮れてるといいけどなぁ。


ちゃんと観たらもっと楽しめたかも。ちょっと勿体無かったなぁ。

True Metal Stage に向かう道すがら、手前の Black Metal Stage でショウの終盤を迎えていた IN EXTREMO をチラッと観る。

様々なヘンテコ楽器を抱えたメンバーが奏でる勇壮でメタリックな民族音楽は、炎柱が上がったりする大掛かりな演出もプラスに作用して、観衆は大喜び。やっぱり相当な人気バンドらしく相当に盛り上がっていた。

つっても、まぁ通りすがりにほとんど横目で見てたに等しいので正直よく判らんデス・・・。


そして時刻が 2:00 に近づくと(って普通に書いてるけどスッゲー時間だよな/汗)S.E. が鳴り響き、ついに伝説のバンド WARLORD が我々の前に姿を現した!


グヲーーー! マジで良いショウだった!

グヲーーー! イキナリ名曲 "Lucifer's Hammer"!!(悶死)

Thunder Child こと Mark S Zonder(dr)、Destroyer こと William J Tsamis(g)のオリジナル両名に加えて、HAMMERFALL の Joacim(vo) そして MOONLIGHT CIRCUS, SIGMA というマニアックなイタリアン・メタル・バンドのメンバーをサポートに配したバンドが生み出すタイトな音からは、「実体の無い昔のバンドのノスタルジー的な再現」という後ろ向きな感触は微塵も感じられない。現存する経験豊富な人気バンドと比較してもなんの遜色も無いそのパワフルかつ整合感溢れるパフォーマンスは驚異的だ。

Joacim Cans の歌声も、違和感無いどころかハマり過ぎ。ってゆーか、Joacim ってば去年ここで HAMMERFALL 観た時より明らかに上手くなってるんですけど!?(驚)


観客、演奏、パフォーマンス、全てがヘッドライナー級だったよ。特に Joacim が、期待してなかっただけに(苦笑)良かったなぁ。

セットは、復活アルバム "Rising Out of the Ashes" 中心に、要所に名盤 "Deliver Us" からの名曲を散りばめたもので、"Deliver Us from Evil" が始まった時の会場のヴォルテージといったら本当に信じられない程。

その観衆の数も、この時間帯に演奏するその日の最後のバンドとは到底信じ難い程の人数で、どう少なく見ても1万人以上はいるだろう。これほどまでに濃いぃメイニヤが多数存在するとはッ!

ラストに演奏されたこれまた往年の名曲で HAMMERFALL がカヴァーしたことでも知られる(それが復活のきっかけにもなった)"Child of The Damned" では、その HAMMERFALL の Oscar が飛び入りし伝説の復活に華を添えていた。


なーんか花火の後みたいで寂しげなんだよね・・・。

WARLORD が新たな伝説の始まりを見事に宣言した素晴らしいステージを終えると、照明がトーンダウンしたせいで巨大な両ステージの間から会場を見下ろす Wacken のシンボルが炎と共に夜空に浮かび上がる。

・・・長い一日が終わった。はぁ〜・・・やっぱ疲れるわ、Wacken。(汗)

でも、午前中こそ雨の不安が付き纏ったものの、地面のコンディションはさて置き実際にはそんなに降らなかったし、ラッキーな一日だった。

バック・ステージに戻ると、午前3時にも関わらず知った顔が相変わらずパーティを続けているが、明日も10時スタートの STORMWITCH から観ネヴァならんので、彼らに適当に挨拶してそそくさと車に戻る。

今夜は、凍死を予感した去年ほどではないにしろ昨夜とは比べ物にならないほどに寒い。行きの JAL からかっぱらってきた(苦笑)毛布と、日本から持って来たエマージェンシー・ブランケット(防寒効果抜群の薄いアルミ製シートで、携帯時は携帯電話ほどの大きさだが広げると毛布程の大きさになる)を身体に掛け、半ドアぢゃないかしっかりと確認して(苦笑)・・・あっという間(約2分後/おっくん談)に爆睡モードに入った。