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ふとした拍子に何気なく目を覚ますと、おっくんが起きてシャワーを浴びに行くところだった。寝ぼけ眼で時計を見ると、まだ朝7時。 彼の「ちょっと雨降ってるで。」という声に、不安が的中した諦めの感情が一瞬にして身体を支配しようとしたが、目をちゃんと開いて曇った窓の外を確認する気力もなく、そのまま再び眠りに落ちた・・・。 次に目を覚ますと、時計は9時半を指していた。・・・アレ?・・・明るい? もう晴れてるーーーーーーっ!\(^o^)/ ふぅ〜、良かった良かった。マジで一瞬どうなるかと思ったよ。 |
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Masa は昨晩あれからどっかにシケ込んだのか、車にその姿はない。すっかり準備の整ったおっくんはプレス・ポイントへ向かうというので、オレはシャワーを浴びに行く。 上下モロ下着のみ着用で悠然と歩くシャワー帰りのおねいさん達とすれ違いながらシャワー・ブースに出向くと、コンテナの前には男女共に既に長蛇の列。まぁ11時の開演までそんなに間もないこの時間だから仕方ないと諦め、窓口の兄ちゃんに2.5ユーロ分のコインを渡すと、「今はトラブルでお湯出ないから1ユーロでいいよ」と1.5ユーロを戻してきやがった。ナニ!? ってことは水なの!? ねぇ、真水のみなのォッ!? しかし、激しい砂埃や汗その他の色々な汁で汚れた身体をもう一日そのままにしとくのはチョイト無理っぽいので、とりあえず列に並ぶ。 ちなみにこのシャワー・コンテナの中って、廊下と半透明のアクリル板で仕切られた個室シャワーだけの簡単な作りになってるのね。当然脱衣所みたいな気の利いたものはなく、廊下でスッポンポンに脱いで個室に入り、シャワー浴び終わったらまた廊下に出てきて身体拭いて服着るって感じ。で、女性用のコンテナには一応ドアはついているものの(男性用の方はドアは開けっぱで閉まらないようになってた/苦笑)、出入りの際にドアが開くと・・・いや、あの・・・中が・・・丸見えなんですわ、これが。(汗) 廊下が見渡せるのはもちろん、各シャワー室を仕切る半透明のアクリル板もただでさえ透過率高めなのに水に濡れて限りなく透明に近くなってて・・・見たいものはモチロン、見たくないものまで全部見えちゃうのよね。 かといって、ソレを気にしながらドアの開け閉めをしてるわけでもないんだよなぁ。出入りがある度にしばらくはバーン!と全開だし、中の子は中の子で、その時に外で並んでるオレなんかと目が合っちゃったとしても全然動じずにそのままスッポンポンで身体拭いたりしてるんで、こっちも全然それが何事でも無いように平静を装うのが大変ッスわ。な〜んか不思議な感じデス。 そんな上質なオトナの娯楽に興じながら(こればっかや/苦笑)自分がこれから入る男性用コンテナの中から聴こえてくる「Fuck!」だの「Uaaaahhhh!」って凄まじい反応に冷水に対する恐怖感を募らせながら順番を待っていると、背後から「Good Morning♪」とオレの肩を叩いた。振り向くと・・・あ、Fred じゃん。オハーヨ。これで並んでても退屈せずに済むな♪ Fred はどうやら昨晩飲み過ぎたらしく、一目見てわかるほどメッチャしんどそう。聞くと、昨日は飲み物だけで120ユーロも使ったそうな。アホや。(笑) 並びながらダベってるうちに、20分くらい?して順番が回ってきたんでシャワーを浴びるが・・・これが冷蔵庫で冷やした水のようにマジで冷たい! これ、ちょっと気を抜いたら心臓止まるって、ホント。(泣) でも仕方ないので、両隣の奴らとグチグチ不満を言い合いながらチャチャっと頭と身体を洗い、帰り際に忘れずに女性用のコンテナの方にチラっと(でも瞬間的な眼力は激強で/笑)目を遣ってからシャワー・ブースを後にした。 |
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車に戻って頭を乾かしたり身支度をしているうちに時刻は開演の11時になってしまい、フェスティヴァル・エリアの方向から荘厳な爆音が聴こえてきた。ヤヴァイ! GRAVEWORM 始まっちゃった!(泣) つーわけで、準備もソコソコに大急ぎで Party Stage へ走る、走る、走る。 Party Stage に辿り着くと、まさに GRAVEWORM はメンバー全員で猛烈に扇風機ヘドバン中。うはは。めっちゃ壮観だわ。(^^)
しかも、この出音って・・・マジ、凄ぇカッコイイんだけど!? 午前中でしかも晴天というシチュエーションでは、耽美なゴシック・フィーリングたっぷりのシンフォニックなブラック・メタルはその悲愴感の威力を半減させられざるを得ないんだけど、それを差し引いてもコリャかなり泣けるわ。うん、良い良い。 パフォーマンスに素人臭さが希薄なため、限りなくA級に近い印象を受けたのも意外な驚きだ。
絶叫とグロウルを見事にコントロールしてしっかりとオーディエンスにアピールするシンガー Stefan Fiori の動きも目を惹くし、ロックの何たるかを把握したグルーヴが心地良いドラマーの存在も高ポイントだが・・・やはり・・・そう、やっぱりこの GRAVEWORM のキモはキーボードの Sabine Mair タンだった!
荘厳なシンフォニーというバンドにとって重要なファクターを担うこの Sabine タン、ポッチャリ具合な絶妙にイイ感じのホンワカとした見かけとは裏腹に、リズムが刻まれてる時は常に鬼のような扇風機ヘドバンをかましっぱなしという「意外な猛者っぷり」に激しく萌え!! 女の子のヘドバンってやっぱ可愛いなー。(馬鹿) |
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GRAVEWORM と同じく11時から Black Metal Stage で2日目の先陣を切るはずだった SINISTER は、残念ながら突然キャンセルに・・・。その代わりとして昨年も出演した HOLY MOSES が急遽エントリーされ、昨日の段階では今日のそのステージには SINISTER の看板女性シンガー Rachel 嬢もジョイントする・・・とのアナウンスがされていたんで、Rachel 嬢目当てに(汗)GRAVEWORM の最中に一瞬だけ中抜けして Black Metal Stage にダッシュ。
しかし、 Black Metal Stage に到着してステージ上を見回すも、歌っているのはたぶんそれが Sabina 姐さんである確率が高いと思われる女性スモー・レスラー(汗)がただ一人。あれー?もしかしたら Rachel タンってばラストあたりでチラッと登場するだけなのかな? と考え、あきらめて再び Sabine タンの萌え萌えヘドバンを・・・い、いや、GRAVEWORM の素晴らしい悲哀ブラック・ショウを楽しむために、Party Stage へとダッシュで戻った。 |
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お次はスウェーデンのヴァイキング・ブラック・メタラー THYRFING。このバンドも相当に楽しみだったんだよね。進行上の都合か、なぜか True Metal Stage への登場だが、まぁ細かいことは気にしない気にしない。
血や泥などを模したウォー・ペインティングを施したメンバーが登場し、1曲目はなんと名盤 "Urkraft" アルバムの必殺オープニング・チューン "Mjolner"! うーんタマランのぅ。締めの "Kaos Aterkomst" 〜 "Storms of Asgard" の流れも実に強力だったし。 攻撃的な骨格に哀感が滲む叙情シンフォニーをたっぷりと加味したこの THYRFING のヴァイキング・メトゥは、血塗れフロント・マン Thomas Vaananen の魂の絶唱と呼ぶに相応しい熱演のおかげあって、こうして生で聴くと一層その悲しみフィーリングが迫ってくる感じ。
フォークロアなシケシケ民謡メロディが登場するたびに、一緒に観ていたカミーンと「おぉ〜、まさにヴァイキングや〜♪」と半笑いしながら終始悶絶してマシタ。 |
今日も、雨の心配皆無のピーカンな天気。時刻も13時ということで、日差しはさらに強くなり気温も半端じゃないほど高く感じる。顔の日焼けは、一晩寝てホンのちょっとだけ赤みが引いたのと、朝 Wani サンに日焼け止めを借りて塗ったので(ってその時点では既に手遅れではあるんだけどね/笑)、まぁまぁ落ち着いた感じ。それでも、ずっと直射日光の下にいるとヂリヂリと焼け付くような痛みがこみ上げてくる。
なので、一旦バック・ステージに戻って冷たい水で顔を洗い、ついでにこの時点で既にもう何杯目かようわからんビールを飲んでマターリ和んでいると、Party Stage から米国産トゥルー・メタラー TWISTED TOWER DIRE の演奏開始を知らせる爆音が聴こえてきた。 |
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急いでバック・ステージから目と鼻の先にある Party Stage に行くと、はるばるアメリカからやってきたその IRON MAIDEN Influenced な正統派80年代型パワー・メタル・バンドは、まさに実直なメロディック・パワー・メタルを実践していた。
カウボーイ・ハットにミラーのなす型グラサンってな違和感バリバリなファッション(笑)に身を包んだシンガー Tony Taylor の張りのあるパワー歌唱こそアルバム通りになかなか魅力的ではあるのだが、ギターがちょいと考えられない程に・・・致命的なまでに(汗)弾けてないのが、もう気になって気になって仕方がない。 それでもしばらくはそのまま観てたんだけど、そろそろお腹も空いてきちゃったんで、Party Stage からそのまま遠ざかったところにあるフード系テントまでズズいっと後ずさりして昼飯を物色する。 近くにいたヤツが手にしていた「マカロニを炒めたような謎の食い物」が意外に美味そうだったので、今回はソレをチョイス。相変わらずトレーからこぼれるほどの山盛りだ。うむ!これも美味い!(^-^) すると、そこに偶然おっくんも腹を空かしてやってきたので、「GRAVEWORM マヂ凄かったベ?」などと今朝からこれまでの事などをアレコレ話しながら、TWISTED TOWER DIRE を BGM にマターリとオープン・エアなランチを楽しむ。もち地べたでね。(笑) TWISTED TOWER DIRE は、SENTENCED が昨日のショウでも演った IRON MAIDEN のカヴァー "The Trooper"(これはなかなか良い出来だったよ)でそのショウを終えたが、その後もシンガー Tony はステージ上で延々と謝辞を述べ続けていた。さすがアメリカ人、べしゃってもべしゃってもべしゃり足りんのな、きっと。(笑) この TWISTED TOWER DIRE、ばんでぃの友人だってことで「もしオフ・ステージであったら Say Hello よろぴく〜」と彼から託っていたんだけど、結局会えなかったわ。ってか、ステージ上で見ただけでは顔覚えられないから、もしバック・ステージにいたとしてもどれがメンバーか全くワカランからね。(汗) |
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腹ごしらえも済ませて、準備万端で向かうのは True Metal Stage・・・そう、次は待ちに待った METALIUM の登場なのだ! 2001年にここで METALIUM を観た時は、比較的前の方で悶絶に身を任せるという楽しみ方をしていたのだが、今回は「大観衆が揃ってメタリウム・サインを天に突き出している悶絶極まりない光景を是非見てみたい!」との思いから、ステージからやや離れたポジションをキープして開演を待つ。ステージ上には以前見たときと同じようなセットが組まれているが、あのマイク・スタンドの装飾はマジでカッコイイなぁ。(笑) ステージからかなり離れているにも関わらず、随分と周りの「メタリアン密度」が高くなってきたなぁと思ったその頃、METALIUM が "Fight" でそのショウが幕を開けた!
ウオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!! ・・・と魂の雄叫びを上げてふと気がついたら、さっきまでの目論みはどこへやら、無意識のうちにメッチャ前の方まで猛ダッシュしてましたわ。(^o^; ふと見ると、すぐ後ろでヨーロピアン、ガーディアン&すうざんの姿が。なんかワケわからんことを叫びながら興奮を露わにしているのが笑えるわ。(笑)
2001年のショウは、今年も PRIMAL FEAR, SINNER の両バンドでここ Wacken でプレイしている Tom Naumann を含むツイン・ギターの5人編成だったが、現在の METALIUM は彼以外の4人だ。ギター一本になったものの、Matthias Lange(タメ年!/苦笑)の見栄えのする図太い安定プレイがより引き立つようになって、結果としては◎だな。 そして今回はマッスル柄Tシャツではないごく普通のメタル衣装での登場ということでイロモノ色もグンと薄まり、今この目の前で展開されているのは「真っ当なヘヴィ・メタル・バンド」以外の何物でもない素晴らしいショウだ!
Henning Basse は最初声の出がイマイチでカナリ調子悪そうに見えたものの、中盤以降はやや持ち直した感じだったかな? まぁ今日のショウでは残念ながらベストなパフォーマンスであるようには見えなかったけど、しっかりとフロントマンとしての役割は果たせていたと思う。
そんな Henning をヘルプするかのように、Lars Ratz 先生のテンションは高い高い!(笑) 自らの歌の上手さを生かした強力なコーラス・ワークはモチロン、アクションから M.C. に至るまで、リーダーとしてバンド全体のテンションをコントロールするスター然とした振る舞いには惚れ惚れするばかり。何気にベースそのものも意外と上手いことに今ごろ気付いてみたり。(汗)
ラストの悶絶代表曲 "Free Forever" では、Lars と Matthias のダブル火吹きという荒業をも披露し、最高潮の興奮のうちに一旦本編は終了。
この後 METALIUM はすぐにステージに戻ってきた・・・白石冬実をシンガーとして!・・・と思ったら違って元 ZED YAGO 〜 VELVET VIPER の Jutta Weinhold だった!(笑) そして ZED YAGO の "Black Bone Song" をプレイ。いや〜、まさか ZED YAGO の曲をライヴで聴ける日が来るとはねぇ。ありがたやありがたや。そして Henning も加わって LED ZEPPELIN の "Rock'n'Roll" で楽しい盛り上がりをみせてショウは終了した。 今回は Lars と Matthias が散発的にメタリウム・サインをしていたのみで、楽しみにしていた Henning による「全員でメタリウム・サイ〜ン♪」な儀式がなかったのはちょいと残念だったけど、それを差し引いても METALIUM のライヴはやっぱ強力だわ。いつの日か日本に来て欲しいもんだ。 |
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悶絶のうちにメタル・ショウが終わり、ガーディアン、ヨーロピアン達とメタリウム・サインを掲げながら記念写真を撮ったりしていると、やっとこ Masa が登場。どうやら昨夜は超ノリノリのうちにどこかにシケ込み、14時まで寝てたらしい。(苦笑) ただ、カバンとか財布とか身の回りの物一式が見当たらないらしく、昨夜どうしたか酔っ払ってて覚えてない・・・と。(汗) が、念のため車に戻ってみると、しっかり車内に置いてあったとさ。確かに、昨夜の酔いっぷりじゃ車に寄って荷物置いたことも覚えてなくて当然だわ。(笑) 何はともあれ、ちゃんとあってよかったよかった。 で、METALIUM の高揚感に満ちたメタル・ショウによってカナーリ体力を消耗してしまったので、次の CAPATHIAN FOREST / EVIDENCE ONE のタイム・ゾーンは、途中までプレス・ポイントにて休憩することに。 このプレス・ポイント(に限らずバック・ステージ全域)には、最寄ステージである Party Stage の音がよ〜く聴こえてくるんだけど、今年もプレスとして来ていた LYZANXIA の POTVIN 兄弟と他愛も無いメタル話をしながらマターリと和んでいるその背後に聴こえて来る EVIDENCE ONE の音が、なかなか悪くない。 ってことで、EVIDENCE ONE を観にバック・ステージを出てフェスティヴァル・エリアへ。ちょうど身体もイイ感じに回復したしね。 |
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Party Stage ではその EVIDENCE ONE キャッチーなハード・ロックを武器に奮闘しているが・・・ステージ前に人が集まっていないし、僅かに佇んでる人にも全然受けてない。(涙) バック・ステージで感じた通り、音だけ聴いていると悪くは無いんだけど、ステージに目を遣るとメンバーに「華」が皆無なのがショウとしてはかなりキツイかも。ただ、ギタリストはフラッシーなテクニシャンで、なかなか良いプレイをしてたな。
一昨年の SOUL DOCTOR といい去年の SHAKRA といい、この手のオーソドックスな歌もの系ハード・ロックは、この W:O:A では少々浮いちゃって厳しいかもね。この EVIDENCE ONE とちょうどほぼ同じ頃に W.E.T Stage に登場していた BAI BANG も、観に行ったおっくんによると悲惨だったらしいし・・・。 |
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ってことで、サクッと Black Metal Stage に移動してノルウェーの老舗ブラック・メタル CARPATHIAN FOREST を体験。
汚なめの白塗りペイントを施した邪悪感バリバリのメンバーによってプレイされているのは、プリミティヴで寒々しいまさに「ノルウェイジャン・ブラック・メタル」という字面から想像できるとおりの音。シンフォニックなアレンジに頼らず、主に緩急の妙で構築されるドラマがなかなか堂に入ったスリルを生み出していて、イーブルな音像なのに意外と聴きやすい。1990年から活動しているという年季を感じさせる安定しきった演奏的も、聴きやすさの一端なのかもな。
それにしても、この CARPATHIAN FOREST の最大のトピックは・・・このベースのヤツだろ! マジで普通は有り得ないッスよ、この体型でミュージシャンってのは。いやぁ〜・・・世界にはまだまだ知らないことがイッパイあるなぁ。(苦笑) |
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CARPATHIAN FOREST を観終えると、そのまま隣の True Metal Stage にスライド移動して、ステージから10列目くらいの位置に進んでショウのスタートを待つ。ステージ上でショウのための準備をすすめているそのバンドは・・・MASTERPLAN! その歌声の虜になって以来心待ちにしていた「生 Jorn Lande」の時まであともう少し・・・。 時計は16時をまわったが、まだまだ「炎天下」と言っても過言じゃないほど暑い。ステージにかなり近い場所ということもあって、ショウの時間が近づくにつれ順調に人口密度も上昇、さらに暑さも増すというけっこう辛い状況・・・。
その時、オレら詰め掛けたオーディエンスの頭上めがけて、フォト・ピットのあたりから放水が始まった! おぉ! 恵みの聖水!(笑) うひー、冷たくて気持ちイイ〜♪ でもこれ、見かけより水の粒が大きくて、まともに被ると思ったより濡れるのな。まわりのおねいさん達が濡れ濡れの透け透けになっちゃって萌え萌え・・・という、まさに天からの思わぬプレゼントに一瞬我を忘れそうになりつつ、冷静にカメラをズボンの中に隠すのも忘れなかったYO!(苦笑) でもこのクール・ダウンはマジ嬉しかったな。 |
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そして、待望の Jorn Lande・・・い、いや、MASTERPLAN のショウがスタート!(笑)
おぉ〜、Jorn が動いてる動いてる! しかも鬼の形相で。(笑) オープニングは "Spirit Never Die"。超期待の初生 Jorn 声は・・・あれ?ちょっと上ずり気味? しかし、曲が進むに従って徐々に本領を発揮し、結局は超絶シャウトとブルーズ・ベースの節回しの妙に、ハズカシながら異国の地で失禁&脱糞でしたわ。まるで歌うように節を付けた M.C. も特徴的。いやはや、ホント巧いわ、この人。「邪悪な A.O.R.フィーリング」って書いててワケわかんないような感覚がなんとも魅力的なんだよね。
名曲 "Kind Hearted Light", HELLOWEEN の "The Chance" など聴き応えある楽曲で Jorn の常人離れした歌唱に悶絶しながら、やっぱり気になるのは Roland Grapow のギター・ワーク。ウェットなタッチでエモーショナルにペンタトニックを弾いてる時はホントいい音出してると思うんだけど、早弾きになると・・・一転してこれがやっぱりもう全然ダメダメで。(汗) 誰か本人に気付かせてやってくれんかな。あと、キーボードのヤツが担当パートが無い時にステージ前に出てきてハシャギまくるのも、ちょいと素人臭くてなんだかなぁって感じだったなぁ。 まぁそんな微々たる不満はありつつも、ラストの "Crawling from Hell" まで生 Jorn を存分に堪能できて大満足だったけどね。 |
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さて、次は Black Metal Stage に SOILWORK が登場する時間だ。2001年に出演した時は Party Stage でのショウだったので、この変化は大きな出世だよなぁ。今年はギャラも出たらしいし!(涙) SOILWORK のメンバーがステージに登場すると、信じられないような歓声が沸き起こる。マジ!? スッゲー大人気じゃん!? オープニング・チューン "The Flameout" 一曲で、オーディエンスは一気にヒート・アップ。オレが陣取ってるいる随分後ろの方でも、皆けっこう体を動かしているし、背伸びして前の方を見ると最前近くはなーんか大変なことになってるっぽいし。凄いじゃん。(^^)
ただ、SOILWORK のショウって、音はイイ感じにハヂケてるんだけどなんだか「ステージ上が大人しい」んだよね。見た目に暴れているのは酔拳の如きハチャメチャなパフォーマンス(笑)を実践する Ola (b) のみで、他のメンバーはほぼ定位置で演奏してるような感じ。
Bjorn にしても、これまで経験したこともないような大人数のオーディエンスに圧倒されてしまっているのか、ぎこちなさを感じる流れがスムースでない M.C. のせいで、せっかくの好意的な反応から立ち上る熱気をさらに沸き立たせることが出来てないような印象だったな。
まぁそれでも、直近の2作である "Natural Born Chaos" と "Figure Number Five" から半々ずつのセレクトに "Needlefeast" を加えたセットは SOILWORK が如何にいい曲をたくさん書いてるかを実感させる強力なもので、スタジオ盤ではやや落ち着いた空気を感じた新作の曲も、こうしてライヴで演奏されるとメロディックでありながら暴虐さも満点でかなり楽しめたデス。 |
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SOILWORK の最中、一瞬だけ Party Stage に走って EIDOLON を観に行ったんだよね。なんたって、ギタリスト Glen Drover は我が最愛の KING DIAMOND に一時期籍を置いていたという輝かしい経歴の持ち主だから。コリャひとめ見ネヴァあかんっしょ。信者としては。(馬鹿)
バンド自体は、これといって引っ掛かりどころのない普通の・・・ごく普通のヘヴィ・メタル。なので、ホンットにひと目だけ見て(大マジで69秒くらい)速攻で SOILWORK に戻っちゃったデス・・・。 |
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SOILWORK が終わったら急激に腹が空いてきたので、バック・ステージ内にあるグリル系のテントで売ってたチキン・グリル・サンドをチョイス。これが・・・大当たりの美味さ!!\(^o^)/ 今回会場で食った食い物の中では、文句ナシで一番の満足度だったッス。ちなみに時刻は18時なんだけど、これは昼メシね。 テントに腰掛けて遅いランチを頬張りながら、しばらくの間 Masa &おねいさま方とマターリと体力温存タイム。BGM は、True Metal Stage でショウを始めた RAGE だ。(贅沢!) 途中、男が声を掛けてきたので話しを聞くと、彼はフランスの NIGHTMARE のギタリスト氏。「日本でのディール先を探してるから協力よろしく!」と、プレス・キット一式をオレに渡して去っていった。あのぉ〜もしもし?オレにはそんな力は皆無なんですけど? と思ったが、まぁプレス・パスを首から提げているからそう思われても仕方ないわな・・・。 |
たっぷりと休憩を取ったところで、せっかくだからと RAGE をちゃんと観に行く。
アリャ?・・・Peavy・・・こ、こんなに横にデカかったっけ!?!? しかもいつの間にかツルツル・ヘッドになっていらっしゃってるし。(笑)
それにしても、Victor Smolski, Mike Terrana とのトリオ編成は、「現在の RAGE」としてもう完全に定着したっぽいね。特に Victor は、まるでこれまでずっとそこにいたかのような錯覚を覚えるほどに完璧なまでにハマってる感じ。
惚れ惚れする程にテクニカルな Victor のプレイが随時耳を捉えるのはモチロンなんだけれども、この日は Mike Terrana のドラミングが妙にこの身にアピールしてきたんだよね。これまで何度か彼のプレイを耳にする機会はあったけど、ここまで自分好みのプレイをする人だと感じたのはこの日が初めてかも。特にスネアを使ったフィルのパワーとタイミングのバランスが超ツボでしたわ。音も良かったし。
結局、見れたのは "Solitary Man", "Higher than the Sky" ってな終盤の2曲のみだけど、こんなにイイ感じならもうちょい早目に見にきてもよかったかなぁ・・・とちょっとだけ後悔。大好きな "Sent by the Devil" を序盤に早々に演ったとなると尚更ね。 |
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RAGE の終演後プレス・ポイントに戻ると、おっくんが受付でワタワタしている。話しを聞いてみると、ここプレス・ポイントのサービスの一つである「デジタル・カメラで撮ったデータを CD-R に焼いてもらう」のがどうもうまく行かないらしい。とりあえず彼のデジカメ内のデータは会場の PC のハード・ディスクに保存してもらったらしいのでカメラ的な空き容量と言う意味では問題ないが、そのハード・ディスク内の自分のデータを CD-R に焼いて持って帰らんことには意味ないもんねぇ。 オレはといえば、そんな様子を心配する振りをしながら(苦笑/だって最終的には絶対平気そうだからさ〜)PC でネット・サーフしたりメール書いたり・・・。せっかく Wacken にいるのに、いつもどおりに人様の日記とか掲示板とかに目を通してるそんな自分のアホさ加減に激しく萌えていると(鬱)、デッカいハゲが視界の隅っこに入ってきた。振り向くと、ショウを終えた Bjorn が登場。 どうやら Bjorn はどこかのメディアのインタビューを受けるようで、担当者がその準備をしている間にショウの労をねぎらう。受けが良かったこと自体には満足そうだったが、かなーりお疲れの様子だ。 そんな Bjorn のインタビューが始まる頃、どうやらおっくんの CD-R が試行錯誤の末、やっとこさ焼けたらしい。だから平気っつったっしょ?(苦笑) 結局この時間帯は DARK FUNERAL と KATAKLYSM のショウはパスして、プレス・ポイントの座り心地のよいソファーでマターリと(半分ウトウトしながら/汗)過ごし、時計の針が20時半を指すころ STRATOVARIUS がショウの準備を進める True Metal Stage へと向かっう。 |
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あたりの風景はイイい感じに夕方の景色になりつつあり、茜色の空の下ではバカッポー達が人目も憚らずにギューとかチューとかしまくりやがってるぜコノヤロー! チクショー! オレもスッゲーしたくなってきたー!(泣)
そんな周りの状況に寂しさが絶頂に達し、まさに「うさぎモード」に突入せんとする直前(苦笑)、STRATOVARIUS のショウが壮麗に始まった。あぁ、た、助かった・・・・なぜなら「うさぎモード」では寂しさに耐えられずに死んでしまうのだから・・・。(馬鹿) |
意外にもミドル・チューン "Kiss of Judas" で幕を開けた STRATOVARIUS のショウだけど、実はオレ、今回が生 STRATOVARIUS 初体験なのよね。うふ。直前の日本公演も観たかったではあるんだけど、やっぱ彼等が圧倒的な支持を得ているここ欧州で、万単位の熱狂的オーディエンスのエネルギーを受けながら実力を発揮する姿を見たかったので我慢しちゃったんだよね。
STRATOVARIUS ってオレ的にはアルバムでは「ソコソコ」なバンドなんだけど、こうして体験したショウは、ステージ上に焔が吹き上がり花火が炸裂する大規模な演出、そしてそれに対するオーディエンスのにわかに信じ難いほどの狂喜っぷりからヨーロピアン・メロディック・スピード・メタル勢のトップに君臨しているという事実が痛いほど伝わる、も〜んのすごく楽しめるものだったわ。
精力的に動き回ってオーディエンスを見事にコントロールする Timo Kotipelto の歌声は、オレが熱烈な支持者だってことを差し引いても超魅力的に響き渡っていたし、久々に生で見るオレの唯一の Favorite Keyboard Player、Jens Johansson(いつ以来だ? 85年の Yngwie ん時以来18年ぶり!?)の弾きまくりには、やはり興奮を隠せない!
ただ・・・Timo Tolkki の潤いに欠けるスピード・プレイだけは、こうして聴いてもやっぱり好みじゃないことを再確認しちゃったな。
彼らの楽曲の中でダントツに好きな "Will the Sun Rise?" と "Forever" を演らなかったのはマジ凹むほど残念だったけど、アルバムとして Favorite な "Fourth Dimension" と "Episode" の2枚から "Against the Wind", "Twilight Symphony", "Speed of Light" が聴けたからよかったよかった。(^^) |
すっかりあたりも暗くなり、今年の W:O:A の終幕の気配も漂ってきた22時。次の NILE と SINNER のタイム・ゾーンは、NILE は7月に既に東京で観たってことで SINNER に専念しようと Party Stage 前に陣取っていたのだが、なぜか NILE が開始予定時刻より十数分早くスタートしたので小走りで Black Metal Stage に出向いて NILE を観る。
NILE のプログレッシヴ・アラビック・ブラック・メトゥが渋谷 Quatro の数千倍の面積(根拠無き推測/汗)のこの会場で、その巨大なスケールに相応しく響き渡る様は、マジで圧巻の一言。 ただ、常人が付いていけないほどに圧巻過ぎたのか(笑)、オーディエンスが見せたリアクションは、演奏中は呆気に取られたように唖然としてステージを棒立ちで眺めるのみで、曲が終わると恐ろしいほどの大喝采が沸き起こる・・・という珍しいもの。
照明が暗かったり音が比較的小さかったりってのはバンド側の意図なのかな?・・・という疑問を持ちつつ、十数分間という少ない時間ではあったけど大ステージでの NILE を堪能し、SINNER を楽しむために Party Stage に移動した。 |
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当然今回が初体験となる SINNER だが・・・これが噂に違わぬ素晴らしいライヴ・バンドだった!
ヘヴィ・メタルの重厚な素地バリバリなキャッチーなハード・ロックは、Mat の熱い漢声と Tom Naumann, Henny Wolter の豊潤ツイン・リードのコンビネーションが涙を誘う逸品でした。
"Born to Rock", "Comin' Out Fighting", "Knife in My Heart" といった思い入れの強めの楽曲の連発に悶涙を禁じ得なかったんだけど・・・中でも極めつけは "Judgement Day"! この曲での哀愁カタルシスったら・・・ヤヴァかったね。今年の W:O:A が終わってしまうという寂しさも手伝って、危うくもう少しで涙がポロリとこぼれそうだったもんな・・・。
それにしても Henny Wolter の何かに取り憑かれたように熱く弾き狂う(まさにこの表現がぴったり!)様ってば、ホントカッコよかったッスよ。酸いも甘いも知り尽くしつつ、若き勢いにも満ちたいいギタリストだわ。 |
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SINNER のショウでの予想外のマジ悶絶に多量のエネルギーを消費したのか、カナリの空腹感を覚えたのでここらで夕食を摂ることに。たぶん 今年の W:O:A 最後の食事となるだろうってことで、念入りにフード系テント群を彷徨って決めたのは・・・中華風ヌードル。 しかし・・・こッれがもう有り得ない程に不味かったー!(+д+)マズー。 それでも空腹を満たすために我慢して食うが・・・やっぱ無理だわ、コレ。ってことで、この食い物の皮を被った有機体を半分以上残し、昨日食って美味かったハンバーグを買って食す。W:O:A 2003 最後の食事がアレってゆーのもちょいとナニだったしね。しかしこのハンバーグ、マジ美味いわ。(o^o^o) ここに来て気温が随分下がってきた中、地べたに腰を下ろして口直しのハンバーグを食いながらマターリと余韻に浸っていると、Masa とおっくんが立て続けに登場。皆で色々食いながらさらにマターリとしていると、遥か彼方の True Metal Stage で今夜のヘッド・ライナー SLAYER のショウが始まった。 |
相変わらずマターリと座って見るが、これだけ離れていてもその音を耳にしたこの身体が自然に動くってのは、さすがの SLAYER の威力のなせるワザなのか・・・。 曲が "Angel of Death" なった頃、辛抱タマランくなったおっくんが「も、漏れ、ちょっと逝ってきマツ!」と言い残して人込みの中に猛ダッシュで消えて行った。(笑) ライヴ会場でよくお見かけする、微動だにせずお仕事に専念なさってらっしゃるご立派な糞ライター/記者の方々とは違って、ホンマ熱いヲトコじゃのぅ。(^^)
最寄の Party Stage で SONATA ARCTICA がリハを行っているのを横目で眺めつつ、その "Angel of Death" 以降 "Raining Blood" まで "Reign in Blood" アルバムを曲順どおりに全曲演奏するという荒業を披露した SLAYER をマターリと楽しんだ。 |
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そして日付も変わった午前1時、マジヤヴァいくらい楽しかった今年の W:O:A を SONATA ARCTICA で燃え尽きて締め括ろうと Party Stage 前に進む途中、偶然 Wani さんと遭遇。一緒に観ようとステージ前でベストポジションを探すが、Party Stage では体験したことも無いようなギューギューの混雑っぷり・・・しかも周りが巨大な連中ばかりでステージが全く見えない状態だったので、コリャ無理だ無理無理・・・と、前で見るのは断念して後ろに下がる。 人並みをかき分けながらステージからどんどん離れるが、下がっても下がってもスゴイ人、人、人…。いやぁ〜、凄まじい人気バンドに成長したもんだ・・・と感慨に耽りながらさらに後退し、ようやく落ち着いて見れるスポットを発見したのとほぼ同時に、SONATA ARCTICA が "Abandoned, Pleased, Brainwashed, Exploited" を超絶に疾走させた!
2曲目に "Broken" を配しちゃったり、オレが聴きたいなと勝手に思ってた曲を演らなかったりと、セット的には少々アレだったけど(まぁ持ち時間45分だから仕方ないけどね)、"8th Commandment", "Fullmoon" では見事に完全燃焼させて頂きまシタ。
Tony は今夜のステージでも持ち前のコミカルなキャラを発揮させてたんだけど・・・やや空回り?(汗) "Full Moon" で冒頭の歌詞を ♪Shitting on a corner all alone〜 と変えて歌った時は、多くの観客は腹を抱えて大爆笑だったけどね。 ショウのラストは "The Cage"。この3日間の様々な楽しい出来事に思いを馳せながら、その悶絶なる疾走に乗って狂ったように「ヘドバン収め」を敢行し・・・オレの今年の W:O:A は終了した。
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いやはや・・・マジで楽しい一時だった! Thank you! Wackeeeeeen!! 凄絶な余韻の中で Wani さんと「お疲れ様デシタァーーーッ!!」と漢同士の(苦笑)固いメタル握手を交わし、バック・ステージへと歩を進める。 極限の楽しさがもたらした充実感、そして全てが終わってしまった虚脱感が入り混じった複雑な気分でバック・ステージで会う人会う人とこの3日間の楽しさを語り合うが、心地良くも限界に近い疲労感にヘロヘロさも急上昇・・・ってことで、お楽しみもソコソコに早々に車に戻りシートを倒して横になると・・・マジでコンマ数秒で意識を失った。ぐー。 |




















































