August 4 (Wed) - Departure -

待つこと一年、無事にまたこの日がやってきた。

さすがにもう4回目ともなると色んな勝手も解ってきて、W:O:A2003 から帰国後すぐのクリスマス・チケット手配に始まり、年が明けてからの種々の検討や6月に入っての実際の予約系の手配、果ては荷物の収集や荷造りに至るまで、全ての準備がまるで普段の自発呼吸のごとくスムースに完了。


そんな事からも実感できる、既にこの夏の行事が My メタル DNA の一部としてその螺旋構造の中にしっかりと組み込まれていることへの喜びに打ち震えながら、午前5時、一睡もしないままにリュックを背負って朝焼けの中を駅に向かって出発だ。

家で眠らずにいるのってケコーウ大変・・・。来年はGODZから出動しようかね。

まだ薄暗い早朝だっちゅーのに、声を発すれば「メラァ〜〜〜〜〜〜ル!」と叫び、この手はずっとメロイック・サインのまま固定されてるかのようにテンション最高潮な状態のまま、終点の水天宮前駅から直結の TCAT(東京シティ・エア・ターミナル)でリムジンバスに乗り換え、一路成田空港へ。


約50分後、バスは順調なスケジュールで第2ターミナル到着。旅行代理店に指定されたカウンターの前のソファに腰掛け、時計の針がチケット引き換え開始時刻である午前7時を指すの待っていると、日本唯一のヘヴィ・メタル・ジャーナリスト(笑)おっくんが息を切らせて目の前に現れた。

そう、例年通り、今年も彼がメタル・パラダイス行きのパートナーだ。毎年そうなのだが、おっくんはこの日も朝出発ギリギリまで原稿を書いていたらしく、メッチャ眠そうなことこの上ない感じ。。。

7時になりカウンターでバウチャーとチケット引き換えた我々は、階上のマクドで軽く腹ごしらえ。この時間の成田は、アジアやフィリピンへ飛ぶ便が多いせいか、日本の製品/食品を崩れる寸前に山積みにしたカートが乱立する「一山当てて里帰り」的な雰囲気が独特だ。

見た目は変わらねど、明らかに日本語喋ってる人の方が少ないデス。すでに異国情緒。(笑)

マクドの、不味いとはいえとりあえず「朝の必需品、コーヒー」であることに変わりはないと思われる液体でカフェイン中毒症状を緩和し終わると、そそくさと出国手続きを何事も無く済ませてシャトルでサテライトに渡り、出発ゲートで搭乗を待つことに。


今回の航空会社も、昨年同様もちろんアシアナをセレクトだ。格安な上にメシは美味いはトランジットは楽だわオマケに CA のおねいさんの上玉率も高いわでいうことナス!(古)

いや〜、初めて見て結構感動。火口を上から見ると改めて「富士山って火山ぢゃん!?」って感じね。

午前9時、唐辛子柄のシート(マジ)に我々 Team Wacken 2004 を載せた機は、時刻通りに離陸。まずはトランジット先の韓国仁川空港まで2時間半のフライトだ。

水平飛行に入り飲み物のサーヴが始まると、さっそくオレはビール、おっくんはポカリで ヘヴィ・メタルに乾杯! その後は生まれて初めて上から見下ろす富士山に興奮しつつ、テンション高めにヴァカ話に盛り上がってるうちに、アッという間に機は仁川に着陸。いやー、韓国、ホントに近いわ。


仁川でのトランジット猶予は約1時間弱。時間にすると短い感じだけれど、去年一度体験してその勝手の良さはわかってるってことで、国際線乗り継ぎの手続きをスムースに済ませて、特に焦ることなく Frankfurt 行きの出発ゲートに向かう。

相変わらずキレイで明るくてナイスな空港だ。

搭乗を待つ間、同じ便に乗る Korean Wackener はいないかな〜と周りを見回してみるが、昨年同様残念ながらそれっぽい「いかにもメタラー」な種族は見当たらず、そのままジャンボに搭乗。去年みたいに CA 席と向かい合わせの特等席ではなかったけれど、アシアナのジャンボはアジア系にしては座席ピッチが広めで比較的ゆったりとくつろげる感じなのが好印象なんだよね。


日〜韓の小さい機より、やっぱジャンボの方が安心・・・。

座席でくっちゃべりながらしばし待つうちに、機は心地よい加速と共に韓国を飛び立ち、一路メタル大国ドイツの玄関口 Frankfurtへ! 高めのテンションも更に高まってくる!!

メシ物なのに、さらにのり巻きまで付いてくるのが謎・・・。

海を越え中国領空に入る頃、アシアナ航空をセレクトする大きな理由の一つであるお楽しみの時間がやってくる。 そう、機内食だ。ここで食えるピビンパがカナーリ絶品なんだよね。洋風と韓風の選択肢から、我々は迷わず韓風・・・すなわちピビンパをセレクト。添付のチューブ型コチジャンをたっぷりと絞って混ぜ合わせ、イタダキマース!! ・・・うーむ、相変わらずメチャ美味くて、ビールも進むわ進むわ。(酔)おっくんは自らうまそうに貪りつつ、隣の英国紳士にしっかりとピビンパの食べ方を指南してたり。

メシを平らげて満腹になりつつも、これからの長丁場を寝て乗り切ろうとひたすらビールをお代わり。その甲斐あって程なくイ〜イ感じに眠くなってきたので、そのままブランケットに包まってウトウト・・・


・・・フト目を覚ますと、飛行機ってば既にロシアの大半を通過してモスクワのあたりまで到達しちゃってるぢゃん!? ラッキー! あっという間にもうチョイぢゃーん! と大喜びしながら隣の席に目を遣ると、おっくんは相変わらず熟睡できずに悶々と時間と戦っていたと思しき憔悴しきった様子。。。 「いやぁー、全然揺れなかったよなぁ?」「アホか!メッチャ揺れたで!死ぬかと思ったわ!」というやり取りも毎度の如しだ。(笑) ごめんね、いつもいつもオレだけ爆睡で♪

そうこうしてるうちにも、機はスカンジナビア上空を超えてドイツ領空に進入。程なく眼下に森や湖、そして美しい田園が広がってくると、俄然 Wacken への実感も高まってくる。そして午後5時、Frankfurt 国際空港に無事着陸。 ヲヲヲヲ! 今年も来たぞ! 待っててくれてありがとう、ジャーマニー・ザ・メタルランド!


もはや案内図要らずですわ。

呆れるほど長い行列に閉口しつつもパスポート・コントロールを難なくパスし、もはや見慣れたハズのこの異国の巨大空港の風景に例年通り新鮮な感激を覚えつつ、途中本屋に寄ったりしながら S-Bahn 乗り場のある地下へと歩を進めた。

DB のサービスカウンターで、滞在中の期間は電車に乗り放題になるレイル・パスの導入認証と翌朝ハンブルグに向かうための列車の座席予約をサクッと済ませると、ホームに滑り込んできた S-Bahn に乗り込む。

目指すは、今夜の宿の最寄駅である Frankfurt 中央駅。所要時間はたった十数分だけど、空港周辺の寂れた田舎の風景から中央駅近づくにしたがって徐々にビルが増えてきてドイツならではの近代と歴史が融合した町並みが広がっていくという、この短時間の中の景色の流れが生む異国情緒がすごい好きなんだよねー。キタキタキタキター!って感じでさ。


今年は駅前に屋台が並んでたな。チェックし損ねたけど。

そして列車はまさにアッという間に中央駅に到着。まずは何は無くとも連絡手段の確保・・・ってことで、持ってきた My プリペイド携帯に度数をチャージしようと、列車から降りたその足で駅構内の行き慣れた携帯ショップへ・・・

・・・が、ア、アレレ? ・・・な、ないっ! 去年は確かにそこに店舗があったはずの場所が・・・見事にさら地になってるやんけ!(焦) うーん、困ったけど、まぁ無いものはどうあがいても無いので、ここは諦めて後で街中のどこかの携帯ショップでチャージすることにして、一旦ホテルにチェックインするために駅を出た。

駅を出て徒歩1分もかからず、予約してあったその好立地極まりないホテルに着くと、待ち受けた笑顔のおねいさんに笑顔で応えながらチェックインの手続きを済ませ、エレベータで階上の部屋へ。うむ、安い割には清潔で広々としたナイスな部屋で一安心だ。

我々は部屋に荷物を置くと、長旅の疲れを癒す間もなく・・・ってかむしろ急ぎ気味にホテルを飛び出し、Frankfurt 市街の繁華街へ繰り出した。なぜなら、ドイツでは「閉店法」なる法律で午後8時には飲食系の店を除くほとんどの商店が閉まっちゃうんだよね。携帯ショップのその例に漏れずあと数十分で閉まってしまうので、常に携帯で通信できる状態じゃないと生きた心地がしないプチ・ケータイ中毒なオレとしては、なんとしても今日中にチャージする必要があるのだ!(狂)

Kaiser 通り。危険でもなんでもない普通ぅーの繁華街の道デス。

そんな感じにちょい焦りながら、駅の正面に伸びる Kaiser 通りを進むと、無事に自分の携帯が対応したキャリアの SIM を扱うショップをハケーン。店番のヲサーンに30ユーロ分のチャージをしてもらい、これで一安心。一安心といっても色々レベルがあるが、マジで言葉で形容しようが無いほどに一安心だったのだ。(苦笑)

去年は PIN コードを忘れてチャージできなかったおっくんの携帯にも、今年は忘れず持参した PIN コードを提示しつつチャージを試みたが、入ってる SIM がやや特殊だったみたいで、これ以上解決方法を探るのはオレらの英語力では無理(鬱)というわけで、ここでも断念・・・。


中心地の金融/官庁街は近代的なビル群がズラーリよ。

気を取り直して、そろそろ腹も減ってきたいうことで、いつもとはちょっと違う方向へ足を伸ばしてみることに。一番の目抜き通りである Zeil 通りを東進しそこから北方向へぐる〜りと廻ってみるが、これといってピンと来る目ぼしいメシ処になかなか遭遇できない・・・。仕方なく、栄えてるあたりをひと廻りしてまた Zeil 通りに戻ったところで、先ほど一応目をつけておいたピザ屋に入って乾杯&食事。う〜ん、美味だわ♪

繁華街の中心にそびえるかつての市の防備壁 Esschnheimar Trum。歴史遺産として保存されてるんだけど、一階部分はビアガーデン♪

たらふく食べて飲んで、時刻は午後10時をまわりあたりもようやく暗くなり始めた頃、満腹になった&歩き回った足の疲れも癒えたところで店を出てホテルに戻ることに。途中、駅のコンビニでビールを何本か買い部屋に戻って、テレビ観ながら馬鹿話しつつ飲みなおして・・・知らぬ間に意識を失ってた。(弱)