Jul.30(Thu): WACKEN / The 1st Day

早朝、窓の外から聞こえてくるものすごい轟音で思わず目を覚ますと・・・

・・・ご、豪雨なんですけど!? (@o@;;

これでは Wacken 行く以前にホテルから駅まで歩くのも絶対無理だ・・・と、しばし絶望感に打ちひしがれてたけど、時間が経つにつれて雨脚は徐々に弱まり、朝メシ食ってとりあえず出発の準備を進めるうちに嘘のようにピーカンな青空に! いやーよかった。日頃の行いの良さがこういうところで幸運に繋がるんだよね。(嘘)

この日はレンタカーを12:00に借り出すように予約してるので、それにあわせてチェックアウトしようと考えてたんだけど、早く起きちゃったこともあって準備が早めに整ったので、もう10時前にチェックアウトしちゃって早めに車を借りて出発することに。


すっかり雨が上がった道を数分歩き、ほぼ10時ジャストに中央駅のAVISカウンターに着いて早速手続き。 こう毎年毎年借りてると、受付のオッサンももう覚えくれてて話が早いw


キーを貰って車が待つ駐車場に行くと、言われた番号の場所には韓国メーカー KIA のドデカい RV 車が? あれれ。。昨年からはテント持参なので、車で寝るのはおっくん一名ってことで小さめの車を予約したんだけど (小さい方が安いのでね) ・・・まぁ値段が一緒ならいいか♪


駐車場そばのスーパーで水やら食料やらの買い物をサクッと済ませて、いざ Wacken へ!

道程はアウトバーンに乗るまでの市街も Stellingen からアウトバーンに乗ってからも順調そのもので、11時になる前にもう降りるインター Schenefeld まで到達。

なんと今年はアウトバーンの路肩にも電光掲示板が登場してて、もはや Wacken は「国家行事」な勢いか?


Schenefeld で一般道に戻ってから会場までの道も、時間がまだまだ早いせいか驚くほどにスムースに。 今年は PRESS/VIP/ARTIST のチェックイン窓口がここ数年の場所から移動して、いつもの「Wacken 渋滞」の最後尾になるだろうエリアのずっと手前から分岐する道を通って辿り着く感じなので、もしかしたら時間だけじゃなくてそれも奏功してるのかもな。

チェックイン窓口でも特に長時間並ぶことなく、無事にパスとパーキング・チケットをゲット。 そそくさとパーキング/キャンプ・エリアへと向かい、バックステージのゲートやトイレ&シャワーからそう遠くない場所に空いているスペースを見つけて車を停める。


うひゃーーーー!
着いたーーーーーーー!!

冒頭で「何度行っても、旅立つ何日か前からは微妙に緊張してたりする」と書いてたけど、実はその緊張状態はこうして会場に無事到着して車から降り立つ瞬間までずっと続いてたりするんだよね。 が、こうして無事に着いてしまえばもう安心。変な緊張とはここでオサラバだ。


早速、車の横にテントを設営する。 最近のテントの出来の良さには驚くばかりで、ホンットに組み立てるの簡単過ぎ。

ものの数分でテントの設営を終えてフェスを楽しむ身支度も整ったものの、時刻はまだ14時にもなってないのでバックステージを通り抜けてフェスティヴァルエリアに移動する経路はまだまだ閉まってる。



なので、パーキング・エリアの外周を大回りしてエントランスのエリアに行くことに。 ・・・が、歩いてる途中で突然雨が・・・。 空を見渡すとどんよりした雲が多く見られるもまぁなんとか持ちこたえてくれるだろう的な楽観さがあったんだけど、雨は強くなったり弱くなったりしながらけっこう降ってるし気温もかなり低めなので、一旦車に引き返してレインコートやロングTを持って再行軍。

が、雨支度をすると、とたんに降らくなったりするんだよな。。。


エントランスの広場には既に大勢のメタルヘッズが集結中。 ただ、いつもは大盛況のビア・ガーデンは、断片的に降る雨のせいで閑散としてる感じ。 とりあえず、腹が減ってきたので何か食べる&ビールで乾杯しようと屋台を物色し始めたその時、またもやかなり激しい雨が・・・。

あわてて近くの大きなテントに避難すると、そこは運よく (?) スーパーマーケットのテント。 そこの売店でビールとパンをゲットして今年の Wacken の波乱含みなスタートに乾杯!・・・してるうちに、天気はどんどん回復してきて晴れ間まで見えてきた。どんな天気やねん。(笑) まさに "Rain and Shine" を地で行ってるわ。。


雨の気配が治まったところで、メタル・マーケットで防寒 (&弱雨) 対策にパーカーを買ったりしながら、今年から新設された MEDIEVAL MARKET (& ACTION AREA) に行ってみることに。



いやーこれは面白い!!

かなり広めのエリアに中世の村を模した騎士とヴァイキングの世界が展開されてて、それ系のショップやイベント/アトラクション、そして小さなステージもある。

そこかしこにレイヤーの皆さんがウロウロしてて雰囲気醸し出してるし。




早速、鉄製の斧を投げて木の的に当てるだけのゲーム (3投で1ユーロ) にヴァイキング日本代表として (笑) チャレンジ~。 斧が見た目以上にメチャクチャ重くて (5kg以上あるんちゃうん?) 最初の2投は全然的に届かずどうなることかと思ったけど、ラストの3投めで見事に斧が的の木に突き刺さり、周囲から大歓声が! いやマヂでテンション上がるし!


このエリアのほぼ中心には、ヴァイキング船を模ったバーがで~んと鎮座してたり。 先ほどの雨宿りついでの乾杯は暫定的なものということにして、改めて今年の Wacken の幕開けに KAMPAI!

しかしなぁ、これだけヴァイキング系にフォーカスしてしかも皆大喜び感バリバリなのに、TURISAS は W.E.T. ステージなんだよな・・・。 それだけは謎だ。


MEDIEVAL MARKET のナイスな雰囲気を楽しんでるうちに時刻は15時をまわり、そろそろ開場してるハズのフェスティヴァル・エリアに行ってみると、案の定既に開場済みでワクワクしながら入場・・・

こここ今年もキターーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


いやね、もう何時間も前に会場に着いてはいるんだけれども、こうしてフェスティヴァル・エリアに入って最初にこの光景が眼前に広がる瞬間は、何度体験しても言葉に出来ないほど感激一入なんですよ。

まずはオフィシャルのTシャツを買おうと売り場の人混みに潜り込んでいくと、すぐ前に見覚えのある後姿が・・・粉ちゃん@METAL SAGAだ。 赤と黒の縞々に塗ってなくても俺にはすぐわかるぜ。(笑) しかしこのタイミングでいきなり逢えるとはなんたるオーディンの思し召し。


Tシャツを無事ゲットして再度ビールで乾杯するうちに時計は16時を示し、本年度のこけら落としを努める SKYLINE のショウが BLACK STAGE でスタート!

SKYLINE は地元 Wacken のローカルバンドで、もともと1990年にこのバンドが自らがプレイしたいためにこの地で主催したイベントが・・・まさに第一回 Wacken Open Air! という、まさに20周年を記念しての出演だ。 WOA の主宰者の1人 Thomas も当時ベーシストとして参加していたとのことで、彼も何曲かでステージに上がってプレイしてたですよ。


バンドは地味ぃなおっさんバンドって風体なんだけど、ゲストで Doro Pesch & Sabina Classen 両姐御や Tom Angelripper 師匠 (SODOM, ONKEL TOM) が登場し、さらには セクシー・ダンサーズ Fuel Girls もエロい華を添えてプレイされるオリジナル& IRON MAIDEN, AC/DC, THIN LIZZY のカヴァーの前に、オーディエンスは意外なほどに大盛り上がり。

Wacken の合言葉の一つにもなってる "Harder, Faster, Louder" や WOA のあり方を象徴するようなアンセム "We are the Metalheads" らのオリジナル曲も普通に覚え易いいい曲で、最初は全然観る予定じゃなかったんだけどいきなりお祭り気分で楽しんだ~。


SKYLINE の途中、Wacken の常連仲間である同胞 Taka さん&その友人と運よく遭遇。(嬉) いつものように GODZ や CURRENT で会っても楽しいんだけど、ここでの乾杯はやっぱ特別だ。

しかしなんで皆、揃いも揃って同じタイプの帽子かなw


まだ最初のバンドが終わったばかりだというのに、この時点でもう終了してるヤツもチラホラw

ちなみにコイツ、キルトの下は正しくノーパンでした・・・。



SKYLINE がいい感じにウォーミング・アップした熱気を引き継ぐのは、ミュンヘンのフォーク・メタル/ロック・バンド SCHANDMAUL

SCHANDMAUL は2007年にも出演してたんだけど、その当時はまだどんなバンドかよく知らなかったので完全にスルー状態・・・。 が、その後で観せてもらった DVD のあまりのカッコ良さにビックリ!ってことで、今回メチャクチャ期待して挑んだ彼らのショウはその期待を裏切らない素晴らしさ。


フルート&バグパイプ、ハーディ・ガーディ&ヴァイオリンをそれぞれ担当する2人の女性メンバーを擁する体制で奏でるのは、IN EXTREMO や SUBWAY TO SALLY を若干に洗練したような風合いのフォーク・メタル/ロック。 ダンディな声質のハゲシンガーがヲサレ感を創出しつつも、それをサビで一気にフォーキー&メディヴァルな色彩で包み込む哀愁漂うキャッチーな楽曲がタマラン~。

アピアランス的にも、ハーディ・ガーディとヴァイオリンを操る Anna Katharina Kränzlein タン がとにかくキュート過ぎて悶死。 いやーマジで良いショウだったス。(満足)


全力で SCHANDMAUL のショウを堪能して体力使ったのと、ショウの終盤に絡んできたよくわからん酔っ払いメタラー (あ、俺もそうか/汗) と遊び疲れたりしたので、メインステージを遠くに望む PARTY STAGE 後方でタイカレー (レッドカレー) 食べながら一休み。

去年のグリーンカレーも美味かったけど、今年のレッドカレーも負けない感じにイケてたな。



そう、去年まではフード系の屋台はお店ごとにそれぞれ個別のデザインだったんだけど、なぜか今年は共通の白いテントになってた。 にんにく型の屋台が特徴的だった Knobi の屋台も、看板にその主張を残すのみ・・・。 うーん、これはちょっと味気なくなっちゃった気がするなぁ。


残念ながら ANTHRAX がキャンセルになってしまい多少の時間変更があった PARTY STAGE で“シークレット・ショウ”として登場したのは・・・なーんだ、いつもの JBO か。(苦笑)

でも、そのファニーなステージ は PARTY STAGE 前に集結したオーディエンスにいつも通りにバカウケ。 ホント人気あるわ。 ・・・タイカレー食うのが忙しくて全然ちゃんと観てないけど (汗)


次なるお目当ての RUNNING WILD のショウの開始までまだ1時間以上あるので、一旦バックステージに戻って座って飲むことにして移動開始。

道中、同胞イタバシ氏&その友人軍団とバッタリ。 その中のお一方と BORKNAGAR のシャツがモロ被りで驚いた!


まだまだ前夜祭の中盤ってことで、この時点では会場ものんびりムード。

天候も安定してきた感じで、当面は雨の心配なさそうだ。 ただ、気温はやや低めで半そでTシャツ一枚だけだとちょっと肌寒い感じ。。


バックステージとフェスティバル・エリアを繋ぐ階段、別名「Stairway to Heaven」に向かうと、その最寄の BLACK STAGE では、BÖHSE ONKELZ のメンバー Stephan Weidner のソロプロジェクト DER W がプレイ中。 えーっと、どんな音だったか全く覚えてないデス。(滝汗)

そしてバックステージの大きなテントの中のテーブルの一角で懲りずにビアビア。 マターリと飲んでると、さっき SKYLINE のステージで熱唱してた Tom Angelripper 師匠ら数人が同じテーブルに来たので皆で乾杯~。 師匠、まだ早い時間なせいか完全にシラフでツマラン・・・この人は泥酔してナンボだもんなw


時刻が20時になる頃、RUNNING WILD の最期を見届けに BLACK STAGE へと移動。 かなりの人出の中を掻き分けて前方へと進み、下手側のベスト・ポジションをキープ。 Wacken のフェスティヴァル・エリアって地面が一見平らなようで微妙に起伏があって、ちょっとだけでも高く盛り上がってる場所って、やっぱり他と比べて多少見やすいのだ。

ショウが始まる前のステージ上では、Hamburg の負の歴史を扱うテーマパーク「Hamburg Dungeon」の皆さんによる寸劇がお笑い芸人の前説的に行われ・・・


・・・その流れを継ぐように Rock'n' Rolf 船長率いる RUNNING WILD が登場!

船長、先頃髪をお切りになられたようだけど今宵はバンダナをお巻きになられて特に違和感はなく、持ち前のカリスマ性を持ってオープニングの "Chamber of Lies" 一曲でいとも簡単に Wacken が Port Royal 化。 さすがは「元祖パイレーツ・メタル」。

ただこの時はショウが始まる前から、そばにいたハイテンションな謎のブラジル人とか、毎年上手ぁいこと会えてる英国人バイカー Ewan とか、久々に再会できた DRAGONFORCE の Fréd (& Dave) らと続々と話してて、時折 RUNNING WILD の最期の熱演が BGM 的に・・。(汗) それでも、神曲 "Riding the Storm" は俺的ハイライトとしてガッツリとステージに向き合って完全燃焼しましたよ。(悶)

ちなみに、この日ベースを弾いていたのは MASTERPLAN の Jan-Sören Eckert だったらしい。


ショウの中盤、急に風上の方面に広がってきたぶ厚い雨雲に悪い予感を感じて、Ewan と一緒に一旦バックステージに戻ることに。 まだまだショウの途中だけど・・・まぁ一番思い入れのある "Riding the Storm" は観れたし!(汗)

てことで、再び巨大テントのテーブルでしばし飲みモードに。 Ewan に「Sweden の友達だ~」つって紹介されたのが Laura 嬢曰く AMON AMARTH のドラマーらしかったんだけど、元々名前も顔も知らないので本当にそうだったかどうかは現時点でも謎だ。。

ちなみに、先ほどの天候の読みはまさにビンゴで、テントで飲み始めてしばらくしてから、けっこう強めの雨がザーッと降ってきた。 幸いにもひとしきり降ってすぐに止んだけどね。


さて、すっかり日も暮れた22時過ぎ、HEAVEN & HELL によるこの日を締め括るショウを TRUE-METAL STAGE に観に行く。

重鎮中の重鎮が登場ということでフェスティヴァル・エリアは人また人でごった返してはいるけれど、さすがに昨年の IRON MAIDEN の時のような満員電車級の混雑とまではいかないッスな。



そして、会場全体を不穏なダークさに包み込んだイントロダクション "E5150" から、"The Mob Rules" になだれ込む形で HEAVEN & HELL のショウはスタート!

うひー! 今夜の Ronnie、メチャクチャ歌えてるやんけ!(震)


うむー、やっぱ出音がとんでもなくスペシャルだ。 神々しい邪気というか背徳の威厳というか、常人にはどうやっても出せない「何か」がマジカルに迫ってくる様は圧巻の一言。

定番の "Children of the Sea" に加え、大好きな "I" や新作からの "Bible Black"、そして超弩級のド名曲コンビ "Falling Off the Edge of the World", "Die Young" らに、完全にノックアウト。


ただ、気温的には吐く息が真っ白になるほどにめちゃくちゃ寒くて、本編が終わったあたりでちょい後ろのヴルスト屋の屋台に避難し、続きは熱々ヴルストとグリルの炭火で暖を取りながら悶絶してたですよ。。

アンコールの初っ端には1コーラスだけだけど "Country Girl" も演って、もう言うことナシに最高~。 いやはや、完ッ全に満足。 マヂで凄かった。。。


がしかし、とにかく凍えるほどに寒くて終了後にさらにバックステージで飲むどころじゃなく、速攻テントに戻って寝袋に滑り込み、それでも寒さに震えながらもやっぱり即落ち・・・。